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メリットがいっぱい!勇気づけて力を伸ばす”アドラー流子育て”とは?

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evgenyatamanenko/gettyimages

「アドラー心理学」って聞いたことがありますか? 実は子育てに取り入れると、育児がグッとラクになるのだとか。また赤ちゃんの将来にもいい影響がたくさんあるそうです。今すぐ実践できる、アドラー流子育てを、教育専門家の原田綾子さんに教えてもらいました。

アドラー流子育てって?

「『アドラー流子育て』は、オーストリア出身の心理学者アルフレッド・アドラーが提唱した心理学に基づいた子育て法。”しかる”ことはもちろん、他人と比べず、人と人とは縦の関係ではなく、対等で尊敬・信頼し合う横のつながりであることを基本としています。

アドラー流子育てでは、ママが赤ちゃんに勇気づけし、一緒に喜び、共感し、感謝します。本来『ほめる』ことも、『親の評価を気にする子になる』と考えますが、まだ言葉でやりとりできない赤ちゃん時代(3才まで)は、ほめることも力を伸ばすと考えます」(原田さん・以下同)

勇気づけるとは?

「勇気づけとは、『困難を克服する力』を与えること。結果を評価するのではなく、子どもの姿勢や過程に注目することで、自信ややる気を引き出します。赤ちゃん時代は、行動を見守ったり、同じ目線に立って共感し喜ぶことが大事です」

アドラー流子育ての3つのメリット

アドラー流子育てを実践すると、赤ちゃんにもママにもいいことがいろいろ。どんないいことがあるのでしょうか?

赤ちゃんが自分で育つ力を身につけられる

「ママがいつも共感してくれることで、ママが赤ちゃんにとって『心の安心基地』になります。そうするとなんでもチャレンジする勇気が生まれ、困難にも立ち向かえるように。また人と助け合うこともできるようになるなど、親が手を出さなくても自分で育つようになります」

ママがストレスを抱えず子育てができる

「ママが自分自身の子育てを信頼することで、目先のことに一喜一憂せず、ストレスを抱えないで子育てできるように。ほかの子と比較せず、赤ちゃんの成長をマイペースに優しく見守れるようになるほか、赤ちゃんの行動一つ一つがポジティブでうれしく感じるようになります」

母子はもちろん、パパやほかの人との人間関係がよくなる

「ママが自分自身を勇気づけられるようになると、赤ちゃんとの信頼関係や周囲の人の見方、接し方も変わっていきます。たとえば、人にほめられても『もしかして嫌み?』とネガティブに感じることもなくなります。パパとの関係でも同じで、信頼はもちろん、尊敬し合える関係になります」

0才代・1才代のための実践法

「赤ちゃんに実践する前に、まずは自分自身を勇気づけることが大切。子育てがつらいと思っている自分を否定せず、『私だって1人の人間。そういうときもある』と自分に共感し、うまく行かない日があっても『大丈夫、次はできる!』と根拠なく信頼します。まるで自分カウンセラーがいるかのように、自分自身に語りかけ、時には愚痴を言いましょう」

語りかけを中心に「赤ちゃんを勇気づけ」しよう

「0才代には、おむつ替えで『気持ちいいね』と語りかけたり、赤ちゃんの声に反応するなど、赤ちゃんとコミュニケーションをとることが勇気づけに。『はいはいできてうれしいな』などと成長を喜ぶのもGOOD。

1才代は、感謝が勇気づけになります。食後に『たくさんごはんを食べてくれてありがとう』と言ったり、おむつや着替えをすんなりさせてくれたら、『ママうれしい』『大好き』と喜びの気持ちを伝えましょう」

やりとり遊びを通じて成長を喜ぼう

「0才代は、ママが喜ぶことで赤ちゃんの気持ちを刺激します。まだできなくても『やろうとしているんだね』『うれしい」など、反応してあげましょう。

1才代は、『どっちがいい?』と服を選ばせたり、『これどうぞ』のやりとりやごっこ遊びをしましょう。片づけができたら『ありがとう』とママが喜んで声かけを」

見守りながら時には失敗を経験させて

「『失敗しないことがいいこと』ではありません。失敗を怖がって物事をさせないと、だれしもが持つ『自分で育つ力』や好奇心の芽をつぶしてしまいます。本当に危険なときを除いて、失敗体験を知恵としていく手助けをするのが親の役目です。

たとえば、以下のようなときは見守ってあげましょう。

・タオルなど危険ではない日用品で遊んでいるとき
・離乳食などをつかんで遊んでいるとき
・チラシや新聞紙を破くなどのいたずらをしているとき
・不安定ながらあんよに挑戦しようとしているとき
・子育て支援センターなどでほかの子に興味を示したとき

関連:ビル・ゲイツも受けた「モンテッソーリ教育」0-1歳から自宅でできることは?

「パパとの信頼関係を築くために、パパにも勇気づけをしてあげてほしい」と原田さん。感謝の気持ちを伝え、自分がしてほしいと思うことをパパに行えば、パパもママがしてほしいことをしてくれるようになるそう。ぜひ実践してみてくださいね。(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/原田綾子さん
勇気づけ親子教育専門家、(株)HealthySmile代表取締役。小学校教員を経て、アドラー流心理学をベースとした子育て・親支援事業を行う会社を設立。現在は全国で「勇気づけ」子育て講座・講演を行う。アドラー流子育ての著書も多数。
■参考:2016年9月号「話題のアドラー流子育てを1週間実践してみた!」より

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