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【小児科医長が語る】子どもの成長・発達を促すパパならではの関わり方【赤ちゃん期~8歳まで】

更新

LiudmylaSupynska/gettyimages

子どもたちの健康のために、病院の内外で診療を続けている聖路加国際病院小児科医長の草川功先生。医師の立場から、子どもの発達のためにパパが心がけておきたいことを、子どもの年齢別に教えていただきました。

関連:パパが気をつけたい!赤ちゃんとの遊び方

【赤ちゃん期】言語の発達に◎ 赤ちゃんの声にお返事しよう

「一般的にはパパよりも、やはり長時間接しているママのほうが、赤ちゃんが発する言葉を早く理解できるようになります。それでもパパは、赤ちゃんが何か話しかけてきた時には無視したりせず、何を言おうとしているのか耳を傾けて、リアクションを返してあげるようにしましょう。想像力を働かせて『こういうことを言いたいのかな?』と伝えるだけで、赤ちゃんはどんどん言葉を返そうとして、言語の発達が促されるようになります。」

【幼児期】ダイナミックな遊びを一緒に楽しんで!

「1~2歳になると行動範囲が広がり、どんどん動き回るようになります。そして3~4歳頃は、運動を通じて脳内でぐんぐん神経回路が発達する大事な時期です。しかし、特に都市部の乳幼児の運動量は減少していて、小学生になる頃には学校の階段を駆け上がれない子どもも増えています。

そこでお父さんの出番です。公園や広場などで、安全に配慮しながら一緒に思いきり体を動かして遊んであげることが、今後の健やかな発達に大いに役立ちます。」

【5~8歳】木登りやボール遊びなどの体験が◎

「5~8歳頃は『プレ・ゴールデンエイジ』といい、体内の神経系が著しく発達する時期です。この頃は高い集中力を持ちますが、一つ一つの物事が長続きせず、常に新しいものに興味が移っていきます。そして神経回路がさまざまな刺激を受けることで、神経系の配線を多様に形成していこうとします。

多種多様な刺激を求める発達段階なので、ゲームや動画などのバーチャルな世界ではなく、体や五感を使ったリアルな体験をいろいろとさせてあげてください。鬼ごっこや木登り、ボールを使った遊びのほか、手先を動かす細やかな作業もおすすめです。

また、この時の運動経験次第で、9歳以降のスポーツの習得が大きく変わるといわれています。子どもとの時間を楽しく、かつ真剣に過ごしてみてください。」

この記事では、2017年9月に実践女子大学で開催されたイベント「ママtomoパパtomoカレッジ(現:たまひよカレッジ)」にて行われた講義「パパの育児塾 子どもを伸ばす関わり方」(講師:草川 功先生/聖路加国際大学臨床教授・聖路加国際病院小児科医長)の内容をピックアップしてご紹介しました。

「たまひよカレッジ」は、「ママになっても・パパになっても学びたい!」を実現する学びの場です。
今年も9月30日(日)に実践女子大学 渋谷キャンパスで開催決定!
午前・午後の2部制で、午前の部では草川功先生の講義もあります。
ママとパパが赤ちゃん連れで大学で学ぶ1日。興味のある方は、こちらをチェックしてください。(文・たまひよカレッジ運営事務局)

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