未来の予定を書くからスキマ時間が見つかる!ワーママ手帳活用術
仕事と家事・育児に追われて、やりたいことを後回しにしていませんか?「手帳に少し先の予定やTo Doリストを書き込むことで、自分のやりたいことを諦めることがなくなりました」と話すのは、手帳ライフコーディネーターの青木千草さん。ご自身も高校生のお子さんを育てながら働くワーキングマザーです。貴重な時間をどのように管理すれば日々がもっとハッピーになるのか、お話を聞きました。
週に1回、2週間先までの予定を立てておく
高校生の時から手帳が好きだったという青木さん。いろいろな手帳を試し、書き方も試行錯誤を繰り返していたのですが、なかなか理想の手帳に出会えない……。だったら自分で作ろう!と2014年に「CITTA DIARY」を開発し販売を始めました。手帳を上手に使うことで人生をより充実させてほしいという思いを伝えるためにセミナーも実施しています。セミナーには「何とか自分の時間がほしい!」と感じているママがたくさん訪れるそうです。
まず青木さんがオススメする手帳の使い方は、週に1回、2週間先の予定まで立ててしまうこと。「少し先の未来を見通すことで、予定が立てやすくなるんです」。
特に先の予定を考えることで見えてくるのが、子どもと過ごす時間です。「働いていると、どうしても子どもと1日出掛けられる日は限られます。祝日がどこにあるのか、いつなら休めそうか、予定を決めておけば、そこに向けて仕事を調整することもできます」
「ワクワクLIST」でやりたいことを書きだす♪

次に青木さんが勧めるのが自分のやりたいことと、いつやるかの日付を書き出していくことです。青木さんはこれを「ワクワクLIST」と名付けています。
例えばずっと「行こうね」と言ったまま実現していない家族でのハワイ旅行も、書き出して日付を決めてしまえば実現します。
「私はよく『1年後の自分を想像してみてください』と伝えています。そこに向けて、やりたいこと、やるべきことを書き出してほしいんです。日付を入れたら必ず実行する。これは、自分との約束です」と青木さん。
ワクワクLISTは家族、暮らし、遊び、買う、仕事、学びそれぞれのジャンルに分けて書き出します。仕事の項目が多い人、家族の項目が多い人など、状況によってさまざま。自分の項目を見ると、今何を優先しているのかがよく分かります。
一方で、書き出してみたものの、いつまでも日付が入らないものは、「本当にやりたいのか?」を考えてみるといいでしょう。
すきま時間をうまく使ってプライベートも充実

最後の使い方は、1週間の予定がすべて見開きで見えるように書き入れること。CITTA DIARYは、1週間、24時間の予定が見開きで書き込めるようになっています。保育園の送り迎え、ご飯の支度、仕事の準備など日々の予定を書いていくと、「時間がない」と思い込んでいたけれど、実は「こんなに時間がある」と気付けるようになります。仕事とお迎えの合間や、買い物の時間を減らすことでお迎えから夜ご飯までの間にすきまができるなど、日々時間に追われるママにとっては、いかにすきま時間をうまく使えるかがキモなのです。
お子さんが小さかった頃、青木さんも仕事と育児に追われていたそう。
「でも、時間がないと思い込んで自分がやりたいことを諦めていたら、心がカサカサになってしまいます。私は手帳を書くことで、『また今度ね』と先送りする予定をなくしていきました。ママにだってプライベートは大事です。自分でうまく時間を使いこなして、充実した生活を送ってほしいと思います」
青木さんのように手帳を上手に活用して時間を見える化すれば、新たな発見があるかもしれません。(文・尾越まり恵)
☆プロフィール☆
青木千草(あおきちぐさ)
ヨガスタジオCITTA代表。ヨガインストラクターとして2008年に起業。2014年に自分の理想の手帳「CITTA DIARY」を開発し、これまでに延べ3000冊以上を売り上げる。CITTA(チッタ)とはヨガの言葉で「心」を意味する。2016年版のCITTA DIARYはAmazon にて販売中。2017年版はAmazonの他、都内主要書店でも販売予定。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。