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東京とパリの二拠点生活の杏。留守中の子どもたちへは手作りの「すごろく」や「メッセージカード」。子育ての工夫と自分時間の過ごし方

更新

焚火であぶった焼きおにぎりを手にする杏さん。(杏さんInstagramより)

2022年に3人の子どもと一緒にパリで生活することを選んだ、俳優の杏さん。パリと東京との二拠点生活を送りながら、ドラマや映画、バラエティ番組への出演、そして130万人が登録するユーチューバーとしても活躍しています。そんな杏さんが2026年3月にフランス・パリでの子育てのきっかけとなった旅のことと、日々のことをつづったエッセイを2冊同時に出版しました。杏さんに、双子・年子を育てる毎日で感じていることや、子育ての合間に楽しんでいることについて聞きました。
全2回のインタビューの後編です。

▼<関連記事>前編を読む

「生まれたときから遊び相手がいる」双子育児の魅力

2025年4月の杏さんのお誕生日、すてきなケーキと共に。(杏さんInstagramより)

――2016年に双子の女の子を出産されています。双子のママとして「これは双子でよかった」と思うことはありますか?

杏さん(以下敬称略) いちばんは誕生したときから遊び相手がいる、気持ちをわかち合える存在がいるということだと思います。これは親としてはとっても楽です。フランスで暮らすことになったときも、フィンランドでのロケに子どもたちを同行して3カ月間生活したときも同じ気持ちの人が自分の横にいるということは、やっぱり心強かったと思います。

――双子の女の子たちには「長女」、「二女」の区別はしていないと聞きました。

杏 戸籍上の「長女」「二女」はありますが、本人たちにはあえて「あなたはお姉ちゃん」、「あなたは妹」とは話していません。「あなたたちは双子だから一緒だよ」と話しています。だからまわりの大人にも話していません。同じ日、ほぼ同じ時間に生まれても少し早いだけで「姉」、「妹」と役割を与えてしまうのはちょっとな、と感じたのでそうしています。

――杏さんがお仕事で日本に行かれるときも双子ちゃんと弟君の3人で協力してくれていますか?

杏 普段はけんかもしますが、私が日本への出張でいないときはきょうだいで話し合って気がまぎれる部分は確実にあると思います。

ママを独占できる時間が、親子の絆を強くする

――子ども1人ずつとデートの時間を設けている聞きました。現在も続けているのでしょうか?

杏 今ちょうどパリは冬休みなんですが、この冬休みもみんなと話し合い、私と2人だけでいく1泊2日の旅行を計画して実行しました。だから私は3回旅行しました。

――別々のところにですか?

杏 そうです。別々のところです。3人それぞれが、好きそうなところや興味のあるところを考えました。日帰りもできるくらいの近いところでしたが、あえて1泊して1人ひとりと濃厚な時間を過ごしました。いつもの私と子どもたち4人での会話とは違い、やっぱり1対1で向き合うと新しい発見がありますね。

――それは有意義な時間ですね。

杏 子どももお母さんを独占できることがうれしいのか、とにかく楽しそうでした。これもお留守番している子どもを預かってくれる友人がいたから実行できたんです。ありがたいです。

――今後も1人ひとりと向き合う時間は続けていこうと考えていますか?

杏 お留守番の子どもをみてくれる方の存在ありきですが、今後も続けていけたらいいなと思っています。でも、思春期にさしかかると状況も変わるかもしれません。今はひとまず、歯医者や病院の前後などで、ちょっとお茶したりごはんを食べたりという機会はつくっていきたいと思っています。

忙しい毎日の中でも自分の趣味時間もしっかりつくる

――お仕事でしばらく子どもたちと離れるとき、必ずしていることがあれば教えてください。

杏 留守中に寂しくないような工夫はしています。初めて泊まりロケで家をあけたときは、1人ひとりに大きな紙に「すごろく」を作ってあげていました。1日の工程を全部すごろくにして、朝起きて歯磨きをしたら1マスシールを貼り、おふろに入ったらまた1マスと、全部埋まったらお母さんが帰ってくる、という感じです。ところどころに写真やシールを貼ったり、私の似顔絵のところに「頑張れ」と吹き出しをつけたりしたものを作って渡していました。

――すてきなアイデアです。子どもたちも楽しみながらお母さんの帰りを待てますね。

杏 すごろくは、時間の流れがまだよくわからない3、4歳のときに作って渡していました。その後、留守の間に1人ずつ手作りカードを渡していたこともあります。毎日1枚ずつ読んでね、のような感じで不在にする日数を3人分書いて渡すんです。でも2週間ほど家を空けるとなると14日間×3名なので42枚必要です。それは大変なので、最近では、2週間なら14枚用意してその日、最初におしたくが終わった人が引けるようなしくみにしています。

――そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

杏 昔からイラストを描いたりメモを残したりすることが好きだったので、そこからきています。私の手作りなので、けっしてクオリティが高いとは言えませんが、自分だけのために作ってくれたということがうれしいのかとても喜んでくれます。そんな姿を見て私もうれしくなります。

――育児をしながらもご自身の時間も上手につくっている杏さんですが今、凝っていることはありますか?

杏 私のYouTubeとかでも話しているのですが、ジグソーパズルの世界大会にも出たことがあるほどジグソーパズルに夢中です。1000ピースくらいのものを1週間くらいかけてのんびりやっています。パズルは地道に1ピースずつはめていくわけですが、山登りに似ているように感じます。出来上がったときの達成感が好きです。
あとは最新のゲーム機を買ったので育児が落ち着いている時間に楽しんでいます。

――今後、新たにやってみたいことはありますか?

