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うんちが出にくい・赤ちゃんの便秘の原因、病院へ行く前に確認すること、受診の目安やホームケア

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生後0ヶ月~3歳ごろまでの赤ちゃん・子どもが「便秘」のとき、ママ・パパが何をすればいいか、を受診の前後に分けてまとめました。
また、その症状の程度によって、夜間や休日でも受診したほうがいいのか、診療時間まで待って受診すればいいのか、などの判断の目安を示しました。

赤ちゃんの便秘の原因と気をつけること

おっぱい、ミルクや水分の不足、離乳食や食事の食物繊維不足などで便がかたくて出にくい場合(便秘)と、ガス腹(おなかの中に空気がたまった状態)になって踏ん張る力が弱くて出にくい場合があります。ただ、うんちの回数やかたさは成長とともに変化し、個人差もあります。

食欲や機嫌、おなかの張りなどもチェックします

毎日うんちが出ていても、かたくて出すのに苦しそうだったら便秘と考えます。食欲が落ちたり、機嫌が悪くなったら、受診して相談しましょう。
自力でうんちを出せない、いつもおなかが張っている、排便時に肛門が切れて出血する、などの場合も受診しましょう。
また、便が出た日はよく食べて、便が出ない日は食欲がないときは便秘といえます。

赤ちゃんの便秘 考えられる主な病気

・水分不足による便秘
・食生活に伴う便秘
肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)
肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)
肛門裂(こうもんれつ)
など

便が出にくいとき まず確認すること

1.何日くらいうんちが出ていないか、かたさはどうかをチェック


日ごろのうんちの回数やかたさを見ておくと比較しやすいでしょう。毎日出ていても、かたくて出すのに苦しんでいないかも観察します。
3日に1回でもスムーズに出るのなら、その子のリズムと考えていいでしょう。

2.体重が減っていないか、体重の増えが悪くないかを確認


うんちがなかなか出なかったり、おなかが張っていると食欲がなくなります。
そのために栄養がとれずに体重が減ってしまったり、体重の増えが悪くなることがあります。体重を量ってみて、順調に増えているならば心配ありません。

3.うんちのときに苦しそうにしていないかを観察


排便のペースには個人差があるので、何日出ていないかよりも、うんちを出すときに顔をこわばらせたりしていないか、いきんでも出なくて苦しそうにしていないか、肛門が切れていないか、おなかが張ってつらそうでないか、などのほうが重要です。

4.機嫌や食欲などを観察


機嫌がよく、食欲もあるなら安心です。
生後1ヶ月ごろ、おっぱい・ミルクを吐くようになり、そのうち飲んだ直後に噴水のように吐いては、けろっとしてまた欲しがるときは、「胃の出口が狭くなる病気(肥厚性幽門狭窄症)」の疑いがあります。

関連:赤ちゃんの便秘、「月齢で変わる原因」と「解消法」を知っておこう

便が出にくいとき 受診タイミングをチェック

【時間内に受診】
 □1週間以上の便秘が何度も起こる
 □いきんでいるのに、うんちが出ずに苦しそう
 □うんちをするのを嫌がって泣く
 □おなかが張って※、苦しそうにうなっている
 □うんちがかたくて肛門が切れて出血した
 □生後1ヶ月前後で授乳すると吐く

※おなかが張っているってどんな状態?

赤ちゃんはもともとぽっこりおなかですが、横から見て胸よりおなかが高かったり、おへそが出ていたら、おなかが張っている状態です。軽くたたくとポンポンと音がします。

便が出にくいとき 受診前にチェック!先生に伝えたいこと

 □うんちの回数とかたさ
 □うんちの写真を撮れる場合は、写真を見せる
 □最後のうんちの状態はどうだったか
 □機嫌のよしあしや、食欲はあるか
 □おならが頻繁に出ているか
 □げっぷは上手に出せているか
 □おなかが張っていないか

水分量や離乳食、食事の内容との関係も見ます

おっぱい・ミルクを含めて水分をどのくらい与えているか、また、離乳食や食事でどんな食材を与えているかも医師に伝えます。

関連:新生児の便秘はなぜ起こる?「原因」と「解消法」を徹底チェック

便が出にくいとき 受診前のホームケア

便が出にくいときに、おうちでできるホームケアについて紹介します。

こまめに水分を与えてうんちをやわらかくします


おっぱいやミルクを十分に飲んでいるかをチェックします。たりていないようなら湯冷ましなどで水分をこまめに与えます。たりている場合もこまめに水分補給をして、うんちをやわらかくしましょう。

「の」の字マッサージで腸を刺激します


朝起きたときやおふろ上がりに、おへそのあたりに手のひらをあてて「の」の字を書くようにおなかをマッサージしましょう。
腸が刺激されて、うんちやおならが出やすくなります。

便が出にくいとき 様子を見るときや、受診のあとのホームケア

【肛門の刺激】
低月齢向きの綿棒浣腸


うんちが出なくて苦しそうな場合は、綿棒の先にベビーオイルをつけ、2cmほど肛門に入れて浣腸をします。肛門を広げるように、綿棒をぐるっと回すのがコツです。綿棒の入れすぎに注意しましょう。

【おなかのマッサージ】
ママの手で強めに「の」の字を書きます


手のひらで、おなかに「の」の字を書くようにマッサージしましょう。おなかが少しへこむくらいの力でマッサージするのがポイントです。綿棒浣腸のあとにしてあげると効果的です。

【離乳食・食事】
食物繊維が多い食生活を心がけます


2~3ヶ月以降なら、食物繊維の多いプルーン果汁を少し与えてみましょう。離乳食や食事では、さつまいもやりんご、野菜など食物繊維の多いものをメニューに加えます。

【予防法】
軽い運動を取り入れます


うんちを出すためというより、出にくくならないようにする予防として、月齢に応じて、抱っこする、座る、歩くなど、体の位置を変えて腸が動く程度の軽い運動を心がけましょう。幼児の場合は、外遊びなどで体を十分に動かす遊びをさせましょう。

便が出にくいとき 便が出にくいときにやってはいけないこと

【うんちの出が悪いのをほうっておく】
直腸にたまって時間がたつとうんちはかたくなります。かたいうんちをするときはおしりが痛くなるのでうんちを我慢してしまい、ますます便秘になるので注意しましょう。

【うんちの回数を気にかけない】
うんちの回数や状態は健康のバロメーターです。普段の回数や状態を知らなければ、普段と違っているのかが判断できません。いつ、どのようなうんちが出たかを確認しておきましょう。

関連:赤ちゃんが便秘気味……受診の目安とおうちでできる対処法


監修:松井潔 先生
神奈川県立こども医療センター 総合診療科部長
2005年より現職。専門各科と連携しながら、総合診療科で治療に努めていらっしゃいます。

●イラスト/仲川かな・小西優子

▼参照:『最新!赤ちゃんの病気新百科』

※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。

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