写真大好き!アメリカのフォト活用術
アメリカ人のお宅にお邪魔すると、いたるところに上手に写真を飾っています。こんなに自分の写真があったら恥ずかしいのでは?と思ってしまうほどです。職場でも 必ずといっていいほどデスクに家族の写真を飾っています。そして、写真は、写真立てに入れるだけではないのです。
学校でブロマイド撮影!?

左から去年と今年の写真
アメリカでは毎年毎年、保育園、幼稚園から高校生まで宣材写真のような写真を学校で撮ります。
Year Bookと呼ばれる学校の年鑑用の個人写真なのですが、その写真を皆購入します。お財布に入るサイズから実寸大の大きなサイズまで、ケチな私は一番安いものしか買ったことがないのですが、大きさと数を選んで注文できます。しかし、写真は選べなく、カメラマンが勝手にベストショットをチョイス。去年の写真は、息子の機嫌が最悪で、お金を返してほしいほどの不細工なショット。今年は、もうちょっとましでしたけど。
写真は、祖父母、親戚、仲の良い友人などに配ります。アメリカに来た当初は、この文化に面喰いました。なんか名刺じゃないんだからもらっても困るなあ、とも思いましたが、カードや名刺のような感覚みたいです。毎年同じ時期に撮ってくれるから、子どもの成長記録にはいいのかと。
なんでもグッズに!

写真を飾るのが大好きなアメリカには、カスタマイズして注文できる写真関連商品がたくさんあります。ちょっと恥ずかしくないか!?と思ったのは、ブランケット。子どもの写真ならいいのかもしれませんが、結婚式の写真を一面に印刷したブランケットなどは、ちょっと恥ずかしすぎる!ということで、私がオーダーしてみたのは、マグネット。他にも珍しいグッズは、携帯ケース、パズル、トランプやジュエリー。
どこまでも、自分たちが大好きなアメリカ人。結婚式の写真を飾っていないと、結婚生活が上手くいっていないのかと疑われる始末。いやいや、面倒くさがり屋なだけです。

1年に1冊のフォトブック

スボラな私がする写真整理は1年に1冊のフォトブックとカレンダー制作。私はよくShutterflyというサービスを使っていますが、日本のものに比べてデザイン性が高く、編集もしやすいです。(残念ながら日本語表記はできません。)
フォトブックは、1年間を時系列に並べて、息子の成長の記録に。カレンダーはクリスマスプレゼントにして日米両方の家族に送っています。
フォトブックは旅行の記録などにも便利です。人気の観光地(たとえばニューヨーク)のフォーマットが用意されていて、あとは写真を入れるだけ。写真を紙に印刷することがなくなってしまいましたが、写真はやっぱり手に取って見たいもの。

一応結婚式のフォトブックも作りましたが、当時今より10キロ程太っていた夫は、自分の写真を見るたびに自分がカバみたいだと苦笑。だから、写真立てに入れて飾らないでフォトブックにしたんだよ、と心の中で唱えつつもグッとこらえて、冗談で撮り直ししようかと提案してみました。あと10キロ痩せてからにするそうです。その日は来るのか…。気長に待ちます。
アキコ
日本生まれの日本育ち、アメリカ南部のミシシッピ州在住。3歳の息子とアメリカ人の夫の3人暮らし。超がつく保守的なディープサウスでいかにリベラルに生きていくか、日々奮闘中。全米50州中、最下位常連のミシシッピ州。アメリカの底辺から、アメリカを、日本を、世界を見つめます。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。