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乳幼児期につけたい力として注目!絵本の読み語りではぐくむ非認知能力

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globalmoments/gettyimages

“非認知能力”という言葉を知っていますか? 最近、乳幼児の教育分野で注目されている言葉で、乳幼児期にはぐくまれると就学以降のコミュニケーション能力や学習能力の向上などにつながると考えられています。“非認知能力”はいわゆる早期教育などのような特別なトレーニングは必要なく、たとえば家庭での絵本の読み語りでもはぐくめるそう。保育の専門家で東京大学大学院教育学研究科教授の秋田喜代美先生に、“非認知能力”と絵本の読み語りの関係について教えていただきました。

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絵本タイムは、自然と“非認知能力”をはぐくめる絶好のチャンス!

赤ちゃんにとって、絵本の読み語りは楽しくて刺激的な時間。絵本の世界観やセリフ、イラストが脳を刺激して、さまざまな力を伸ばしますが、とくに注目してほしいのが“非認知能力”です。
“非認知能力”は、ママ・パパが教え込んだからといって、すぐにつく力ではありません。時間をかけて、ゆっくりはぐくんでいくことが大切なので、まずは赤ちゃんが絵本好きになるように、楽しみながら絵本に触れる習慣をつけていきましょう。絵本の読み語りで養われる6つの”非認知能力“は次の通りです。

絵本の読み語りではぐくめる6つの“非認知能力”とは!?

1 人とつながる“コミュニケーション能力”
絵本は、ママ・パパと赤ちゃんの心を結ぶツールのひとつ。読み語りを通じて、赤ちゃんは相手の目をじっと見たり、声を出して笑ったり、指をさしたりして、ママ・パパと心の交流を図ります。そうしたかかわりが、コミュニケーション能力を育てる大切な基礎となります。

2 頭の中で豊かにふくらむ “想像力”
好きな絵本ができると、子どもはその世界に入り込み、登場人物になったようにふるまう場合も。絵本の読み語りは、そうした子どもの創造性をはぐくむ機会を増やしてくれます。

3 まわりの気持ちを理解する“感受性”
言葉の意味を理解するのには個人差がありますが、絵本の読み語りを続けることで、音の響きから「楽しそう」「なんとなく悲しい」などの気持ちを感じ取れるようになっていきます。

4 じっと見て気づく“観察力”
繰り返し読み語りをしていると、絵本に登場する物や動物などに興味を示し、絵本で慣れ親しんだ物を見つけると、じっと見つめるように。そうした経験が、観察力をつける土台になります。

5 展開を予測する“先を見通す力”
同じ絵本を繰り返し読むと、赤ちゃんは少しずつ絵本の展開を覚えて「次は、こうなるはず!」と期待するように。そのワクワク・ドキドキ感が、先を見通す力につながっていきます。

6 すぐにキレたり、へこまない“自己調整能力”
自己調整能力とは、自分の気持ちや行動をコントロールする力。幼児期になると、主人公の複雑な心情などを理解し「自分だったら、どうしよう?」と考えたりするようになります。そうした経験の繰り返しが、問題が起きたときにすぐにキレたり、へこまない力を育てます。

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“絵本の読み語りではぐくむ非認知能力”参考になりましたか。大切なのはママ・パパが「“非認知能力“をつけよう!」と意識しながら、赤ちゃんに絵本を読み語らないこと。意識しすぎると、楽しい絵本の時間が台無しになってしまいます。まずは、夜、眠る前などに親子で楽しく絵本に触れる習慣をつけましょう。“非認知能力”は、絵本の読み語りを繰り返した結果、自然に備わっていく力と考えてください。(取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部)

監修/秋田喜代美先生
東京大学大学院 教育学研究科 教授。同附属発達保育実践政策学センター センター長。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専門は発達心理学、保育学。「読書と子どもの発達」を研究テーマの1つにされています。共著に「絵本で子育て」(岩崎書店)など。

参考/ひよこクラブ2016年10月号「東大生が読んでいた絵本Ranking」より

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