雨の日の保育園の送り迎えは、もう・・・あきらめ、開き直り、妥協するしかない?!
子どもを保育園に預けているワーママが、日々頭を悩ませるのが園への送迎です。長距離通園、きょうだい別園、大雨の日や雪の日などの悪天候、イヤイヤで登降園拒否...。人それぞれ、さまざまなハードルが立ちはだかりますが、渦中のママたちはどのように乗り切っているのでしょうか?
今年3月に開催され、大好評を博したイベント「ベネッセ共催 立教大学公開講座 育休復帰準備完璧1Day講座」で行った先輩ママたちの座談会から、保育園送迎の泣き笑いテクをご紹介します!
雨の日はカッパ+長靴。ぬれてもOKと割りきろう
送迎で多くのママたちが困っているのが、雨の日の対策です。きょうだい別園のため2園をはしごするHさんは、雨の日のスタイルは親子共に動きやすい「カッパ+長靴」が基本だそう。
「下の子は抱っこひもに取り付けられるカッパをつけて、抱っこで移動。上の子には、まだうまく傘をさせないので、頭がぬれないようにカッパだけでなくレインハットもかぶせています」
また、先輩ママたちの共通意見は、「雨の日はぬれてもしかたない」というあきらめも大切だということ。5才の男の子を数駅先の保育園に預けるために電車通園しているSさんは、「うちの子は水たまりにジャンプしたりするんですけど(笑)、送りはともかくお迎えなら帰ればすぐ着替えられるので、雨でぬれるのもまた経験だと割りきっています。車での送迎ではなかなかできない傘の開閉や、傘を持ったまま歩き続ける練習をしたり、ぬれたら気持ち悪いんだよと覚えさせるよいきっかけだと考えています」と語っていました。
送迎は親子の体験学習の時間。前向きにとらえよう
保育園の送迎時間は、遠方に預けているほど大変で、時間のロスだと考えてしまいます。しかし、電車通園のSさんは、あえてポジティブにとらえているそうです。
「園への送迎は、目に見える季節の変化を感じたり、『電車では席をゆずろうね』『エレベーターではすみっこによけようね』などと社会のルールを教えたりする時間も兼ねるようにしています。毎日バタバタしていて確かに大変ですが、働いているからこそ持てる親子のコミュニケーションタイム。体験学習のよいきっかけだと考えています」。
ウィメンズパークの「おしゃべり広場」でも、園の送迎にまつわる話題が数多く寄せられています。以下、一部を抜粋してご紹介します。
・大雪や土砂降りのとき、荷物が多いときなどは無理をせずタクシーを利用。
・自転車通園なので、母はリュックにして、上の子には荷物を自分で持ってもらう。
・イヤイヤして動かないときには、お菓子を渡して『帰ったら食べようね』と声をかける。持つだけで安心するので、そのまま帰宅したら遊びに夢中で忘れてしまうことも。
・グズグズしたとき、『バスに乗ったらしりとりしよう』『スーパーで1つだけ好きなものを買ったらまっすぐ帰ろう』などと交渉すると乗ってくれるようになり、急に楽になった。
・帰宅時に寄り道をしたがるので、あえて寄り道をするようにして公園で遊んだり、家の周辺を散歩。かえって帰宅がスムーズになった。
・おなかがすいたときの対策として、パンを持っていって自転車に乗って帰りながら食べる。その分夕食は少なめに調整。
試行錯誤の末にたどりついた先輩ママのアドバイスは貴重です。ぜひ参考にしてみてください!
「ママtomoパパtomoカレッジ 2016年秋1Day講座」9月3日(土)、立教大学で開講!
この記事では、今年3月に開催された「育休復帰準備完璧1Day講座」での座談会の話題をベースにご紹介しました。
「ママtomoパパtomo カレッジ」は、ママになっても学びたい!を実現した新しいかたちのカレッジです。ママがパパと一緒に赤ちゃん連れで大学で学ぶ1日。
(文・たまひよONLINE編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。