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【専門家監修】働くママ必見! 子育てと仕事を両立する方法

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出産を経て仕事に復帰したら、子育てと仕事の両立どころか、子育て・仕事・家事の三つどもえ。子どもの突然の発熱、終わらない仕事と家事、戦力外の夫、祖父母とのズレ、育児のストレスなど、これまでの生活では想像できなかったことが毎日押し寄せます。
でもちょっと待って。先輩働くママにはイキイキと毎日を謳歌している人もたくさん。忙しい毎日もちょっと視点を変えれば、ママも家族もハッピーになれる方法があるのです。働く毎日が必ずラクになる、両立のヒントを届けます。

子育てと仕事の両立がむずかしい理由

両立生活では、圧倒的にママの時間が制約されることと、予想できない子どもの突然の病気が、大きなハードルだといいます。出産前は、仕事が終わらなければ残業できたし、家に帰っても自分のことだけしていればよかったけれど、子どもは待ったなし…。
両立生活の土台を支える保育園には決められた保育時間があって、基本的にその時間以外に子どもを預かってはくれません。そのため、保育時間が18時までなら何があっても18時までに子どもを迎えにいかなければならないのです。とはいえ、時短勤務となっても仕事量が減らない職場もあれば、退社予定時間ギリギリに仕事を頼まれたり、電話がくるなんてことも日常茶飯事。
それに加えて突然の発熱や体調不良があれば、保育園から「すぐにお迎えにきてください」という連絡があることも。朝から体調不良なら、保育園を休んで子どもを病院に連れていくという事態も年に数度はあるでしょう。
かといって、子どもが元気なときは、朝から朝ごはんを食べさせ、身支度をして保育園に送り届け、仕事が終わったら、子どもを迎えに行って、夕ごはんと入浴をすませて子どもの寝かしつけまで、働くママには休むひまはありません。その間、掃除や洗濯などの家事もあるわけですから、それらをママひとりでやろうとするのは、どうしてもムリがあるんですね。

パパや祖父母との協力態勢は必須

ママの負担を減らすためにも、共働き家庭ではパパや祖父母の援軍は必須ですの分担は必須です。祖父母の応援があれば、なお心強いでしょう。「予想以上に夫が子育てや家事に非協力的!」と嘆くママも多いので、できれば出産前や保育園入園前に、具体的に役割をどう分担するか話しあっておくといいですね。
まずすべきことは、育児と家事の「見える化」でしょう。毎日行う育児と家事をリストアップし、さらに子どもの病気など突発的な出来事には具体的にどう対応するか、決めておきたいもの。
家事が苦手なパパにいきなり役割分担をしてもむずかしいでしょうから、復帰前から練習して慣れておいてもらいましょう。子どもの身支度や保育園への送り、風呂掃除、オムツへのおなまえスタンプ押しなどが、パパ担当になっている場合が多いようです。休日はママが料理のまとめ作りをしたりもするので、そのときはパパが掃除機をかけたり、子どもをお散歩に連れて行くなどの分担も。
祖父母には、緊急でどうしてもすぐに仕事を抜けられないときのお迎えや、子どものお休みが長引いたときなどに世話を頼むことが多いよう。祖父母とはいえ負担はかかるので、お礼の気持ちや品(ときには謝礼)は用意したいもの。「孫のことだから謝礼など不要」というおじいちゃん・おばあちゃんもいるでしょうが、祖父母の協力のおかげで仕事と育児を両立させられているのだという感謝の気持ちは、きちんと言葉や態度に表したいですね。
どちらも、気持ちよく引き受けてもらえるように、自分ひとりではムリなことを素直に伝えましょう。まかせるときは、自分のやり方は押しつけずに相手のやり方を尊重して。意外とパパや祖父母にすべてをまかせきれないママが多いのですが、まかせることで子育てへの自覚なども芽生えるものです。地域に、「イクメン講座」や「パパの会」などがあるので、そうした会に参加することも刺激になります。

外注が可能なものはどんどん利用!

