【1歳代】イヤイヤあるあるシーン別の乗りきりテクはコレ!
赤ちゃんがイヤイヤしたとき「いくら言っても聞いてくれない!」「言い聞かせたら余計、大泣きされた!」という経験はありませんか? 実はイヤイヤを乗りきるにはコツが必要です。子どもの心理に詳しい竹内エリカ先生に、よくあるイヤイヤ場面を例に、かかわり方のコツとNG対応を教えてもらいました。
1歳代 よくあるイヤイヤ場面★かかわり方のコツ
1才代の子は、食事やお出かけ先でイヤイヤしちゃう子が多いよう。竹内先生に、よくあるシーンごとのママ・パパのかかわり方のコツを教えてもらいました。NG対応も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
あるあるscene1 食べたくないから、食べ物を投げる!
食べ物を投げたら手を押さえて止めて、「食べたくないのね」「今は、食べたくないのかな?」などと子どもの気持ちを受け止めます。そして、おにぎりやパンなどを少しだけ食べさせて切り上げましょう。またお散歩や食事の時間を変えるなど、生活リズムを見直して、おなかがすく工夫をすることも大切です。
やっちゃダメ!NG対応…無理に食べさせてはいけません。また、たたいてしかるのも逆効果です。
あるあるscene2 おむつ替えでじっとしているのがイヤ!
食後や昼寝のあとに必ずおむつ替えをするなど、時間を決めて習慣にするのがGOOD。替えるときは、笑顔でやさしく。またおむつ替えのときは、女の子は股関節やおなかをマッサージすると喜びます。男の子は、脚のストレッチなど体を動かす遊びを交えながら、素早く替えると嫌がりません。
やっちゃダメ!NG対応…動かないよう押さえつけるのはやめて。より抵抗するようになります。
あるあるscene3 ベビーカーに乗らな~い!
まずは「乗るのイヤだよね~」と気持ちを受けとめましょう。次に安全な場所に移動して、少しあんよさせたり、急いでいるときは「あそこまであんよしたら、ベビーカーに乗ってくれる?」と聞いたりして、あんよしたらタイミングを見計らってサッと乗せて出発してください。
やっちゃダメ!NG対応…力ずくで乗せたり、「乗らないなら行かない!」と脅したりすること。しかたないとあきらめて、交通量の多い道であんよさせるのもダメですよ!
あるあるscene4 道路でママと手をつなぐのがイヤ!
交通量の多い道を1人で歩きたがったら、毅然とした態度でハッキリ「ダメ」と伝えて。繰り返す子には、根気よく何度も伝えることが大切です。
やっちゃダメ!NG対応…たたいたり、「ママ知らない」と突き放すような言葉を言ったりするのはNG。危険なことが伝わらず、ママに冷たくされたと思うだけです。
1歳代は「○○したい!」という主張がそれほど強くないため、子どもの思いに寄り添った言葉かけをしたり、楽しいことに意識を向けたりすると、「イヤ~」が始まっても比較的スムーズに乗りきれそうですね。ただし、危険なことは毅然とした態度で「ダメ」と伝えることが必要。「大泣きするから…」と、赤ちゃんの言いなりになっていないか、今一度チェックを。「これはダメよ」を繰り返し伝えることで、子どもも少しずつ理解してくれるはずですよ。(取材・文/麻生珠恵・ひよこクラブ編集部)
参考/1才2才のひよこクラブ2018年冬春号「女の子・男の子&子どもの個性に合わせればイヤイヤ期は9割ラクになる!」より