先輩ワーママ直伝!ワーキングマザーになるための三つの心構え
4月に職場復帰したママも、9月に復帰するママも、これから育休に入るママも、今聞いておいてよかった!先輩ワーママからのリアルアドバイス。
今年3月に開催され、大好評を博したイベント「ベネッセ共催 立教大学公開講座 育休復帰準備完璧1Day講座」。当日大いに盛り上がった「先輩ママのパネルディスカッション」のコーナーから、役立つ内容をピックアップしてご紹介します!
がんばります!なんて宣言せず、復職前にサポート体制を上司に相談して
パネルディスカッションに登壇したのは、子育てしながら働く4名の先輩ママ。「育休復帰を上手に乗り切る事例共有」をテーマに、経験者ならではの有益な話が次々と飛び出しました。
先輩ママの一人、5歳と1歳の子を持つHさんは、今年1月に育休復帰。復職前にやっておいてよかったことは「上司との面談」だったといいます。
「復職直後は子どもが園から頻繁に風邪をもらってきます。上の子の時もそうだったのですが、下の子も毎週発熱して、週の半分くらい会社に行けたらいい状態でした。以前のように100%の力で仕事することがなかなか難しくなるので、自分以外に誰か一緒に仕事する人を付けてもらうなど、サポート体制を事前に上司とよく話し合っておくことで、復職がスムーズになります」とアドバイスしてくれました。
産前に着ていた服が今でも着られるなんて思わないこと。全部試しておいて!
いよいよ復職という段階になったら、生活のペースを徐々に仕事モードに慣らしていくことが大切です。
「私は復職1カ月前からお昼寝をやめました。日中のエネルギーを維持するためにも、お昼寝が習慣になっているママは、3日に1回は『お昼寝ナシの日』をつくって少しずつ慣らしていくと楽になると思います」(Sさん)
加えてSさんが声を大にして強調していたのは「産前に着ていた服が今でも着られるかどうか、全部試しておいてください!」ということ。「スカートが入らないとか、トップスがキツいとか、意外とあるんです(笑)。復職当日の朝に『あっ、着られない!』ということのないように、仕事で着る服は事前にサイズを確かめておいて、合わないものがあったら買い足しておくと安心ですよ」
子どもといっしょに寝落ちは必至。子どもが寝た後に家事!はあきらめよう
そして育休復帰後にママたちが真っ先に直面するのが、生活リズムの大きな変化へのギャップです。
育休中は1日のうち空いている時間で家事を済ませていたママも、復職後は朝や夜など限られた中でやりくりすることに。さらに日中お昼寝ができなくなるため、夜に疲れて子どもといっしょに寝てしまう「寝落ち問題」が立ちはだかってきます。
「復職後はつい寝落ちしてしまって、夜にやるはずだった食器洗いや洗濯ができないことが多々ありました。そこで、一晩くらい洗濯ができなくてもいいように、毎日保育園に持っていくシーツやタオルなどの予備は多めに用意しておきました。おかげで、寝落ちしてしまった朝も『予備があるからいいや』と余裕を持つことができました」。(Hさん)
また、実家が遠方で保育園も遠く、日々多忙な生活を送る会社員Sさんの寝落ち対策は、「割りきって寝てしまう」こと。「子どもが寝た後にあれをしよう、これをしなきゃと計画しても、なかなかできなくて落ち込んでしまうだけ。そもそも寝落ちはしてしまうものだと完全に割りきり、早朝に余裕を持って家事を済ませるようにしています」
また、パネルディスカッションの中で、複数の先輩ママから挙がったのが「完璧にこなそうとしない」というスタンス。たまにはスーパーのお惣菜に頼ったり、家事をお休みする日を作ったりしながら、肩の力を抜いて暮らす――そんな心構えを意識しながら復職前の日々を過ごしてみるといいかもしれません。
「ママtomoパパtomoカレッジ 2016年秋1Day講座」9月3日、立教大学で 開講!
※この記事は、今年3月に開催された「育休復帰準備完璧1Day講座」で、大いに盛り上がった「先輩ママのパネルディスカッション」のコーナーから、役立つ内容をご紹介したものです。
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(文・たまひよONLINE編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。