子どもが小さくて大変な時期はそんなに長いわけではありません。だから、多忙なその一時期はお金を使って外注サービスを使うというのもひとつの手です。
働くママが使ってよかったという声の多かった外注サービスを以下に紹介します。

●ネットスーパーや食材宅配
保育園の帰りに子連れで夕方混んでいるスーパーマーケットに行くのは大変。週末にまとめて買い物派も、行けないときに備えて、使い慣れておくと便利です。食材宅配はママの体調がよくないときや、パパにおまかせするときなどに大活躍。

●お迎えサポーター
急な残業で決められた時間までに迎えに行けないときなどに利用できます。保護者に変わって保育園へ子どもを迎えに行き、家で子どもを見守ってくれるサービスや朝の送りを頼んでいる人も。事前登録が必要です。

●家事代行サービス
年末の大掃除や2~3カ月に一度、掃除サービスを使っているという人も。普段の掃除ではなかなか手が回らない窓ガラスや水回りなどがピカピカになると、気持ちもスッキリ。

●宅配クリーニングサービス
オシャレ着だけでなく、洗濯機で洗うのが大変なラグや毛布などもクリーニングサービスに出せばラクラク。

●ベビーシッター
保育園の保育時間外の仕事になってしまったとき以外にも、ママが美容院へ行ったり、パパとのデートなどのときにベビーシッターを利用したという人も。1時間2000円〜と少し割高ですが、使い勝手は便利なので検討しても。全国保育サービス協会のホームページ(http://acsa.jp/)で加盟会社が検索できます。

仕事も子育ても優先順位をつけて

あれもこれもやろうとすると、どうしても時間が足りないし、ママの体ももちません。たとえば仕事なら、あらかじめ上司にその仕事がいつまでに必要なのか聞き、優先順位の高いものからこなしていく習慣をつけましょう。子どもが保育園のうちは、できそうもない仕事を無理に引き受けたりするのはやめましょう。できなかったときの会社の損失を考えて。断ることに消極的になることで、結果的に自分への信用を落としてしまいます。
両立については職場に正しく理解してもらうことが大事です。たとえば「保育園の迎え時間に遅れると預け続けることができずに仕事に影響が出る」という深刻さを根気よく伝えます。仕事については、長い時間会社にいられなくても意思疎通がはかれるよう、こまめな上司への報告は欠かさないようにしましょう。
子育てでは、毎日の食事と生活リズムが子どものために重要。けれども、ときには惣菜に野菜などをプラスするごはんでも大丈夫。1食で栄養をバランスよくとれなければ、1日トータルで考えましょう。片付けをしていて子どもの就寝時間が遅くなるのなら、片付けはせずに翌朝にするという方法も。
ママががんばりすぎて疲れてしまうよりも、少しくらい部屋が汚くても、ママが笑顔で子どもと過ごせるのが一番です。

「やらない」選択肢もあり! 家事の見直し

「子どもの食事は手作りでなくちゃ!」「食事は栄養バランスを考えなきゃ!」「ハウスダストがイヤだから、掃除機をかけなきゃ!」「子どもは夜9時までに寝かさなきゃ!」などの「○○しなきゃ」をやめると家事もグッとラクになるはず。あえて「やらない」決断をすることで、家事の時間はずっと短縮され、子どもとゆっくりとコミュニケーションをとるゆとりができます。
もちろん、人によって好きな家事やこだわりのある家事はあるでしょう。「やらない」ポイントは気乗りしない家事。以下にいくつかのアイデアをあげるので、参考にしてください。

●洗濯物はたたまず、そのままクローゼットへ
靴下や下着などの小物以外は極力ハンガーに干し、取り込んだらそのままクローゼットにイン。

●掃除グッズはしまわない
コードレスクリーナーやコロコロクリーナー、除菌シートなど、掃除グッズは見せる収納にすれば、気づいたときにちょこちょこ掃除ができます。

●バスタオルやマットは使わない
バスタオルはかさばって洗濯も大変だから、普通の大きさのタオルで十分。トイレマットやキッチンマットもなくしてOK。

●平日の夕ごはんの食器はシンプルに
平日はワンプレートごはんと決めてしまえば、食器の出し入れもシンプルだし、洗いものもラクになります。

●メニューに悩まない朝ごはん
朝ごはんは、納豆ごはんと具沢山のみそ汁と決めて献立に悩まないようにしたという人も。納豆が苦手な人はパンと野菜スープとオムレツなどでも。

