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“赤ちゃんが吐いた!”受診の目安は?考えられる病気は?

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Artranq/gettyimages

赤ちゃんは、胃の入り口の締まりが弱いので、授乳後、たらたらとおっぱいやミルクを吐き出す「いつ乳(いつにゅう)」は心配しなくて大丈夫! でも、もちろん注意深く観察すべき赤ちゃんの嘔吐もあります。それはどのような症状か。受診の目安や考えられる病気などを、小児科医の山中龍宏先生に教えてもらいました。

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“嘔吐した”ときの受診の目安

吐く回数が少なくても
「熱がある」
「けいれんを起こす」
「水分がとれない」
などの症状があれば受診が必要です。

逆に、吐く回数が増えたり、飲むたびに勢いよく吐くときも要注意!
緑色のもの(胆汁[たんじゅう])を吐いたら、腸閉塞(ちょうへいそく)の疑いがあるので大至急受診します。

“嘔吐した”ときの受診の目安とタイミング

赤ちゃんの症状ごとに、受診の目安をまとめました。チェック項目の症状に1つでも当てはまったら、該当するタイミングを参考に受診を!

★救急車を呼んで、緊急受診
☑血液や胆汁(緑色のもの)を吐く
☑けいれんが続く など

★診療時間外でも受診
☑いつもと様子が違う
☑元気がなく、ぐったりしている
☑頻繁に吐き、量が多い(水分をとる以上に吐く量が多い)
☑水分がとれない
☑けいれんのあとに吐く(けいれんが続いている場合は救急車を)
☑(1カ月前後の赤ちゃんが)授乳のたびに噴水のように吐く
☑おなかが張っている
☑6~8時間以上、おしっこが出ない
☑唇が乾いて、目が落ちくぼんでいる
☑12時間以上、下痢が続いている
☑血便が出た
☑吐いて激しく泣く
☑反復して泣く
☑38度以上の熱がある
☑頭を強く打ったあとに吐く など

★診療時間内に受診
☑何度か吐いたが、上のような症状はない
くしゃみ、鼻水、鼻詰まりに伴って吐く(せき込み嘔吐)
☑数日にわたって吐き、おしっこやうんちの回数が少なく、体重がなかなか増えない など

★おうちケアでOK
☑1~2回吐いただけで機嫌もよく、とくに気になる症状がない など

“嘔吐した”とき医師に伝えたいことは?

受診の前に、赤ちゃんの様子や状況をもう一度チェックして、医師に伝えましょう。

1.吐いた回数は?
2.吐いたものの色(透明や緑など)・内容は?
3.最後に吐いた時間は?
4.どんな状態で吐いた?(物を口にして? せき込んで?)
5.おしっこは出ている?
6.水分はとれている?
7.吐く直前に食べたものの内容は? 量は?
8.吐く以外の症状は?
9.事前に使った薬はある? など

“嘔吐した”ときに考えられる病気は?

□風邪症候群
□細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)
□ウイルス性髄膜炎(ういるすせいずいまくえん)
□胃腸炎
□胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)
□腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)
□肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)
□食物アレルギー など

関連:赤ちゃんの髄膜炎は早めの予防接種で防ぐ!見逃しがちな初期症状を医師が解説

嘔吐の状態だけでなく、ほかの症状や様子をしっかり観察することが、病気の発見や赤ちゃんを守ることにつながりそうですね。赤ちゃんが吐いてしまったときは、嘔吐物をスマホで撮影したり、様子をメモしておくと医師に詳しく説明できて、診断に役立ちます。(文・ひよこクラブ編集部)

■監修:緑園こどもクリニック 院長 山中龍宏先生
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。日本小児保健協会 傷害予防教育検討会委員長、NPO法人Safe Kids Japan代表など。 

■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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