テレビ体操がイイって本当?道端カレンさんが実践した産後の体形ケア
2017年3月31日までの期間限定で、産後ママ向けのエクササイズなどが体験できる、筋肉リメイク体験宿泊プランが神奈川・葉山のレンタル邸宅「THE HOUSE on the beach」でスタート。
オープニングイベントには2人のママでモデルの道端カレンさんが登場。産後ママのボディケアについてお話を伺いました。
産後のボディメイキングは自宅での「テレビ体操」からスタート
――モデル界きっての運動好きで知られる道端カレンさん。出産後はどんなエクササイズをされたのですか?
私は今でこそ、フルマラソンやトライアスロンなどハードなスポーツに挑戦していますが、運動を始めたのは25才のときに第一子を出産したのがきっかけです。2人目を生んだあとも運動でボディメイキングをしたかったのですが、赤ちゃんを連れてジム通いはできませんよね。どうしようかと思っているときに見つけたのが、朝、NHKテレビで放映されていたラジオ体操のテレビ版『テレビ体操』です。早起きは慣れっこだし、これなら簡単! リフレッシュも兼ねて毎朝約3分間、テレビの前で体操することにしました。
テレビ体操は子どものころもやっていたんですが、大人になってから動いてみると、体がかたくなっていてあちこちが痛むんですよ(笑)。「イテテテ」って言いながらもいいストレッチになって、終わったあとはすっきり爽快でした。
運動を毎日続けるポイントは「ハードルを低く」
――テレビ体操なら私たちもすぐに始められそうです! カレンさんはどのくらい続けたのですか?
テレビ体操はすっかり習慣になって、約10カ月間続きました。毎朝、同じ時間に体を動かしていると「今日は体がよく動くな」とか「呼吸が荒いな、疲れているのかな」とか、だんだん自分で自分の体の状態を把握できるようになるんですよね。たった約3分間だけど「毎朝トレーニングしているんだ」という充実感もありました。
実は子どもを産む前、ランニングを始めるつもりでスニーカーまで購入したのに、三日坊主になってしまったことがあります。目標が高すぎたわけですが、物事を途中であきらめてしまうと、ちょっぴり自己嫌悪を覚えてしまう。だから何かを始めるときは、「楽」「簡単」「気持ちいい」の3つをポイントに、できるだけハードルを低く設定することが大切。その意味でも、テレビ体操は忙しい産後ママのエクササイズにおすすめです。1カ月でも2カ月でも体操を続ければ自分の自信にもつながるし、前向きな気持ちで1日をスタートできるようになると思います。
生活サイクルを赤ちゃんのリズムに合わせて、ママもリラックス
――最後に先輩ママとして、育児中のママにアドバイスをお願いします。
子どもが小さいころってママはなかなか休めませんよね。だから私は赤ちゃんが寝たあとに自分のことをするのはあきらめて、子どもと一緒に寝るようにしていました。赤ちゃんって、なぜか早く寝かしつけたいと思うときほど寝てくれないから、自分の都合を優先しようとするほど、ストレスを感じてしまいがち。それなら、いっそ赤ちゃんのペースに合わせたほうが体力的にも精神的にも楽ちんです。一定期間のことだと割りきって、流れに逆らわず身をゆだねる、の精神で乗りきりました。
カレンさんは、「3分間のテレビ体操は自分の体の声を聞く時間」とも話してくれました。赤ちゃんのお世話で自分のケアをする余裕がないからこそ、あえて体操の時間をつくるといいのかも。来年の目標は「テレビ体操を続ける」なんていうのはいかがでしょうか?(撮影/小山志麻 取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部)
Profile
道端カレン●1979年、福井県生まれ。中学3年生のときにモデルデビューを果たし、現在はテレビやラジオ、トークショーなどで幅広く活躍。2人の男の子のママでもあり、ボディメイクに関する著書を多数出版。美の伝道師として、ママを中心に人気を集めています。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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