●キッチンばさみの多用でまな板いらず
野菜の葉ものや肉などはキッチンばさみで切ってもOK。まな板を使わない分、洗いものもグッと減少。

育児や家事はお助けグッズをフル活用

共働き家庭が増えているので、育児や家事をサポートするグッズも充実してきました。忙しい平日の家事を少しでも素早くするための食材のつくりおきなど、週末のまとめ家事に役立つグッズなどもいろいろ。以下に働くママが「これは買ってよかった!」という声の多かったグッズを紹介します。ぜひ参考にしてください。

●圧力鍋などの時短調理グッズ
調理時間を大幅に短縮できる圧力鍋は働くママに大人気。電子レンジで下ごしらえができるシリコンスチーマーや、作ってそのままテーブルに出せるオシャレな鍋も人気です。

●お掃除ロボット
留守中に掃除をしてくれるお掃除ロボットは働くママの心をわしづかみ。「おもちゃを出しっぱなしにしてるとルンバが食べちゃうよ」と子どもにいうと、せっせと片づけるようになったといううれしいおまけも。

●食洗機
食洗機にセットしたら、あとは子どもとゆっくりとした時間が過ごせます。パパに頼みやすいという声も。

●おなまえスタンプ
まだオムツを使っている家庭からの圧倒的な支持。名前の記入の手間を格段にスピードアップさせます。

●ウォーターサーバー
すぐに安全な水が飲めて安心。ミルクをつくるときなどにも活躍。

働き方を変えるという選択肢も

「育休復帰をして両立生活をはじめたものの、とても続けられない…」。こう悩むママも少なくありません。そんなときは、どうしたらいいでしょうか。
毎日の生活ばかりを考えてしまうと、なかなか将来のことにまでは目が向きません。もしも現在の働き方に疑問をもったら、一度、子どもの成長の節目節目ごとに、自分がどんな働き方ができるかを思い描いてみましょう。
子どもと過ごしていると、「もっと子どもと過ごす時間の長い仕事をしたい」と考える人もいますが、育休復帰直後はママ指数が大きく、ワーキングマザー指数はきっと3割以下。そんな状況で自分の今後の生き方を決めてしまうのは危険です。
仕事復帰後、これからまた出産をする機会があるのか、仕事に何を求めているのか、現在の仕事を続けながら小学校などでの行事の参加は可能か、中学受験をするのか、子どもが成長したときにどんな生き方をしていたいかなどを、まずは考え、書き出してみましょう。そのときどきで、時短勤務が必要になったり、フレックスタイムが必要になることもあるかもしれません。
育児中に両立しやすい仕事に変わったママは、ネットショップなど家で仕事ができる環境にしたり、資格をとって起業したりといった、自分でスケジュール管理のしやすい仕事に変わる人が多いようです。最近はさまざまな雇用形態があります。「つらいから現在の仕事を辞める」と短絡的に考えず、子どもを育てながらできる働き方を模索し続ける姿勢が必要なのでしょう。
一方、両立がきつくても転職をしなかったママからは、「とにかく目の前の仕事に全力投球をしたら自分の武器ができた」「一生懸命取り組んでいるうちに、子育ての経験が仕事に活かせることに気づいた」などと振り返る人もいます。
どちらも、その選択に正解はないので、今の自分が何を重視したいか、そして将来どうなっていたいかをよく考え、判断していきましょう。

まとめ

職場に復帰直後はどうしてもママはがんばってしまいがちです。結果だけを追い求めずに「今日は夕ごはんが遅くなったけれど、ごはんができた順に出していったらコース料理みたいになって、子どもも楽しそうだった」「保育園の父母会で土曜日がつぶれたけれど、ママ友ができてよかった」など、自分の“できたこと”を毎日ひとつでも認めていくと気持ちも楽になります。
出産前よりも手が回らないのは当たり前。大変なときは周囲に頼って、やりたいことの70%でもできたらOKと心得て。子どもが小さいうちは本当に一時期。子どもは必ず大きくなるし、どんな悩みにも出口はあります。大変な毎日は永遠ではありません。

(取材・文/bizmom編集部 橋本真理子/メディア・ビュー)


参考文献
『はじめての保育園』(主婦と生活社)

監修/普光院亜紀さん

初回公開日 2017/8/15

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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