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幼稚園には何歳から通える?  幼稚園の基本情報!

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何歳から子どもが幼稚園に通うのかご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、幼稚園に入園できるのは3歳からです。ですから、子どもが2歳を迎えるころ、そろそろ考えはじめるのが幼稚園選び。3歳からの幼稚園入園に備えて、わが子が安心して、遊び学べる幼稚園を探したいというのが親心です。子どもにあった幼稚園選びは、どうすればいいのでしょうか。ここでは、子どもや家庭にあった幼稚園選びに役立つ基本情報をご紹介します。

幼稚園の種類とは?

学校といえば小学校からと思われていますが、幼稚園もれっきとした学校教育法に基づく「学校」のひとつです。満3歳から就学前までの子どもは「幼稚園教育要領」に基づいた教育を受けることができます。年齢は、ほとんどが満3歳で入園する3年保育ですが、満4歳入園の2年保育というところもあり、園によって年齢は異なります。幼稚園によっては、満3歳の4月を待たずに入園できる幼稚園もあります。
幼稚園の種類は、国立、公立、私立とあります。平成28年度の学校統計調査によると、幼稚園の総数は11,674園、そのうち0.4%が国立、37%が公立、62.6%が私立です。ですが在籍園児数で見ると、国立は0.4%、公立は17%、私立が83%と、ほとんどの子どもが私立に通っているというのが実情です。公立・私立とともに、少子化や共働き家庭の増加など就業形態の変化などで、幼稚園から認定こども園に移行する園も増えています。なかでも公立は、統廃合がすすんだり、認定こども園に移行したりするところも増えているので、公立幼稚園を希望しても地域にないということがあるようです。

幼稚園の種類と基礎知識

幼稚園には以下の3つがあります。どういった違いがあるのか見てみましょう。

国立幼稚園
国立幼稚園は、文部科学省の管轄の国立大学教育学部に附属しているため、幼児教育だけでなく研究や教員育成の協力といったことも行われています。全国に49園しかなく、抽選もあり、志願してもかなりの倍率で狭き門。

公立幼稚園
文部科学省の管轄ですが、実際の運営は地方自治体の教育委員会(その他)。全国に4,321園あります。自由活動を中心に、一斉活動を取り入れた保育が行われています。保育料は安いのですが、少子化に伴った統廃合で園数が少なく、地域によっては公立幼稚園がないところもあります。また、2年保育が多いというのも特徴です。預かり保育を実施しているところは、私立に比べて少ないので確認を。預かり保育を希望する場合は、可能かどうかも問い合わせましょう。

私立幼稚園
文部省管轄ですが、学校法人や宗教法人、個人経営など経営母体もさまざま。全国に7,304園あります。保育内容も、園の教育方針に基づいた独自のカリキュラムなど各園によって違います。園によって特色があるので、必然的にそれが保育料の差としても現れます。バス通園や預かり保育・園内習い事といったことは、公立に比べて充実している園が多いのも特徴です。

幼稚園は何歳から通えるの?

幼稚園は、基本的に子どもが満3歳になると入園できます。幼稚園によっては、2年保育というところもありますが、全国的に3年保育が基本です。早生まれで、あえて2年保育を選ぶ家庭もありますが、それはまれなケースでしょう。満3歳になったら入園できるので、園によっては4月の入学式をまたずに入園することも可能です。

2年保育と3年保育の違いとは ?

早生まれだからという理由で、あえて2年保育を選ぶ家庭もありますが、ほとんどの家庭が3年保育を選択しています。では、2年保育と3年保育はどちらがいいのでしょうか。「子どもともう少し過ごしたい」「早生まれだから」といった、子どもの成長にあわせて選ぶ理由や、「近くの公立幼稚園が2年保育しかない」といった地域の設置状況によってなど選ぶポイントは家庭によって違います。どういったポイントを重視して選ぶといいのか、その判断材料のひとつとして、それぞれのメリットとデメリットをあげました。2年保育にするか、3年保育にするかの選択の際に役立ててください。

2年保育のメリットとデメリットは?

