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「食費が減らせない…」「収入減でお金が貯まらない!」増えるお金の不安。食費の見直し、まずアレをチェックして【専門家】

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●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

育休中や復帰後の収入減の時のお金の悩みについて「たまひよ」アプリユーザーにアンケート調査。出産後の貯蓄や節約について、節約アドバイザーの丸山晴美さんのアドバイスをお届けします。

妊娠中から出産後のお金の不安

まず、みんなの家計の悩みについて聞いてきました。

◾️妊娠中の収入の激減が不安
「1人目出産後、早めに2人目を考えていますが、妊娠中は収入が激減することになるため、その間貯金ができなくなるのが不安です」(みこりん)

◾️教育費の貯蓄計画が進まない
「子どもたちのものにお金が結構かかってしまい、なかなか貯まらない…。別の通帳を作ろうと思っていますがそれもなかなか進みません」(sao)

◾️夫のお小遣い
「夫がお小遣い制にしたがらないです。逆なら嫌だなと思うので強くは言えないけど、お小遣い制の方がお金は貯まりやすいだろうな…と思う」(みー)

◾️節約するつもりでも…
「物価が高くて節約しているつもりだけど、なかなかできません。時短にしたいからちょっと高くてもミールキットなどを使ってしまうので、なかなか食費を安く済ませられないです」(skiloveasu)

◾️想定外の収入減
「妻のつわりがひどく妊娠がわかった時点から仕事を休職したことで、予定外の収入減となったため、貯金している余裕がないです」(つちもん)

◾️子育て優先中
「私の収入が低いため、お金はなかなか貯まらないです。でも今の会社は定時で帰れて休みの希望が出しやすいため子育てに向いており、子どもが大きくなるまでは転職する予定はないです。貯蓄が成功している人の職業や、働き方を知りたいです。また、iDeCoや NISAをしているのかも気になります!」(アチャモ)

収入が減ったとしても、少額の貯蓄ができるように家計の見直しを

節約アドバイザーの丸山晴美さんに、物価の高騰や収入減でも耐えられる家計の見直しについて聞きました。

「高騰する生活費や想定外の出費など、お金に関して悩んでいる人が多いですね。とくに子育て世代にとって、毎日使う消耗品のおむつやミルク代などの値上げは家計に影響していると思います。中には、育休復帰後の時短勤務などで復帰前よりも収入が減り、不安を抱える人も多いのではないでしょうか。

けれども、育休中から復帰前の期間は、家計見直しのチャンスです。出産後は、子どもにかかる養育費や教育費、習い事が増えるなど、子育ては想定外な出費の連続だからです。お子さんがまだ小さい時期にこそ、これからのライフイベントを見据えた家計の見直しをしておくことはとても大切です。

貯蓄の基本は、先取り貯蓄です。
目安は手取り収入の10%と言われていますが、可能であれば20〜30%と増やしていきましょう。育休中や時短勤務などで収入が減る時期でも、減ったからできない(0円)ではなく、やりくりをして少しでも貯蓄に回しましょう。

まず、見直ししたいのが固定費です。中でも通信費やサブスク代などがあげられます。キャッシュレス時代は、気づかないうちに見えないお金が出ていることがあります。スマホは大手キャリアから格安SIMに変更したり、使っていないもしくは無くても困らないサブスク代を解約するなど、クレジットカードの明細や引き落とし口座から書き出し優先順位を考えて見直しをしてみましょう。

家事・育児の両立が大変な時期は、ミールキットやお惣菜に頼りがちです。心強い味方ではありますが、利用頻度が高くなると食費がかさんでしまう原因になるので、時間がある時に、お肉に下味を付けて冷凍をしたり、あらかじめ野菜やきのこなどを冷凍しておく“冷凍貯金”をしておくといいですね。お肉や野菜が安い時に、多めに購入し冷凍しておくと、時間と食費の節約に役立ちます。

食費の無駄の見直しは、レシートチェックです。必要だったもので、安く買えたなど問題のない出費には◯、必要なものだったけれど工夫次第で節約できたものは△、そもそも不要だったものや使いきれなかったなどムダだったものには×と、チェックしましょう。×がついたものの合計金額は、貯蓄可能金額とも言えます。またあわせて、無駄遣いしがちなお店なども分析して、利用する回数を減らすという方法も。
お金の使い方のクセを知ることは、食費を見直すきっかけになるのでおすすめです。

節約するためには、ネットショッピングは無駄遣いしがちなので要注意。子ども服や時短グッズ、化粧品などをポチッとするのはOK。だだし、買い物カゴに入れて一晩考えてから購入が鉄則です。とくに注意したいのが夜の買い物です。判断が鈍っているうえ、つい勢いで買ってしまうと後で後悔してしまうことがあるからです。

体験談にありますが夫婦のお小遣いも見直したい費目の1つです。これまで夫婦2人だけならよくても、出産後は見直しが必須です。
抵抗感があるかもしれませんが、2人で家計の現状を話し合い、教育費や住宅費、老後の貯蓄などを踏まえて、これからのお金について話しておくことが大切です。

預金の防衛対策としては、NISAやiDeCoなどを活用することも検討してみては。資産運用というと、“怖い、わからない、面倒”などというワードを思い浮かべかちですが、先延ばしするのはNGです。物価高騰時は預貯金だけで運用すると長期的に資産が目減りするだけなので、インフレ対策やライフプランに合わせた資産の運用について学び、適切な運用をしていきましょう。

また、可能であれば、収入減にそなえて家庭でできる、副業を見つけておくといいですね。
これからは、何かにつけてお金は出でいく一方です。この時期の家計の見直しは貯まる家計になるターニングポイントとなるはずです。この機会に家計の無駄や買い物のクセを見直してみませんか」(丸山晴美さん)

買い物クセは確かにありますね。節約のために多めに買ったものや、あったら便利な調味料など、使い切れていないものの見直しは大事ですね。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2025年9月の情報で、現在と異なる場合があります。

丸山晴美さん

PROFILE)
節約アドバイザー。22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。主な著書・監修書に『シングルママのお金に困らない本』(徳間書店)『お金を活かす ハッピーエンディングノート』(東京新聞)『年間100万円!がんばらなくても貯まるお金の習慣』(宝島社)など多数。

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