本当は怖い…「隠れ教育費」に要注意!【専門家が解説】
今回のテーマは「子どもが巣立つまでにかかる費用」についてです。学費などの目安は発表されていますが、その前に塾や習い事、留学など、子どもが小さいころでは想定しづらい費用もたくさん。
子どもにかかる費用で「たまひよ」アプリユーザーはどんなことが気になっているのか、そしてどんな点に気をつければいいのか、ファイナンシャルプランナーの曽田照子さんに教えていただきました。
小中学校・高校以降の費用や部活動、習い事ってどのくらいかかる?
最初にみんなの声から紹介します。
Q:入学・習い事・学費…子育てにかかる費用で、とくに気になることは?
「4歳児の習い事の費用は1カ月にどのくらいかけていいのか?」(ぽんし)
「日用品や大きくなった時の塾や習い事代が気になる」(いおりんママ)
「小学校以降の金額が気になる。入学費用や習い事もいくつやらせるか、金額を見て考えるつもり…」(ゆき)
「お小遣いはどれくらいだといいのか。自分が子どものころとは物価も違うと思うので…。とくに中学以降の金額が気になります」(むぎ)
「中学生以降の部活動の費用や、高校以降の学費が気になります!」(うさぎのグーグー)
「高校以降の学費。自分も留学をしたので留学をさせたいが、今後も円安が進むと現実的ではないのかと心配」(ずんこ)
塵も積もれば山となるので「隠れ教育費」に注意
習い事やお小遣い、そしてまだわが子が小さい家庭では想像がつきにくい高校生以降にかかるお金問題など、気になる話題は幅広いですね。そこで、ファイナンシャルプランナーの曽田照子さんに、学費以外の、習い事や塾代、活動費、お小遣いなどへの考え方や準備の仕方について、アドバイスいただきました。
「子どもにかかる費用というと、入学金や授業料などの『学費』に目が向きがちですが、実はそれ以外の支出もじわじわと効いてきます。
習い事や塾代、お小遣いはもちろん、通学定期代や教材費、制服・カバン代、修学旅行の積立金、最近ではタブレット端末代など。こうした細々とした教育費は、学費と区別して『見えない教育費』や『隠れ教育費』とも呼ばれています。
『見えない教育費』の怖いところは、毎月や学期ごとに小分けにして払うものが多く、日々の生活費や引き落としに紛れ込みやすい点です。さらに、『子どものため』という大義名分があるため財布のひもが緩みやすく、気づかないうちに総額が大きくなってしまいがちです。入学金のように一度にドンと払うわけではありませんが、まさに『塵も積もれば山となる』で、まとめると大きな金額になってしまいます。
なかでも、読者の皆さんにとくに身近なのが『習い事・塾代』や『お小遣い』ではないでしょうか。
まず習い事については、子どもが小さいうちは『あれもこれも』と習わせてあげたくなりますが、費用感を把握しておくことが大切です。
一般的には、習い事にかける費用は家計の5〜10%以内が目安です。始めるときに『いつまで続けるか』『何を目標にするか』を決めておくと、気づかないうちに習わせすぎて支出が膨らむのを防げるはずです。
お小遣いについては、金銭教育の一環であり『教育費の一部』だと考えてもいいのではないでしょうか。家庭ごとに考え方がありますが、シンプルな基準にすると管理しやすくなります。
私自身は、小学生は『学年×100円』、中学生は『学年×1000円』(どちらも月額)を目安にする方法をおすすめしています。お手伝いと連動させる方法では、計算が複雑になって親子ともに負担になることもあるからです。お小遣い帳は、簡単でいいので、できるだけつけましょう。収支の計算を合わせるのが目的ではなく、記録と振り返りを通して、金銭管理の基本を身につけることが目的です。
また、少し先の話になりますが、中学・高校・大学と成長するにつれて『部活動』や『留学』などにお金がかかる可能性もあります。
とくに中学・高校の部活動費は強豪校ほど負担が大きくなってしまうのが悩ましいところ。遠征費や用具代、海外渡航費などは高額になりがちですが、お子さんの世界を広げる貴重な経験でもあります。『将来、子どもの“やりたい”を応援するための費用』として、学費とは別に積み立てておくと安心です。
これらを含め、家計管理の第一歩は、実態をできるだけ正確に把握することです。
家計簿をつけるのが大変という方は、何にいくら使っているのかを毎月書き出してみるだけでも、気づけることがあるはずです」(曽田照子さん)
入学金や授業料などと違い、ちょっとずつ出ていく習い事や塾代、お小遣い、交通費、教材費、制服・カバン代、積立金などは、子どもが小さいうちは読みづらいもの。学費とは別に準備できるといいですね。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
曽田照子さん
PROFILE)
ライター・エディター、ファイナンシャルプランナー。3人の娘の母。自身のライフプランに役立てるためにファイナンシャルプランナー資格を取得。子どもの金銭教育、教育資金、奨学金などにくわしい。著書に『決定版 ママ、言わないで!子どもが自信を失う言葉66』(学研プラス)ほか。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年2月の情報であり、現在と異なる場合があります。


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