2年保育のメリットとデメリットには、どういったことがあるのか見てみましょう。

メリット
・親子で過ごす時間をたくさん持てる
・幼稚園に抵抗なく馴染める
・経済的な負担が少ない

デメリット
・同年代の子どもと触れ合う機会が遅くなる
・友だちとの関わりの中で、入園の際1年の差を感じることがある
・子育て中心で、ママがひとりですごす時間が少なくなる
・育児の悩みを相談する相手が少ない

3年保育のメリットとデメリットは?

3年保育のメリットとデメリットは、2年保育とどういったことが違うのか見てみましょう。

メリット
・同年代の子どもと触れあう機会が1年早くなる
・同年代の子どもや親以外の大人と早くから接する機会が増える
・成長発達に即して集団生活に慣れることができる
・集団生活の中で、ルールやマナーを学び身につける期間が長い
・育児の悩みをひとりで抱え込まず、相談する先生やママ友ができる
・ママの時間が増える

デメリット
・保育料が2年保育よりもかかる
・公立の3年保育の設置数が少ない地域は倍率が高め

一斉活動と自由活動はどう違う?

幼稚園での保育には、一斉活動と自由活動があります。一斉活動は先生が指導のもと、楽しみながら工作や遊びなどをします。自由活動は子どもが主体となって、自分のやりたい遊びを選び楽しむこと。先生は、子どもたちがやりたいことを選びやすいように環境をつくりサポートします。
園児は遊びや工作、集団行動の体験を通して、いろいろなことを学びます。ただ、どちらに重点を置いているかは幼稚園の教育方針によって違います。一斉活動を重視するか、自由活動を重視するかは、子どもの性格などもあわせて考えましょう。どちらの活動を重視するか、親の目でしっかり確かめることが重要です。幼稚園見学には積極的に参加して幼稚園の様子を観察しましょう。

ママを応援する預かり保育とは?

預かり保育は、少子化で異年齢の子どもと遊ぶ場所や機会が減っていることや共働き家庭が増えたことで、親からの託児ニーズが増えたことによりスタートした制度です。文部科学省の平成26年度の幼児教育実態調査によると、実施している幼稚園は、公立が60.9%、私立が95%です。預かり保育の時間中で習い事ができる園が増えたので、共働き家庭にも人気です。

幼稚園の預かり保育が充実

幼稚園の保育時間外に、在籍する園児を対象として、預かり保育を実施している幼稚園があります。保育内容は、遊んで過ごす園もあれば、課題のある活動をする園もありますが、教育課程内(午前中)の活動に比べるとゆったり過ごせるように工夫されています。希望によって園内の習い事を選べるという園もあります。
預かり保育の時間帯は、朝7時〜保育時間までの早期保育と、保育終了後から夕方17〜19時ごろまでなど園によって違います。また土曜・日曜日、春・夏・冬休みの長期休暇期間も実施している園もあれば、夏休みのみ10日ほど実施しているといった園もあります。料金の目安は平日1日4時間程度で1000円前後です。保育内容、時間や期間、料金は園によって違うので事前に確認しましょう。最近は、私立幼稚園などで朝7時から、19時前後まで預かり保育を実施している園が多く、共働き家庭も3歳から幼稚園を選択する家庭が増えているようです。

預かり保育のチェックポイント

□預かり保育の内容はどういったことをしているか
□預かり保育の時間帯と価格
□土曜日や長期休暇期間中の対応はしているか

習い事とは?

ピアノや英会話、体操、サッカーといった習い事が、園内で受けられる幼稚園が増えています。預かり保育の中で希望者のみ受けられる園もあれば、時間内の教育カリキュラムの一貫として組み込まれている園もあります。預かり保育時間の習い事は、別途料金がかかります。内容は、英会話、サッカー、体操教室、絵画教室、書道教室、ピアノ教室、水泳教室などで、費用は月3,500円〜8,000円くらいで、時間も30分〜1時間程度です。

習い事保育のチェックポイント
□習い事の内容(時間や回数)
□習い事の価格
□習い事の費用の支払い方法など

希望する園を体験できるプレ保育とは?

