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髪の毛、自分の分身、悪口を言わないママ友…子育て世代の「今、一番欲しいものは?」

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うたた寝 睡眠不足
⚫︎写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

今回のテーマは「今、欲しいもの」についてです。「たまひよ」アプリユーザーに聞いた意見とともに、作家の鳥居りんこさんのエピソードもお聞きしました。

物のほか、「時間」「身体」「髪の毛」「手伝い」などの声も

今、一番欲しいものはコレ!

最初にアンケート結果から紹介します。

Q:あなたが今、一番欲しいものは何ですか?

「新しい冷蔵庫が欲しい!パパの1人暮らしの時の小さいのを使っているけど、フリージング離乳食でぱんぱん!」(せろり)

「ウォーターサーバーみたいに、哺乳瓶を置いて押せばミルクが出てくるマシーンがあれば…」(まきちゃん)

「子ども用品を入れておく収納。だんだんと子ども服が増えてきて、そろそろ置く場所を増やさなきゃと思って放置してるから欲しいな、そろそろ……」(信濃)

「マイホーム。今はアパートだけど、隣の部屋を気にせずに子どもを遊ばせたい。少しぐらいうるさくても泣いてても、気にしなくてすむようになりたい」(なう)

今、一番欲しいものは物じゃない!

欲しいものは“物”ではないという、切実な思いを感じるものも多く寄せられました。

「息抜きの時間。何かしら常に気が張っていて、この子が無事かどうか、赤ちゃん中心で自分のことは後回し…。自分のペースでほっと一息ついてお茶を飲めるだけでいいので、そんな時間が今一番欲しい」(ぷりん)

「髪の毛が欲しいです…笑。産後3ヶ月目くらいから徐々に抜け始め、歩くたびに髪の毛が落ちていきます。掃除機をかけたそばから落ちているのでキリがないです」(みぃ)

「つわりがおさまるグッズ」(なる)

「引き締まった身体」(なぁな)

「家政婦さんなど、家のことをしてくれる人!」(りん)

「時間!かまってちゃんの息子のおかげで自分時間がまっったくない!」(あーと)

「実家暮らしだった独身の時のような休日が欲しい!赤ちゃんはかわいいけど、たまには1日中ぐーたらしたい!」(PUIPUI)

「影分身の能力。上の子がイヤイヤ期真っ只中で私しか寝かしつけができず、かつ、下の子も生まれたばかりで、授乳のタイミングが重なるとどうにもできず…」(じゅた)

「夫婦の時間!一緒に子育ても楽しいけど、昔みたいに2人でお出かけしたい」(ちゃそ)

「自分の経験した愚痴を話すことはあっても、他人の悪口を言わない・けなさない・人の悩みを許可なしに他人に漏らさないママ友がほしい。子育て系漫画に言いふらすママ友がいたエピソードを読んで考えさせられた」(わんわん)

「なんといっても睡眠時間が欲しいです!夜間に3時間毎に起きてまとまった睡眠時間のないことが辛いのと、ミルクを作る手間を少しでも簡単にするためにウォーターサーバーが欲しい…。
下世話なことを言うと本音は、ミルク代、オムツ代、その他光熱費がとんでもなくかかっているので1番は現金が欲しいですね…」(あき)

「自分の分身!(または、“釜爺の手”が自分に生えてほしい。笑)現在、双子を育てていて1人じゃ手が足りない。夫がいても手が足りない!自分と同じように動く分身がいれば、指示出ししなくても動けるから便利そう!釜爺の手も伸びるしたくさんあるから絶対便利。ただ普通の服が着られないと思うので、ちょっと悩む…笑」(さと嫁)

「ない!健康に過ごせているだけで十分!」(ふーママ)

親業はこの世で一番尊い仕事!?

切実なものから現実的なものまでいろいろな声が集まりました。最後に多くのママたちの相談に乗ってきた作家の鳥居りんこさんに、子育て世代へのエールをお聞きしました。

「うん、分かります!自分の経験上でも、今、赤ちゃんの子育て真っ只中の私の実娘やお嫁ちゃんを見ていても、『自分の分身』が欲しいだろうなぁって思いますもん。

子育てに家事や仕事ときたら、手なんていくらあっても足りないくらいの忙しさですから、そう思うのが普通です。
でもこれ、『パートナーや実母をもっと頼れば?』って話とはまた違うのが悩ましいところ。
頼りたくないっていうよりは、本当に本当に我が身がどうにもならなくなった時以外は、ママ・パパって頑張っちゃう生き物だからだと思います。

『私はママ・パパなんだから、この子のために頑張らなくちゃー!』になりやすい。
この世で一番、尊い仕事は親業であるとはよく聞く話ですが、本当にそう。
我が身を削ってますからね。

そういう意味でも、ママ・パパたちに一番必要なのは『時間』かもしれないですね。
睡眠時間だったり、わが子とゆっくり向き合って遊ぶ時間だったり、恋人時代のような夫婦の甘い時間だったりは欲しいですものね。

でも、最も欲しいのは自分だけのために使う時間じゃないですかね。
何も一人旅がしたいとか、高級レストランで食事したいってことではなく、本当に些細な願望。ボーッとする時間、トリートメントやパックまでとは言わないから、せめてシャンプーさせて!とか、下手するとトイレくらい好きにさせて!っていうのもあるでしょう。

それすら叶わなくて、睡眠時間が足りなさ過ぎて、疲れ果てているママもたくさんいると思うんです。アドバイスになるかは分かりませんが、私からの提案はこれです。

『手を抜け!』
だってね、手が2本しかなくて、どう考えても足りないんですから、もう2本なりの『仕事』をして、それ以上は『できません!』って開き直ることも大事です。

基本的には食わせて、着替えさせて、うまく寝かせられたら、もうその日は百点満点!

たとえ、食べてくれない、お風呂に入ってくれない、眠ってくれないってことがあっても、子どもが元気でいるなら、それで十分なんです。

『家事はどうする?』なんて、そんなのは必要最小限。余力があれば『やりんしゃい』って話。この時期は完璧主義を放棄して『手抜きのプロ』になることだと真面目に思います。

頑張りすぎずに、乗り越えていくんだ、ママ・パパ!」(鳥居りんこさん)

第1子出産の半年後、顔を洗って鏡を見たら「そういえば、ここ半年鏡を見た記憶がない?」と思ったことも。お風呂もトイレもゆっくりできない時期はありますが必ず終わりがきますから、頑張りすぎずに乗り越えてほしいと思います。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)

鳥居りんこさん

鳥居りんこさん

PROFILE)
作家、介護・家族アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。近著に『増補改訂版 親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり』(双葉社)など。最新刊は『黒い感情と不安沼』(小学館)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。

◆ブログ「湘南オバちゃんクラブ」

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2025年3月の情報であり、現在と異なる場合があります。

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