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「なぜ?」「なんで?」「どうして?」子どもの質問攻めに、どう対応する?専門家に聞く

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●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

子どもの「なぜ?」「どうして?」の質問攻めにどう対応していますか?
「たまひよ」アプリユーザーに聞くとともに、子どもの発達に詳しい青山学院大学教授の菅野幸恵さんに子どもとの向き合い方についてアドバイスしてもらいました。

ついにキター!子どものなぜ?なぜ?攻撃

まず、子どもの「なぜ?」「どうして?」の付き合い方について聞いてみました。

◾️大きくなったら一緒に調べたい!
「『どう思う?』『なんでかな?』と聞き返しています。大きくなったら、ちゃんと一緒に調べたいです」(ミルクティ)

◾️すぐに答えられないことは、調べてから
「できるだけごまかさずに答えています。わからないことは、『どうしてだろうね?母さんもわからないから一緒に調べよう』と伝えて、図書館で図鑑を見たり、辞書やスマホで言葉の意味を調べたりしています。わからないことは、『説明が難しいから、どうやって話すか少し考えさせてね』と伝えて、自分で調べてから子どもにわかる言葉に変換して説明しています」(こずこ)

◾️大人が思いつかない考え方にびっくり
「3歳のわが子が、今まさにその状態です!最初の頃は、『なんで?』『どうして?』と聞かれたら説明してしました。しかし、徐々に『なんでだと思う?』と、質問返しして考えてもらうようにしたら、大人が思いつかないような考え方が返ってきておもしろいです。最近は知恵がついてきて、『携帯で調べてみて!』と言ってくるようになったので、次の対処法を模索中です!」(4兄妹ママ)

◾️なぜなぜ期は、あっという間に終了
「1カ月もなかったけど、なぜなに期ありました。これが子どもの通る道!と思ってうれしかったのですが、そこまで質問攻めにされず…。気づいたら、ブームが終っていました」(ねこ)

◾️理由ではなく、目的を意識して回答
「最近、『なんで?』が、始まりつつあります。回答するときに『理由』ではなく、『目的』を答えることを意識しています。すると、納得してくれているなと感じます」(みき)

◾️本当のことを簡潔に伝えています
「はぐらかさず、本当のことに近い話を簡潔に話しています。普段から夫婦で難しめの話をすることが多いのですが、その影響か、子どもも筋の通った話をすることが多いので、タジタジです…」(なお)

◾️AIを活用しています
「ChatGPTを駆使しながらなるべく答えています。林の散歩道を歩いていると、『この木なんだ?』と聞いてきます。ChatGPTに写真を送って、調べてもらっています。木の種類に詳しくなり、ハマりました(笑)」(みゆり)

◾️余裕がないときはスルーすることも
「余裕があれば、答えています。同じ質問には言い方を変えたり、同じ答えを言ったりしています。余裕がないときはスルーすることも…」(よっちゃん)

「なぜ?」「なんで?」は、最強の質問。本当のことをできるだけ伝えることが大事

「なぜ?」「どうして?」は、子どもの成長の証です。けれども親は、『どう答える?』『答えられないときはどうする?』と悩むことも。菅野幸恵さんにアドバイスしてもらいました。

「『なぜ?』『なんで?』は、最強の質問だと思います。なぜなら答えが返ってきても、また『なぜ?』と返すことが可能で、極端に言えば永遠に問い続けられるのです。
子どもの『なぜ』に一生懸命考えて答えても、すぐにまた『なんで?』と言われてしまったらお手上げですよね。

これは知的好奇心の芽生えと考えられ、世界にはいろんな仕組み(因果関係など)があることに気づくという知的な発達が背景にあります。また、なんのために、これはこうなっているのかという目的を知りたいという動機による場合もあります(現実はすべてに目的があるわけではありませんが)。

自分の答えに子どもが納得していないような節があったらそれは、本当は原因ではなく、目的を知りたかったのかもしれません。質問の内容によっては、『子どもにはまだ早いだろう』『わからないだろう』と思うこともあるかもしれませんが、はぐらかすのではなく、本当のことをできるだけ伝えたいです。

一方で、なぜ質問には、おうちの人がちゃんと答えてくれるか試しているような側面もあります。その点では内容ではなく、やりとりや自分の質問を聞いて答えを返してくれるということが大事です。
みなさんの体験談にもあったように、答えられない質問には『わからない』でいいんです。『どうしてだろうね』と、一緒に考えてあげるので十分です。子どもは自分なりの仮説を持っていることもあり、子どもはどう思うのかを聞いてみてもいいですね。

また、体験談にあったように、思わぬ発想にあうこともできると思います。ただ大人としてちゃんと答えたい、答えないといけないというプレッシャーがあるのもわかります。
AIはあっという間に答えが返ってきて便利ですが、AIに聞くよりおうちの人の考えを伝えたほうがいいと思います。AIに尋ねた場合は、AIの回答について一緒に考えてみるといいですね。『AIはこう言っているけど、○○(子どもの名前)はどう思う?』と、私はこう思うなと、おうちの人の意見をつけ足すようにしてみましょう」(菅野幸恵さん)

子どもの「なぜ?」「どうして?」に答えたいけれど、難しいことも。ママやパパなりの答えを伝えることも大事ですね。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年4月の情報で、現在と異なる場合があります。

菅野幸恵さん

PROFILE)
青山学院大学コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間学科教授。専門は、発達心理学で研究テーマは、乳幼児期の親子関係、地域コミュニティでの子育てについて。著書に、『つながりの子育て―子どもをまんなかにしたコミュニティづくりを、問いなおそう』(理工図書)『あたりまえの親子関係に気づくエピソード65』(新曜社)などがある。

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