【医師監修】[生後3~4ヶ月ごろ]ベストな生活リズムは?お世話のコツを小児科医が解説
首がすわり始めたり、まわりに関心を持ち始めるなど、いろいろな様子を見せるようになる3~4ヶ月ごろ。このころの赤ちゃんは、どのように1日を過ごしているのでしょうか。かかわるときのポイントは何か。小児科医の山中龍宏先生に伺いました。
3~4ヶ月の赤ちゃんの過ごし方にクローズアップ!
ねんねスタイルで過ごすことに変わりはありませんが、ママもお世話に慣れ始め、赤ちゃんとのかかわりがより楽しく感じるころ。この時期の1日の過ごし方と、気をつけたいポイントを見てみましょう。
昼夜の区別がついてくる生後3~4ヶ月ごろ、理想的な1日の流れは?
日中起きている時間が長くなり、徐々に睡眠リズムが整ってくるようになります。中には昼夜逆転する子もいますが、昼夜の区別をより意識するために、朝はカーテンを開けて合図を送るといいでしょう。
■3~4ヶ月ごろの1日の過ごし方(例)
6:30 起床、授乳①
9:30 授乳②
10:00 お散歩
*お散歩の習慣をスタート♪午前中に30分くらいがおすすめ
12:00 昼寝
14:00 室内遊び
15:00 授乳③→昼寝
17:00 おふろ
18:00 授乳④
19:00 就寝
21:00 授乳⑤
*夜中に起きても、授乳してすぐに寝かしつけるのが基本
2:00 授乳⑥
生後3~4ヶ月ごろの過ごし方で注意したい4つのポイント
赤ちゃんの健やかな成長を促すために、心がけたいお世話のポイントは以下4つ。赤ちゃんとのかかわりに役立てて。
ポイント1:昼は活動的に、夜は静かに過ごすのが基本
生活リズムを意識し始めたい時期。1日の流れをつくって、早起き・早寝の習慣づけを。朝起きたら部屋を明るくし、日中はお散歩、夜はおふろ、そして静かな部屋で寝る…というようにメリハリのある生活を。
ポイント2:授乳のリズムがどんどん整ってきます
授乳のリズムが整い始めます。赤ちゃんのペースで飲ませるのが基本ですが、授乳間隔を少しずつ空けるようにし、「泣いたら授乳」を卒業するように意識してみて。ミルクの場合は缶の表示にしたがって。
ポイント3:外気浴に慣れてきたらお散歩の習慣を
1日1回、30分程度のお散歩をスタートさせて。お散歩は、赤ちゃんの五感を刺激するだけでなく、適度に疲れるため、夜にぐっすり眠る効果もあります。ママにとっても、いい気分転換に。
ポイント4:夕方、突然泣くことが。でも、自然に治まります
3ヶ月前後から赤ちゃんは、夕方になると、とくに理由がないのに大泣きすることがあります。これは「たそがれ泣き」といわれるもので、原因ははっきりしていませんが、5~6ヶ月ごろになると自然に治まるので、心配しないで。
声を出したり、小さなにぎにぎなどを少し握ってみたり…。3~4ヶ月は、成長の様子がたくさん見られる時期と言えるでしょう。声かけやスキンシップなど、赤ちゃんとコミュニケーションをとって、ステキな親子関係を築いていけるといいですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/08/07
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