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1万円の支援で「1万円分の子ども服クーポン」がもらえる!?小児がんの子どもたちを支える新プロジェクトがスタート

更新

1万円を支援すると、1万円分の子ども服クーポンがもらえる――。そんなユニークなクラウドファンディングを始めたのが、NPO法人「パルサポートキッズの会」です。小児がんと闘う子どもたちへの医療用ウィッグの無償提供や子ども食堂の運営など、さまざまな困難に立ち向かう子どもたちの支援活動を行っているという同団体。子育て世代のママ・パパも参加しやすい新しい支援の仕組みを取材しました。

支援した金額と同額クーポンが届く。その仕組みとは?

現在、「パルサポートキッズの会」では、支援と同額のクーポンが受け取れるクラウドファンディングを実施中。

たとえば1万円を支援すれば、子育て世代に親しまれている人気子ども服ブランド「combimini(コンビミニ)」※のクーポン1万円分が届きます。そのクーポンを使って買い物をすると、商品代などを差し引いた金額が「パルサポートキッズの会」への支援金となり、小児がんと闘う子どもたちへの医療用ウィッグ無償提供の資金となる仕組みです。

通常、お店で購入した場合、商品原価や送料などの費用を引いた金額はお店の利益として残りますが、この利益分を医療用ウィッグの無償提供の資金に回しているそう。わが子のために服やグッズを選びながら、困難に立ち向かう子どもたちへの支援にも参加できるのが、この取り組みの特徴です。

子どもたちへの応援と買い物を無理なく結びつけた新しい支援のカタチは、NPO法人だからこそできるクラウドファンディングといえます。

▶「パルサポートキッズの会」気になるクラウドファンディングはコチラから!

※現在参加しているメーカーは「combimini」ですが、今後はメーカーが拡大されていく予定。困難な子どもたちを支援するためのクラウドファンディングは今後も継続的に実施されるそうです。

この取り組みを始めた「パルサポートキッズの会」とは

「パルサポートキッズの会」は佐賀県唐津市に拠点を置くNPO法人です。2017年に活動をスタートし、「困難に立ち向かう子どもたちに笑顔を届ける」をミッションに掲げています。

活動の柱の一つが、小児がんの子どもたちへの医療用ウィッグの無償提供です。日本では毎年約2500人の子どもが小児がんと診断されています※。「パルサポートキッズの会」は、そうした子どもたちを支えるため、これまでに1000個以上の医療用ウィッグを無償で提供。さらに医療用帽子も全国の病院を通じて4000人以上に届けてきました。

※国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス」より

子どもたちの「困った」「悲しい」を笑顔に変えたい

医療用帽子はこれまでに4000人以上へ提供。全国の子どもたちを支えています

「パルサポートキッズの会」の設立に参画し、現在も活動を支え続けているのが、理事長の稲田浩子先生と理事の木下道太さんです。

長年、小児科医として多くの子どもたちと向き合ってきた稲田先生。診療の現場で目の当たりにしたのが、小児がん治療による脱毛に悩む子どもたちの姿でした。命を守るために欠かせない抗がん剤治療ですが、見た目の変化に戸惑い、「学校へ行きたくない」「友だちに会いたくない」と気持ちを閉ざしてしまう子どもも少なくなかったといいます。
「そうした子どもたちを支えたいという思いが、医療用ウィッグ支援の原点になりました」(稲田先生)

実際に支援を受けた家族からは、「病気のことで頭がいっぱいの中、救われた」「治療費もかかるので本当に助かった」「前向きに治療に取り組めそう」といった声が寄せられているそうです。

「子どもたちへの支援を通じて、世の中へ恩返しを」

写真右から)理事長・稲田浩子先生、理事・木下道太さん

理事の木下道太さんは、ベビー・子ども用品メーカー「コンビ」の経営に長年携わってきた人物です。第一線を退いたあと、東日本大震災の復興支援活動に参加したことをきっかけに、社会貢献の大切さを改めて実感したといいます。

「私は子どもに関する事業で生計を立ててきました。今度は子どもたちへの支援を通じて、世の中と子どもたちへ恩返しをしたいと思ったのです」(木下さん)

稲田先生らとともに「パルサポートキッズの会」の活動を支え続けてきた木下さん。その思いは、現在もさまざまな取り組みへと受け継がれています。

ウィッグ支援だけではない。子どもと家族を支える幅広い活動

「パルサポートキッズの会」の活動は、ウィッグや帽子の提供だけにとどまりません。養護施設・乳児院で暮らす子どもは全国に約2万4000人※。ひとり親家庭の貧困など、さまざまな困難に直面している子どもたちがいます。そうした現状を受け、経済的に困難な状況にある家庭やひとり親家庭を支えるため、子ども食堂を定期的に開催。これまでに3万食を超えるカレーを提供してきました。

さらに、児童発達支援にも力を入れ、放課後等デイサービス「パルキッズ鳥栖」(佐賀県)を運営。地域の子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりにも取り組んでいます。

“子育てをしながら社会貢献すること”が当たり前の世の中に。そんな思いが今回、クラウドファンディングとして形になったようです。

※こども家庭庁サイトより

▶NPO法人パルサポートキッズの会

取材・文/川口美彩子、たまひよONLINE編集部

「パルサポートキッズの会」が目指しているのは、さまざまな困難に立ち向かう子どもたちを支えること。そして、子どもたちを応援する人の輪を広げていくことだそう。
わが子のための買い物が、困難に立ち向かう子どもたちへの応援にもつながる。そんな応援の輪が少しずつ広がろうとしています。

●記事の内容は2026年7月の情報で、現在と異なる場合があります。

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