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乃木坂46×小島慶子 [私たちの理想の子育て] #1子育てしやすい社会編

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子育てしやすい社会とは? 理想の家族とは? 女性の人生選択とは――。ミライの子育て世代となる乃木坂46のメンバーと、現在日本とオーストラリアを行き来して働きながら高1と中1の母でもあるエッセイストの小島慶子さんが、子育ての未来を語り合います。1回目は、「子育てしやすい社会」がテーマ。小島さんが地道に続ける「赤ちゃんニコニコ活動」、その背景とは?
その理由とは?(全3回)

乃木坂46×小島慶子 [私たちの理想の子育て]
第1回 子育てしやすい社会編(本記事)
第2回 理想の家族編
第3回 女性の人生設計編

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子どもに優しい社会って? 赤ちゃん連れ家族を迷惑だと思うこと


小島慶子(以下、小島) 日常生活で赤ちゃん連れの家族を見かけることってある?
斉藤優里(以下、斉藤) 私は外で見かけることは少ないですね。出産した友だちと会う場合は、お家に遊びに行きますし。公共の場でのベビーカー利用者への風当たりの強さやその反論など、SNSで意見を目にはします。
高山一実(以下、高山) ベビーカーが社会に歓迎されないことがすごく不思議。誰しも赤ちゃんだったし、自分もかつて子育ての当事者だったり、今後当事者になるわけで…。


小島 少子化や核家族化で子どもに接する機会が減り、公の場に子どもがいる光景が普通ではなくなってしまいました。赤ちゃん連れが社会のマイノリティとなったことで、世の中の空気は「子連れの来る場所ではないので、大人しくしてください」となってしまった。子どもを連れていると肩身の狭い思いをしたり。
伊藤かりん(以下、伊藤) 「赤ちゃんって泣くもの」との理解が社会全体で薄くなっちゃったのか…!
小島 都会は特にその傾向が強い。私が赤ちゃんを育てていた15年ぐらい前から、あまり変わっていません。変化したのは、「ベビーカー論争」などとニュースで取り上げられ始めたこと。子育てに冷たい社会問題として認識されるようになりました。
斉藤 「おかしいでしょ!?」と個人が発信するようになり、シェアされるようにもなっていますよね。

伊藤 飲食店で働いていたときに、お子さん連れのお客さんと接する機会が多くあって…。店内を子どもが走り回っていると、熱い料理を運んでいるときにぶつかりそうで困りました。親御さんが注意してくれないと店員からは注意できなくて…。
小島 それは危険ね。ただ、その一例から育児中のすべての親に当てはめるのはどうなのかな。自分が出会った親子連れのマナーがたまたま悪かっただけかもしれない。悪い例から「最近の親は…」と全体を批判されると、「そんな親ばかりじゃない!」と反論したくなる(笑)。

高山 別のお客さんが「危ないよ」と注意できたら、店員さんの感じ方も違うかな?
小島 それができるといいよね。とはいえ、他人の子どもに声かけるときに躊躇する気持ちも分かる。注意された親御さんが「他人に何か言われたことでプレッシャーに感じてしまうかも…」と気を使っちゃうのよね。
斉藤 そんなに深く考えたことありませんでした。子どもが危険なことをしていたら、すぐに「危ないよ」と声をかけちゃう。
小島 どんどんしていいと思います。言われた親は、子どもは優しくされる存在だと思える体験が増えると緊張もほぐれていく。
伊藤 そっか。以前に、お花見の時期の公園で迷子の子がいて、お母さんを一緒に待っていたんですね。無事再会できてよかったのだけど、そのママから嫌な顔をされてショックでした。「たまたまだった」と思い直そう(笑)。

小島 「アーティテュードモデル」という言葉を知っている? 生き方のモデルを持つことをロールモデルというけれど、これは「振る舞い方のモデルを持つ」こと。人は様々なシーンから、この場面ではこうするものといった振る舞い方を学ぶそうです。
3人 へぇ~!
小島 私が実践しているのは「子どもを見たらニコニコする」こと。子どもの存在で笑顔になる人が増えれば、「子どもを見たらほほ笑むもの」との認識が自然に広がっていくんじゃないかと思っていて。
伊藤 子連れで外出しやすくなりますね。
小島 3人のような人気がある若者が一緒に「ニコニコ活動」してくれたら、すごくうれしい。
(続く)

次回のテーマは、理想の家族。乃木坂46メンバーと小島さんが新しい家族像を探ります。

乃木坂46×小島慶子さんのインタビューはひよこクラブ11月号(10月15日発売)にも掲載されています。乃木坂46のメンバーの子ども時代の秘蔵写真も掲載。


乃木坂46プロフィール
2011年に「AKB48の公式ライバル」として誕生。2017年にミリオンセラーとなった楽曲『インフルエンサー』が日本レコード大賞に輝く。21thシングル『ジコチューで行こう!』が発売中。

斉藤優里さん
1993年7月生まれ、東京都出身。愛称はゆったん。高校の文化祭で踊ったことを機にアイドルに憧れ、高3で乃木坂46の1期生オーディションに合格する。

伊藤かりんさん
1993年5月生まれ、神奈川県出身。愛称はかりん。2013年、2期生として乃木坂46に。将棋アマチュア初段を持ち、『将棋フォーカス』(Eテレ)で司会を務める。

高山一実さん
1994年2月生まれ、千葉県出身。愛称はかずみん。2011年乃木坂46の1期生オーディションに合格。趣味は読書。長編小説『トラぺジウム』など執筆活動行っている。

小島慶子さん
1972年7月生まれ。東京都出身。TBSのアナウンサーを経て、コラムニスト、小説家として活躍中。高1と中1男児の母。家族のいるオーストラリアと日本との往復の日々。

撮影/奥本昭久[killi office] ヘア&メイク/新山知佳[PON](乃木坂46)、藤原羊二[EFFECTOR](小島慶子さん) 取材・文/平山ゆりの

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