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赤ちゃんが便秘気味……受診の目安とおうちでできる対処法

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「数日うんちが出ていない」「うんちのときに苦しそう」など、「うちの子、もしかして便秘かも!?」と思うことはありませんか? 赤ちゃんの便秘で確認すべきことや病院を受診する目安、マッサージなどおうちでできるケアについて紹介します。

赤ちゃんが便秘になる主な原因

便秘とは、長い時間便が出なかったり、出すのに苦しそうなことをいいます。毎日うんちが出ていても、かたくて出すのに苦しそうだったら便秘と考えます。排便のペースには個人差があるので、3日に1回でもスムーズに出るのなら、便秘ではありません。便秘には、便がかたくて出にくい場合と、「ガス腹(おなかの中に空気がたまった状態)」になって、踏ん張る力が弱い場合があります。

母乳や水分の不足

母乳やミルク、水分がたりていないとうんちがかたくて出にくくなることがあります。離乳食が始まると母乳やミルクなどの水分量が減ることから、便秘が起こりやすくなります。離乳食のあとは母乳やミルク、麦茶や湯冷ましなどで水分を補給しましょう。

食物繊維の不足

離乳食が進んでくると、食事の内容が原因で便秘になることがあります。食物繊維を多く含むさつまいもや青菜などを取り入れるようにしましょう。食事量が少ないとうんちとして出る量も少なくなるので、極端に食事量が少ない場合は、離乳食のかたさや与える時間などの見直しもしましょう。

ストレス

大人はストレスで便秘を起こすことがありますが、乳幼児では考える必要はありません。

おしりや腸などのトラブル

一般的ではありませんが、慢性的な便秘の中には、おしりや腸、神経などに何らかのトラブルがあり、便秘が続いているケースもあります。診断の結果、手術が有効な場合には、病気や状態に応じた手術を行います。

便秘かも? と思ったら確認すべき5つのこと

「便が出にくい」「便秘かも」と思ったら、まずは以下の5つのことを確認してみましょう

うんちが出ていない期間は?

うんちが何日間出ていないかチェックします。日ごろから、うんちの回数やかたさを見ておくと、比較しやすくなります。3日に1回であっても、スムーズに出ているのであれば、赤ちゃんのリズムと考えて問題ありません。生後2、3カ月のころは病気ではないのにうんちの回数が減ることがあります。

うんちのかたさは?

うんちが出ていない期間につづいて、うんちのかたさも確認しましょう。毎日出ていても、うんちがかたくて出すのが苦しそうでないかも観察します。

体重が減っていないか

体重が減っていないか、チェックします。うんちがなかなか出なかったり、おなかが張ったりする状態が続くと、食欲がなくなることがあります。そうすると、栄養が十分にとれずに体重が減ってしまうことも。体重を測ってみて、順調に増えているようであれば、心配いらないでしょう。

うんちのときに苦しそうにしていないか

排便の様子を観察します。排便のペースには個人差があるので、何日出ていないかよりも、うんちをするときの表情や様子が大切です。以下のポイントをチェック!

・うんちをするときに顔をこわばらせていないか
・いきんでもうんちが出なくて苦しそうにしていないか
・肛門が切れていないか
・おなかが張ってつらそうでないか

☆おなかが張っているってどんな状態?
赤ちゃんはもともとぽっこりおなかですが、
・横から見て胸よりおなかが高かったり、おへそが出ていたりする
・軽くたたくとポンポンと音がする
これらにあてはまる場合は、おなかが張っている状態と考えられます。

機嫌や食欲などはどうか

機嫌がよく、食欲もあるようであれば、まず問題ないでしょう。ただし、生後1カ月ごろで以下の場合は注意が必要です。
・体重が増えない
・機嫌が悪い
・食欲がない
消化器系の病気が隠れている場合もあるので、早めに受診しましょう。

もしかして便秘かも? 病院を受診する目安は?