多くの幼稚園では、2歳の子どもを対象に、園を知ってもらうためのプレ保育を実施しています。プレ保育には、子育て支援のほか、本格的な入園を前に、集団生活に慣れるという目的があります。期間は、週に1回から月に数回で、親子で参加タイプと預けるタイプがあります。何園も掛け持ちして、子どもにあった幼稚園選びに利用している家庭もあります。
そのほか多くの保護者がプレ保育に通う理由には、入園に有利といったこともあり、入園情報の収集は、出産前からはじめている熱心な家庭もあるようです。ただし、注意したいのが幼稚園と同様に、プレ保育も入園申し込みの時期が決まっていて、欠員が出ない限り途中入園ができないことです。先着順で入園手続きをすることが多いので、申し込み忘れがないようにプレ幼稚園についても園に問い合わせるか、園のホームページを必ずチェックしましょう。

幼稚園の1日のスケジュールは?

幼稚園の1日のスケジュールを紹介しましょう。時間や保育活動の内容は幼稚園によって異なりますので、おおまかな流れとして参考にしてください。

登園 8時30分〜(預かり保育がある場合は、7時ごろ〜)
登園したら、制服から体操服やスモックに着替えたり、決まった場所にバッグなどをしまったりして身支度を整えます。園児が全員揃うまで、園庭などで自由に遊びます。

御前中の保育の時間 9時30分〜11時30
幼稚園のカリキュラムにそって、お絵描きや外遊びなどに取り組みます。

給食やおべんとうの準備 11時30分ごろ〜 
給食・おべんとうを食べる前の準備は子どもたちが自分で行います。トイレや手洗いをすませた後に、机を拭きイスを用意します。年齢が上がると、給食の配膳のお手伝いをすることもあります。

給食・おべんとうタイム 12時ごろ〜12時30分 
準備ができたら、食事がスタート。個人差はありますが、食事時間は30分くらいです。食べる時間がかかる子どもや好き嫌いがある子どもなど、さまざまです。嫌いなものも食べられるように促しますが、無理強いはしません。給食やおべんとうを食べ終わったら、後片づけをして、その後休憩します。

午後の保育時間 1時〜
昼食後は、降園時間まで1時間ほど、自由に先生と園庭などで遊ぶ時間にしている幼稚園が多いようです。午前中の制作物の続きをする場合もあります。

14時ごろ
帰りの会のあと、降園。預かり保育を利用する子どもはそのまま残り、そのほかの子どもは降園します。

14時〜19時ごろ
預かり保育の時間。園内習い事や課題に取り組む場合など、幼稚園によって預かり保育の内容は異なります。

幼稚園の休日と長期休暇期間

休日/土日、祝祭日(預かり保育をしている場合は、土曜日は開園している園もあります)
長期休暇
春休み/3月21日〜4月6日ごろ
夏休み/7月21日〜8月31日ごろ
冬休み/12月21日〜1月6日ごろ

イベントがない限り、基本的に土日と祝祭日がお休みです。そのほか、宗教法人の幼稚園などは、独自の休日が設けられていることもあります。幼稚園は、文部科学省の管轄なので、休日や長期休暇は基本的に小学校とほぼ同じです。上記の日程はあくまでも目安で、プールや登園日、8月下旬から2学期がスタートするなど、園によって多少の違いはあります。最近は、幼稚園でも預かり保育が充実しているので、保育園や認定こども園と同様に、土曜日や長期休暇中も預かり保育を実施しているところが増えています。とはいえ長期休暇中の預かり保育の期間や時間は、園によって違います。長期休暇中は実施していない園や、預かり時間が短いことがあるので、必ず確認しましょう。

まとめ

幼稚園は、基本的に子どもが満3歳になったら入園できます。どの幼稚園を選ぶかは、教育方針が子どもにあっているか、家庭や職場から通いやすい距離かなどよく検討しましょう。熱心な保護者の中には、妊娠中から幼稚園を探していることもありますが、大事なことは親の目でしっかり確かめることです。幼稚園のホームページを見れば、行事や教育方針など知ることができますが、幼稚園の雰囲気は伝わらないものです。見学会に積極的に参加して親の目でしっかりと確かめておきましょう。


監修
野上秀子さん
学校法人 野上学園久我山幼稚園園長。東京都私立幼稚園連合会常任理事、公益法人全日本私立幼稚園幼児教育機構調査広報委員会副委員長。40年の長きにわたり、幼児教育に携わる

高尾恵子さん
学校法人 江楠学園にじのはねこども園園長。公益法人全日本私立幼稚園幼児教育機構調査広報委員会副委員長。佐賀県で長きにわたり幼児教育や保育に力を入れている

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