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自分の実家や義実家に滞在する時、宿泊費として現金を渡す?渡さない?

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写真はイメージです。写真提供/ピクスタ

自分の実家や義実家へ数泊するときの宿泊費はどうしてる?について「たまひよ」アプリユーザーにアンケート。宿泊費を渡す?渡さない問題の解決策について家族関係に詳しい、鳥居りんこさんに教えてもらいました。

渡す?渡さない?問題、私の場合

まず、連泊するときの宿泊費について、聞いてみました。

Q:実家・義実家に子どもと一緒に数泊する場合、宿泊費として現金を渡しますか?

渡す  7.7%
渡さない 77.6%
その他 14.7%

◾️3,000〜5,000円のお土産
「義実家へは1ヶ月に1回程度の頻度で来訪するので、毎回は持っていきませんが、バレンタイン、誰かの誕生日などイベントの時に予算3,000~5,000円のものを持っていきます。実家は遠方なので、帰省時に事前に欲しいものを聞いて買っていくか、特に希望がない時は義実家と同様の額で購入し、お土産を渡します!」(こっちゃん)

◾️買い物や食事の時の会計は私もちに
「渡すとかえって気を遣われるので渡しません。出産で2ヶ月程実家に里帰りした時も、現金を渡そうとしましたが断られました。実家では、一緒に買い物や食事に行ったタイミングでこちらが会計を持つことで普段のお礼代わりにしています。義実家には宿泊する時に1,500~3,000円程度のお菓子を渡しています」(りあ)

◾️3,000〜1万円のお酒やお肉
「手土産を持っていったり、みんなが好きな3,000~1万円ほどのお酒やお肉を買ったりして渡しています。現金は断られるので渡していません」(たーこ)

◾️2万円くらい
「滞在期間にもよりますが2万くらい。帰るタイミングでお世話になりましたと渡しています」(ゆりさん)

◾️お互いさまなので渡しません
「渡していません。手伝いをしたり、自分のところへ泊まりに来たりもするので、お互いさまです!」(toonca101)

◾️1ヶ月半の里帰りは5万円
「金額は滞在期間によりますが1ヶ月半の里帰りで5万円渡しました。帰る日にお世話になりましたと言って渡します。早めに渡すと、お土産として何か渡されてしまうので。現金とは別にお土産として1,000円~3,000円くらいの日持ちするお菓子用意しています」(ちぃちゃん)

◾️3ヶ月の里帰りの時は10万円
「数泊だったら渡していませんが、里帰りのように何ヶ月も滞在する場合は受け取ってくれるくれない関係なしに、用意して渡しています。祖父母宅に3ヶ月程里帰りした時は、最初に『これからお世話になります』と10万円を渡しました。また、年末年始に夫も1、2週間ほど滞在していたので、その時には菓子折りを渡しました」(Maria)

◾️月単位は現金を渡すことも
「里帰りなど月単位で泊まる時は現金を渡したが、1週間程度の宿泊なら、手土産だけで現金は渡していません」(かぴこ)

◾️里帰り1ヶ月の時は母に3万円
「1ヶ月ほど里帰りした時は渡しましたが、それ以外は払っていません。里帰り1ヶ月は3万円を献身的にサポートしてくれた母にポチ袋に入れて、最後の玄関を出る時に渡しました」(はるたん)

◾️後半のタイミングで1~2万円
「宿泊日後半に渡しています。現金はあまり多く渡すと遠慮されるので1万~2万円渡して、あとは外食に連れていきます」(80)

◾️少し豪華なランチとイベントでお返し
「ケーキや、少し豪華なランチなど、相手が喜ぶ物を渡すようにしています。たくさんしてもらっているので、母・父の日や誕生日などのイベントもかかさずにしています」(しろくま)

経済的負担が大きい場合は、『渡したいけど、ごめんね』的なエクスキューズを入れて、代替策を講じるのも有り!

親しき中にも礼儀あり?長期の場合や短期間のお泊まりでの親へのお礼について、鳥居りんこさんに聞きました。

「アンケート結果を見て『うんうん、納得の数字!』と思いました。8割弱が『現金は渡してないよ』ってことなんですね。

私自身も実家・義実家共に泊まらせてもらったからといって滞在費を渡した記憶もないですし、里帰り出産の時ですら実親に御礼としてのお金を包んだ覚えもないんですよね。仮に渡したとしても『実家の務めだから』と断られていたように思います。そのせいか、娘のお産の際も『実家の務め』を喜んでやっていました(笑)。
逆に親や子どもたちが遊びに来てくれた際も、滞在費としての金銭の授受はないですね。

代わりと言っては何ですが、多くの皆さんがおっしゃるように、例えば何かの記念日の時に親が喜ぶであろうプレゼントを渡すとか滞在時の外食代を負担するとか、そういう感じで感謝の気持ちを表してきたように思いますし、子どもたちからもそうされています。

しかし、これは『我が家はこうしているよ』程度の話でありまして、そこに『正解』はないと思います。それぞれのお家で事情が異なるのは当然。それこそ、ご家庭ごとのオリジナルの文化があるので、アンケート結果の大多数がこうだから、こうしないとおかしいということは一切ないと思います。

特に子育て中の家庭はいろいろと物入りなことも多いですから、無理をしないってことが一番、大事。例えば、飛行機で帰省する距離ともなれば、一家全員での大移動では交通費だけでもバカになりませんから、その上でホテル滞在並みの宿泊代金を支払うとなると、その負担ははかり知れません。(もちろん、全く負担に感じない人もいると思うので、それはその判断重視でOK!)
もしその負担感で帰省が全くされないならば、じじ・ばば世代にはその方が打撃!?『滞在費なんていらないから、孫の顔を時々は見せてね』と思うおじいちゃん、おばあちゃんは多いように感じます。

出向く側、迎える側、双方とも経済的な負担が大きいとも思うので、もし厳しい状況であれば『渡したいけど、ごめんね』的なエクスキューズを入れて、代替策を講じるのも有り!

実際に会えないとしても、子ども世代からの『じじ・ばばのことも忘れてないよ』という『気遣い』ほど嬉しいものはありません。お金をかけなくても、じじばば世代を喜ばせる方法はあるよってことも覚えていてくださいね。

私も孫のいる年齢になって思うんですが、孫の成長はプライスレスな喜び。事実、本日も私は爺さん(夫)と孫の動画を見て元気をもらっています。

滞在費を渡す・渡さない、お土産だけに留める・手ぶらで行くなどの選択肢もすべて、そこに集う親族たちが気持ちよく過ごせる方法を選べばいいのではないかなと思います。
要はギブ&テイクのバランスが極端に偏らないようにするのがコツ。自分なりの方法で、上手にバランスを取ってみてくださいね」(鳥居りんこさん)

わが家では家族にお金は必要ないのですが、美味しいお土産なしでは、家に入れてもらえません(笑)。パンは必須で、お茶菓子や紅茶などなど、喜んでもらえるお土産探しは、日頃からかかせません。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2025年2月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数156人)
※記事の内容は2025年4月の情報で、現在と異なる場合があります。

鳥居りんこさん

PROFILE)
作家、教育アドバイザー、介護アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。著書に『親の介護をはじめる人へ 伝えておきたい10のこと』(学研プラス)、『消化器内科の名医が本音で診断「お腹のトラブル」撲滅宣言!!』(双葉社)など多数。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。

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