【医師監修】[生後7~8ヶ月ごろ]赤ちゃんの力を伸ばす!1日の過ごし方を小児科医が解説

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支えなしでおすわりできるようになり、動きが活発になる7~8ヶ月ごろ。遊びの幅が広がってできることが増えていきます。離乳食の回数にも変化が。そんな時期におすすめの1日の過ごし方と接し方のポイントを、小児科医の山中龍宏先生に解説してもらいました。
【記事監修】
緑園こどもクリニック 院長

Profile
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。NPO法人Safe Kids Japan理事長など。
参照/Safe Kids Japanホームページ、『事故防止ハンドブック』(消費者庁)
日中はたくさん遊び、夜はぐっすりのリズムがGOOD!
おすわりやずりばいが始まり、手指もいっそう動くように。行動範囲が広がる7~8ヶ月ごろの赤ちゃんにおすすめの、1日の過ごし方と、お世話のポイントを紹介します。
元気に動き始める7~8ヶ月ごろ、1日の過ごし方とは?
昼寝の時間が徐々に短く、夜の睡眠時間は長くなり、夜泣きする子も出始めます。夜ぐっすり眠れるように、日中は積極的に体を動かす遊びをしたり、ママやパパがたくさんかかわってあげるといいでしょう。午後の昼寝は16時ごろまでに切り上げる、おふろは就寝2時間前までに済ますのも寝つきをよくします。
■7~8ヶ月ごろの1日の過ごし方(例)
6:30 起床
7:00 離乳食①、授乳①
*離乳食の1回目は午前中に食べさせるようにしよう♪
10:00 お散歩
11:00 昼寝
13:00 離乳食②、授乳②
*離乳食の2回目は、ママのランチと同じタイミングに
14:00 昼寝
16:00 室内遊び
17:00 授乳③
19:00 おふろ、授乳④
*おふろの時間を一定にして、就寝までの流れをつくると◎
20:00 就寝
4:00 授乳⑤
生後7~8ヶ月ごろの成長をサポートするポイント4箇条
赤ちゃんが持ち合わせている力を最大限伸ばす、過ごし方のポイントをまとめました。普段の生活やお世話の参考にしてみてくださいね。
ポイント1:朝起きてからと夜寝るまでの流れをつくって
朝はカーテンを開け、お部屋に朝日を取りこんで。決まった時間に起こし、着替え、顔ふきなどをします。夜も寝る時間を決めて、パジャマなどに着替えさせ、部屋を暗くして、静かな環境で寝かしつけを。
ポイント2:離乳食は1日2回、決まった時間に
離乳食のスタートから1ヶ月以上たち、食べることに慣れてきたら、離乳食を1日2回食に進めて。1回目と2回目は3~4時間空けます。離乳食後の母乳は、欲しがるだけ飲ませてOK。
ポイント3:お散歩や体を使った遊びをいっぱい楽しんで
1日1回、30分~1時間を目安にお散歩に出かけ、外の刺激を与えて。日中にしっかり体を動かして遊ぶとぐっすりねんねするように。行動範囲が広がるので、事故対策も忘れずに。
ポイント4:身近な人に愛着心が強まり、人見知りをするように
知らない人に会うと、泣き出したり無表情になったりするなど、人見知りをする赤ちゃんが増えます。これは、ママやパパなど身近な人への愛着心が強くなるため。慣れない場所を嫌がる「場所見知り」をする子も。
関連:【超基本】離乳食作りがラクになる!「フリージング」テク
赤ちゃんが日中起きている時間が長くなると、ママの休憩時間は減ってしまうかも。育児の合間にひと息ついたり、赤ちゃんと一緒に寝てしまうのも手。離乳食は、週末などにまとめて作ってフリージングしたり、市販のベビーフードを上手に利用するなど、工夫してみてもいいですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/08/04
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