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ズボラでも貯まる! 家計簿いらずの「通帳やりくり」術

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育児や家事に追われ「貯蓄したいけど、家計簿まで手が回らない!」と、やりくりに悩むママは多数。でも、実は貯めている人ほどお金の管理がシンプルで、手間をかけていないのです。そこで今回は、これまでの取材で見てきた中でも「なるほど!」と感じた、家計簿なしで予算が守れる口座管理術をご紹介したいと思います!

生活費は1口座にまとめて、通帳を家計簿代わりに!

水道光熱費はA銀行、通信費はB銀行…と使う口座が分散すると、今月の出費が全体でいくらか分からなくなり、お金の移動も大変。食費や日用品なども含め、1カ月に必要な生活出費を1つの口座で管理すれば、通帳がそのまま家計簿として機能するので管理がラクちんです♪ 残高=残り予算にすることで、お金を下すたびに「あといくら使えるか」を意識できます!

生活費口座で払う支出の範囲を決める

どこまでを“生活費”とするかは人それぞれですが、あくまで“生活に必要なもの”で絞り込むのが鉄則。少し大変ですが、水道光熱費などの固定費のほか、食費は外食ならどこまで含めるのか、日用品は1か月に何がいくつ必要かなど、生活費口座で払う範囲を一度整理してみることでおおよその予算も見えてくるはず。

使い切っていいお金だけ入れる

生活費口座には使い切っていいお金だけを入れておけば、気が楽。貯蓄や特別出費は別口座に先取り、小遣いもそれぞれ個人のお財布で管理するなどして分けておくことで、日々の出費に集中でき、予算を意識した暮らしに。「使い切っていいお金だから、月末に残った分は息抜き予算に」している人も!

現金を下すペースを決める

貯めている人ほど、銀行でお金を下す回数は少なく、「1回だけ」という人が多数。ただ、月末がいつも苦しくなりがちなら、「毎週月曜日に1万円だけ下す」など、週単位で下すのがオススメ。出費のペースが安定し、やりくりしやすくなります。

記帳しやすい環境づくりがキモ!

生活費口座を作ったのはいいけれど、月末に記帳したら赤字だった…ではNG。家計簿をつけない代わり、引き落としの明細や残高を確認する習慣は必要です。お買い物のついでに記帳できる銀行や、スマホやPCで明細が見られるネット銀行など、お金の動きをチェックしやすい銀行選びが大切。

通帳はこまめに記帳を

通帳やりくりを愛する達人たちは、「固定費(引き落とし分)と手元のやりくり費(現金で引き出す分)が、一元管理できるのがメリットだから」と記帳を怠りません。一カ月の「お金の流れ」と「あといくら使えるか」を見る習慣をつけることが、ズボラでも予算オーバーを防ぐ秘訣!

ネット銀行は、ログインしやすいように工夫

通帳がないネット銀行を生活費口座にする場合は、サイトにログインしやすい環境整備が命! スマホなら銀行のアプリをトップ画面に置く、IDとパスワードは(他人に分からない形で)メモしておく、リマインド機能などを使って週1回はチェックを促すなど、確認を忘れない工夫を。

クレジットカードを使うなら、生活費専用を用意

支払いにカードを使う場合は、生活費専用の1枚を決めておくと◎。引き落としを生活費口座に指定すれば、現金と同じ流れで管理でき、ポイントも貯まってお得! 明細で使った内容も振り返れます。ただし、使いすぎて翌月苦しくなってしまう場合は、まだ予算意識が足りていない証拠。まずは現金のみでやりくりし、1カ月の出費と向き合ってから使ったほうが無難です。


生活費で払う範囲を決めて1つの口座で管理すると、家計簿をつけなくてもおのずと予算意識が高まる効果が。使えるお金の「枠」を決めることで、ひとつひとつの出費に対し、「これは本当に必要な範囲?」「必ず使う?」と向き合え、出費が自然とセーブされます。ただし、残高を見るだけでは、細かい無駄には気づけないのが弱点。余裕ができたら家計簿をつけるなどし、自分の出費を振り返ってみると、さらに一歩上のやりくりに! (イラスト・地獄カレー/文・マネーライター 大上ミカ)


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※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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