怒ってもムダ?ギャン泣き&イヤイヤ期のクールダウン法
子どものかんしゃくやイヤイヤ期、子どものしつけに関する悩みは尽きないもの。口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちから寄せられた経験談をもとに、「しつけの基本」を一緒に考えてみませんか?
子どものギャン泣き&かんしゃく、どうしてる?
子どもが泣きやまない、かんしゃくを起こして聞く耳を持たない...こんなお手上げ状態に陥ること、ありますよね。先輩ママはどうやって対処しているのでしょうか?
感情的にならない
3歳8カ月の娘のかんしゃくに毎回悩んでいましたが、無理になだめようとせず、ダメなことはダメと伝えたうえで、気がすむまで泣かせることに。そして落ち着いてきたら抱きしめて、「今○○だったから怒っちゃったんだね」と共感してからこちらの言いたいことを伝え、「よく落ち着けたね」とほめると、驚くほどすんなり言うことを聞いてくれました。これを数回繰り返し、親が絶対に子どもの言いなりにはならないこと、でも子どものことは大好きなことを理解する経験を重ねるにつれ、かんしゃくの回数がグッと減りました。
距離を置いてクールダウン
小3の娘。下手に声かけすると火に油を注ぐことになるのがわかっているので、かんしゃくを起こし始めたら、「泣きたいなら別のところへ行って泣きなさい。泣いてスッキリしたら戻って来なさい」と言います。娘はいつも、四畳半の納戸へ逃げ込んで頭を冷やしています。自分でも言葉にならないもどかしい感情。いつかその感情を自分なりにコントロールしていってくれるようになればいいなと見守っています。
「イヤイヤ期」の子ども、怒ってもムダ?
何を言っても、何をするにも「イヤ!」。そんなわが子に対して、怒ってもムダなのかも...と思ったことはありませんか?先輩ママは、子どもの「イヤイヤ期」こうやって乗りきったようです。
イヤな理由を理解してあげる
実は理由のないイヤってそんなにないんです。「イヤイヤ期だから」で片づけずに、なぜ怒っているのか、子どもの気持ちをわかってあげる努力をしています。わからないときは、たとえ話せなくても「なんで怒っているのか教えて」と聞いてあげる。これを繰り返すうちに、まだ自分の気持ちをちゃんとは表現できないけど、なんとなく気持ちが整理されたり、「気持ちをわかってくれている」と安心するのか、落ち着きますよ
説得して母親の意思を貫く
泣き叫んだり物を投げたりする様子にひるんで、その都度大人が態度をコロコロ変えたら、子どもは「我慢すること」や「気持ちに折り合いをつけること」を学べないと思います。泣こうがわめこうが、「今から○○をしないといけないからがんばろう!」と説得してお母さんが意思を貫く。そうしていたら「しかたない」「我慢しよう」ということも少しずつ身についてくると思います。
選択肢を与える
「イヤイヤ」には、選択肢を与えてあげるといいみたい。最初は選択肢は2つだけ。選べないなら「ママが選ぶけどいい?」と聞いてからママが選ぶ。自分で選択できるようになれば、最終的にはたくさんある中から選べるようになりますよ。
しつけで「たたく」のはあり?なし?
子どもを叱るとき、つい手を上げてしまった...そんな経験はありませんか?実際のところ、たたくのってあり?それともなし?会員の皆さんはどう考えているのでしょうか。
たたかれて初めてわかる子もいる
言ってわからなければ、たたきます。もちろん全力ではないですよ。子どもだっていろんなタイプがいます。口で言い聞かせてわかる子もいれば、ペチンとたたかれて初めて「これはダメなことなんだ」と理解する子もいるのだと思います。
恐怖は思考を停止させる
たたかれて言うことを聞くのは、なぜそれがいけないかを理解したからではなく、ただ単に、たたかれるのが怖いから。なぜそうすべきなのかという思考がストップしてしまうのです。恐怖心から何も考えずに従うようになるという事態を避けるためには、どんなに時間や手間がかかっても、言葉で理解できるようにていねいに説明した方がいいと思います。
子どものしつけに正解はないからこそ、難しい。でもほかにも同じように悩みながら試行錯誤しているママがいると思うと、心強いですよね。皆さんもご自分とお子さんに合ったやり方を見つけてみてくださいね。
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの引用です。
※この記事は「ウィメンズパーク」で過去に公開されたものです。