うんちの固さや様子、食欲などを確認したら、受診するかどうかの目安をチェックしてみましょう。受診時に先生に伝えたいことリストも紹介します。受診前にしておきたいホームケアは、「おうちで様子をみるときのポイント」を参照してください。

こんなときは要注意! 受診のタイミング

下にあてはまる場合は、ホームケアをしながら、日中の診療時間内に受診しましょう。便秘以外に症状がなければ、家で様子を見ていてかまいません。

・1週間以上の便秘が何度も起こる
・いきんでいるのに、うんちが出ずに苦しそう
・うんちをするのを嫌がって泣く
・おなかが張って、苦しそうにうなっている
・うんちがかたくて肛門が切れて出血した

受診前にチェック! 先生に伝えたいことリスト

病院を受診することになったら、以下のことをチェックしておき、受診時に先生に伝えましょう。
・うんちの回数とかたさ
・(うんちの写真を撮影できた場合)写真を見せる
・最後のうんちの状態はどうだったか
・機嫌や食欲はどうか
・おならが頻繁に出ているか
・げっぷは上手に出せているか
・おなかが張っているか
・おっぱいやミルクなど与えている水分量
・離乳食や幼児食で与えている食材

おうちで様子を見るときのポイント

病院を受診する前や、病院を受診するほどではなく、しばらくおうちで様子を見るとき、病院を受診したあとにおうちでできる対処法をまとめました。綿棒浣腸やマッサージ、食物繊維をとらせるなど、できるところからやってみましょう。

便が出にくいときにやってはいけないこと

●うんちの出が悪いのをほうっておく
直腸にたまって時間がたつと、うんちはかたくなります。かたいうんちをするときはおしりが痛くなるのでうんちを我慢してしまい、ますます便秘になってしまうので注意。うんちの出が悪いと思ったら、以下で紹介するおうちでできるケアを試してみましょう。

●うんちの回数や状態を気にかけない
うんちの回数や状態は健康のバロメーター。普段のうんちの回数や状態を知っておけば、いざというときに普段とどう違っているのかがわかります。日ごろから、いつ、どのようなうんちが出たかを確認しておきましょう。

おうちでできる便秘対処法

【肛門の刺激】低月齢向きの綿棒浣腸
うんちが出なくて苦しそうなときは、綿棒の先にベビーオイルを1、2滴つけて2㎝ほど肛門に入れて浣腸します。赤ちゃんのおしりを軽く持ち上げるとやりやすいでしょう。肛門を広げるように、綿棒をぐるっと回すのがコツ。綿棒を肛門の奥に入れすぎないように注意!

【おなかのマッサージ】ママの手で強めに「の」の字を書く
受診前のホームケアでも紹介したおなかのマッサージは、様子を見るときや受診後のホームケアにも有効です。赤ちゃんのおなかが少しへこむくらいの力で、手のひらでおなかに「の」の字を書くようにマッサージ。綿棒浣腸のあとにしてあげると効果的です。

【離乳食・幼児食】食物繊維の多い食生活を心がける
離乳食が始まっていれば、メニューにさつまいもやりんごなど食物繊維の多い野菜・果物を加えてみるといいでしょう。食物繊維の多い食材が、腸の運動を活発にして排便を促してくれます。

【予防法】軽い運動を取り入れる
うんちを出すためというよりは、出にくくならないようにする予防として、月齢に応じた軽い運動がおすすめ。おすわりする前の赤ちゃんなら、抱っこ、おすわりと立っち、あんよなど、赤ちゃんの体の位置を変えて腸を動かす軽い運動を意識してみて。幼児の場合は、外遊びなどで体を十分に動かしましょう。ママが赤ちゃんの脚を持って軽く動かしてあげるのも、腸の動きをよくするのでおすすめです。

まとめ

赤ちゃんが便秘でつらそうにしていると、ママも心配になりますよね。まずは冷静になって、うんちの回数や状態、食欲や機嫌など、確認してみましょう。受診前後にできるケアも紹介しましたので、「便秘かも」と思ったら、ぜひ試してみてくださいね。
(文/ひよこクラブ編集部)

監修
横田俊一郎先生
横田小児科医院院長。東京大学医学部付属病院小児科、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)小児科部長などを経て、1993年に開業。ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けていらっしゃいます。

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