2男2女のママ紺野あさ美。「年末は家をピカピカにしたい!」と思うけれど、片づけた途端、別の何か出てくる日々…
元モーニング娘。元テレビ東京アナウンサーの紺野あさ美さんは、北海道日本ハムファイターズのピッチャーである夫の杉浦稔大選手と、2女2男の4人の子どもたちと家族6人で北海道で暮らしています。
連載「4人のママ紺野あさ美の息抜き育児」第10回は、「ミニマリストにあこがれながらの、年末の大掃除どうする!?」のお話です。
ミニマリストにあこがれているけれど・・・
年末が近づくと、SNSのおすすめやタイムラインには「大掃除リスト」や「すっきり収納術」がずらり。
YouTubeでは、購入品動画をよくあげていますが、こう見えて私、ミニマリストにあこがれています(キリッ)
でも、子ども4人と暮らす今の私は、なかなかミニマムに暮らすことができていないのが現状です。
「家事代行に頼ってもいいんじゃない?」と人から言ってもらうこともありますが、家の中に人を入れることにどうしても抵抗があり、まだ頼れていない現状です。
きっと、抵抗を感じるのも最初だけなのかな?
そういうサービスに頼ることも検討したいと思いつつ、踏み出せていません。
かわいい思い出のために、買いたしたいろいろなもの
今年のハロウィーンもまたいろいろ衣装を買いたしまして…。仮装してイベントに行ったり、写真を残したり。
とってもかわいい思い出を残せたものの、イベント後に待っているのは「これ手放す?来年以降に使う?」の自問自答。
部屋の断捨離を進めたり、大掃除のチェックリストも完ぺきにこなすことは難しい…。
子どもたちが寝たあとのようやくひと息つく時間でも、YouTubeやインスタの断捨離とか片づけとかそういう投稿が好きでときどき見ているので、スマホを開けば、あぁこれもやらないと…、というモードになりがちです。
「その日できたところでOK」と思うことも大切!?
本音を言えば年末に家をピカピカにして「よし、完ぺき!」としめくくりたいタイプ。
年の瀬はとくに「年末くらいちゃんと大掃除しなきゃ」という気持ちが大きくなりがちでした。
でも現実は、子どもたちの工作作品や園から持ち帰るプリント、そしていつのまにか増える片っぽだけの靴下…。
掃除機かけようと片づけた途端何か出てくる、「片づけてもまた散らかるループ」に突入します。
そうすると掃除機だけでも疲れてしまって、末っ子がお昼寝に入っても「お昼寝中くらい休みたいわ」モードに。
よし、と重い腰をあげて掃除していても上の子が「おなかすいた〜」とキッチンに乱入したり…。
結局、一気に片づけるよりも“その日できたところでOK”と自分に言い聞かせるようになりました。
今日は、キッチンやリビングに気づけばたまってた小物や書類を片づけるだけ、洗面の鏡をふくだけ、とか。
ひとつひとつの小さなことでも取り組んだだけで「よし、よくやった」とほめてみたり、
家族は気づかなかったりするから「ここキレイにしたさ」と報告してみたり。
小さなことでも、部屋がキレイになると視界が変わって気分が上がりますよね。
全部を終わらせようとすると、「あれもこれもやらなきゃいけないのに泣くからできない」「子どもの手が離せなくてできない」とイライラしてしまいがちです。
そんな鬼の形相で片づけるなら多少部屋が荒れていても「今日も子どもたちとの時間をまっとうしたな」と割りきって考えるほうがママの心にも優しい気がします。
もちろん、できるときに小掃除を積み重ねていきたいなと思いますが・・・。
家が完ぺきじゃなくても・・・、優先したいのは「家族の幸せ」
年末に向けて部屋をきれいにするのも、もちろん気持ちがいいことだけど、子どもたちとわちゃわちゃ過ごす時間も大事にしたいなと思います。
そのバランスが、難しいですね。
いくら部屋がきれいに整ったとしても、たとえば家族関係が何かうまくいっていなかったり、大きな悩みがあると、心から幸せとは言えないかなと思うんです。
人間、どんどん何かたそうとしちゃったり、片づけたり整えたり何かをよくしようという行動を求めていくものだと思うけど、
こうやって、子どもたちが無邪気に「ママ〜っ!」と来てくれるのもあと何年なんだろうなと考えると、
今のこの時間も大切にしたい・・・。
ママがトイレに行くのですらギャン泣きされてしまうけど、こんなにママを必要としている子どもたち。
“家が完ぺきじゃなくても、ちゃんと幸せ”
そんなふうに思える年末にしたいです。
もちろん、たまには気合入れて掃除もしたいなと思いますけどね。できるときに…はい(笑)
文・写真/紺野あさ美さん 構成/たまひよONLINE編集部
4人の子どもたちとの思い出が増えるに合わせて、増えていく物たち・・・。片づけたいと思いながら「子どもたちとの今日の幸せ」を大切にしている紺野さん。「うちも同じ~」と感じる家庭も多いのでは・・・。少しずつ、「できるところから」、「できるところだけ」、でいいのではないでしょうか?家族みんなの笑顔が一番大切です。
紺野あさ美さん(こんのあさみ)
●記事の内容は2025年11月の情報であり、現在と異なる場合があります。


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