“寝返りできた!?” 4~7ヶ月赤ちゃんの心と体の発育・発達を小児科医が解説
首がすわり、体がしっかりしてきて寝返りが始まる時期。手で物をつかんだり、なめて確認することも。喜んだり怒ったりする感情が芽生え、表情も豊かになります。心と体、脳の発育・発達の様子や、このころの生活の様子について、小児科医の山中龍宏先生に伺いました。
ココが知りたい!このころの赤ちゃんの成長の様子とは?
ねんねで過ごすことが多かった時期から、自分で体を動かして姿勢を変えられるように変化し、成長していきます。4~7ヶ月ごろ赤ちゃんは、どんな様子でどう成長するのかチェックしてみましょう。
このころの「体」はどんな感じ?
飲む量や運動量に個人差が出てくるため、体形にも個性が出てきます。4ヶ月ごろには多くの赤ちゃんの首がすわり、中には寝返りをする子も。5ヶ月ごろには興味のものをつかんだり、なめたりして遊ぶようになります。
このころの「心・脳」はどんな感じ?
うれしい・イヤなどの感情が育ち、手足を動かして喜ぶなど、体全体で気持ちを表すようになります。コミュニケーションの欲求が強くなり、「マンマン」「ダダダ」などの声を出すことも。見比べる能力もついてきて、少しずつ人見知りをし始める子もいます。
このころの「生活の様子」はどんな感じ?
少しずつ、昼夜の区別がつくようになり、昼寝が1日2~3回に。授乳のリズムや、消化器官の機能もしだいに整ってきます。首がしっかりすわり、よだれが増え、大人の食事に興味を示すようになってきたら、離乳食を考え始めて。
今さら聞けない… 赤ちゃんの“寝返り”って、どういう状態?
寝返りとは、腰とおなかに筋力がつき、腰をひねって足を交差させ、その勢いで体を回転させること。最初は横向きになる姿勢が見られ、やがて赤ちゃんが行きたい場所へ寝返りで移動するようになります。
寝返りする赤ちゃんの“ココに注意!”
寝返りができるようになると、ベッドやソファから落ちることも考えられます。ベッドの柵は上げ、ソファに寝かせたままにして、目を離さないで。部屋の安全を確保することが大切です。
赤ちゃんにとって“寝返りできた!”は、大きな自信につながる大切な経験の1つ。なかなかできなかったり、寝返りする様子がなければ、赤ちゃんが腰をひねったときなどにそーっと手助けを。“できた!”の経験がたくさんできるように、ママもパパもサポートしてあげるといいですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
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