杏 せっかくフランスで暮らしているのでカリグラフィー(西洋や中東などにおける文字を美しく見せる手法のこと)はやってみたいなと思っています。

子どもたちと犬たちは言葉を超えた存在

最近購入したPS5。すき間時間に楽しんでいるそう。(杏さんInstagramより)

――パリでも犬たちとの暮らしを大事にされていますが、杏さんと子どもたちにとって、犬はどんな存在ですか?

杏 私にとって犬たちは癒やしですね。そして助かる存在でもあります。子どもたちにとってはある意味、理不尽な存在かもしれません。言葉が通じないので自分たちの思うようには動いてくれないこともあります。床におもちゃを落とせばかまれ、壊されてしまう危険性もあります。でも、悲しくて泣いているとそっと寄り添ってくれます。言葉を超えた存在です。
いたずらばかりする犬もいますが、犬もかしこいのでしっかり考えています。だからこそ、家族の一員として向き合ってあげなくてはと思います。

――お散歩も子どもたちと一緒に行きますか?

杏 登下校、一緒に行くこともあります。犬の存在は、子どもたちにとってすごくいい教育になっていると思います。

日本とフランス、二拠点生活で改めて感じること

――お料理上手な杏さんですが、もともと料理を作ることは好きだったのですか?

杏 料理は、もともと性分的に好きです。子どものころからおやつは家にあるもので自分で作るように言われていたこともあるのかもしれません。

――どんなおやつを作っていたのですか?

杏 本当に簡単なものです。たとえば、トマトに砂糖をかけて食べるとか、にんじんにみそやマヨネーズをつけて食べるというレベルです。あとは父の実家が新潟だったからか、おもちがつねにある家庭でした。バターをひいたフライパンで焼いてしょうゆをつけて食べたり、中学生になればパウンドケーキを焼いたり、とにかく自分で工夫して作っていました。

――現在、子どもたちと一緒にお料理はしますか?

杏 子どもたちは休日の朝に目玉焼きをつくることに夢中になっています。自分たちで焼いて食べることが楽しいみたいです。

――お父さまの渡辺謙さんと3人のお子さんたちはどんな関係ですか?

杏 仲よしです。3人の子どもたちの学校の休みに合わせて日本に帰るときに、時間が合えば遊びに行きます。でも、子どもたちの学校の予定と父の仕事の都合など、タイミングしだいです。会ったときは、食事は全部準備してくれます。父も料理好きなので。そして子どもたちのお洗濯も全部やってくれます。私がやることがなくなるほど…。父は家事全般が得意なので、一緒のときはすべておまかせしちゃっています。

――日々、成長されていく子どもたちとこれからもどんなふうに過ごしていきたいと考えていますか?

杏 いろんな環境に触れていることは、よくも悪くも作用していくと思います。現在は海外で生活をしているので、自分から動いていかないと得られないことも多いかと思います。
親としてはまわりの人に迷惑のかからない形で自分を守りながら、自分の好きなことをどんどん伸ばしていってほしいですね。この先、ハードルが高く感じることもあると思いますが、自分なりにテクニックを構築して前に進んでいってほしいです。

――杏さん自身は二拠点生活をどんなふうに過ごしていきたいですか?

杏 仕事に関しては、オファーを受けるスタイルなので先の保障はありません。でもフィンランドでの撮影のお仕事があったように、予想もしていなかった仕事に出合える可能性もあります。来年はまた違う国に行っているかもしれません。この先もどこでどんな仕事をしているかわかりませんが、子どもたちを送り出すまでは頑張っていきたいです。

お話・写真提供/杏さん 取材・文/安田ナナ 構成・編集/仲村教子(entente)、たまひよONLINE編集部

パリでの生活に慣れるまで大変なこともあったかと思いますが、工夫をしながら楽しく過ごしてきた様子がわかりました。これからも家族4人とワンちゃんで有意義な二拠点生活を送られることと思います。

杏さん(あん)

(C)Junko Tamaki(t.cube)

PROFILE
俳優・モデル。1986年4月生まれ。東京都出身。2001年にデビューし、その後、雑誌、映画、ドラマなどで幅広く活躍。主な出演作品にNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」、NTV「花咲舞が黙ってない」シリーズ、映画「キングダム 運命の炎」、「私たちの声」、「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」などがある。2022年にWFP親善大使に就任し、同年日本とフランスで二拠点生活をスタート。2026年4月5日放送・配信のWOWOW日本×フィンランド共同製作ドラマ「連続ドラマW BLOOD & SWEAT」にて主演を務める。

杏さんのYoutubeチャンネル 杏/anne TOKYO

杏さんのInstagram

●記事の内容は2026年4月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

『杏のパリ細うで繁盛記』

36歳でパリと日本との二拠点生活を決めた杏さん。3人の子どもと愛犬を連れて最先端の流行と伝統が詰まったパリへ。杏さん家族のフランスと日本のリアルな生活をつづった1冊。
杏著/1760円(新潮社)

『杏のとことこパリ子連れ旅』

パリに引っ越すきっかけとなった、子どもたちとの3回の旅をつづったエッセイ。巻末にはおすすめの観光地やグルメを紹介した「杏のパリ案内」を収録。
杏著/1760円(ポプラ社)

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