1. トップ
  2. 赤ちゃんの子育て・育児
  3. 海外では当たり前!?「公共の場所での授乳」について産婦人科医・吉田穂波先生に聞きました

海外では当たり前!?「公共の場所での授乳」について産婦人科医・吉田穂波先生に聞きました

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Travelsouls/gettyimages

授乳はママにとっては極めて日常的なことですが、人によっては戸惑う行為のようです。そこで今回は、公共の場所での授乳について、産婦人科医で海外での子育て経験がある神奈川県立保健福祉大学の吉田穂波先生に伺いました。

“欲しがったらどこでも授乳”が母乳育児の理想

赤ちゃんのお出かけやお散歩は、ママにとっても赤ちゃんにとっても、いい気分転換。それに、買い物などで、どうしても赤ちゃんと一緒に外出しなければならないこともあります。外出先では、赤ちゃんが空腹でいつ泣き出すかわかりませんし、授乳室もすぐに見つかるとは限りません。時には公共の場所で授乳しなければならない状況になることも。

「店内で授乳するママがいて戸惑う」という、新聞の投書欄に載った若い女性の声からいくつかの議論が起こりましたが、そもそも公共の場所で授乳することは、いけないことなのでしょうか? 

「私はドイツ、イギリスアメリカで子育てを経験しましたが、公共の場で授乳するのは当然のことと受け止められていました。赤ちゃんにとって、おなかがすいたり、のどが渇いたりして泣くことは、生きるためのアラート。ママは赤ちゃんが欲しがったときに、好きなだけ母乳を飲ませてあげる必要があります。いつでもどこでも授乳できることが、母乳育児の理想。日本も公共の場所で当たり前に授乳できる社会になるといいですね」(吉田先生・以下同)

公共の場所で飲ませるときは、まわりを味方につけること

とはいっても、授乳室以外で授乳をする際は、工夫が必要だと吉田先生は言います。

「外出先で授乳室のような落ち着いた場所がすぐに見つからない場合、公共の場所で授乳するほかありません。その場合は、授乳ケープや授乳服を利用すれば、赤ちゃんも落ち着いておっぱいが飲めますよ」

少子化の現代、子育てや授乳を目にしたことがない人もいます。そういった人への配慮も欠かせないとのこと。

「いきなり授乳を始めると、まわりの人たちが驚いてしまうことがあります。授乳を始める前には、まわりの人と目を合わせて、“これからこの子のごはんタイムなんです”と、ひと言声をかけることをおすすめします。お店なら、店員さんに声をかけるのもいいですね。授乳場所を提供してくれる場合もあるかもしれません。事前にひと声かけることで、みんなが温かく見守ってくれて、授乳しやすい環境になるはず。ぜひ実践してみてください」

公共の場所での授乳で配慮したいこと

●授乳前
まわりの人に授乳することを予告します。びっくりさせない配慮を。

1.会釈:軽くおじぎなどであいさつを
2.アイコンタクト:目を合わせて、理解を得よう
3.アナウンス:ユーモアたっぷりに予告。大人だって食事は必要。「赤ちゃんだって当然」という雰囲気で。

★声かけワード例
“うちの子、お食事タイムなんです”
“おなかがすいてきたみたいで”

●授乳後
温かく見守ってもらえたことに、感謝を示しましょう。

1.感謝:「お気づかい、ありがとうございました」とひと声かけるとGOOD
2.コミュニケーション:去り際に赤ちゃんの顔を見せて、赤ちゃんの手を振って「バイバイ」と声をかけてみて。赤ちゃんに親しみを持ってくれるはず

ママたちの間で話題になっていることから時事ネタまで、子育てに関するニュースを掘り下げる、ひよこクラブ人気連載「子育てトピックス」。読者に人気のテーマを、毎月ネットでも紹介します。『ひよこクラブ』2018年11月号のトピックは、「パパの育休のこと」。チェックしてみてください(取材・文/ひよこクラブ編集部)。

■監修:吉田穂波先生
神奈川県立大学保健福祉大学ヘルスイノベーションスクール設置準備担当教授。産婦人科医。専門は母子保健。災害時の母子救護、女性や子どもの健康。5人のお子さんのママでもあります。

■おすすめ記事
正しいミルクの作り方 母乳が出なくても自分を責めすぎないで

子育て・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  

新着記事

新着記事をもっと見る