一時託児・幼稚園の延長保育で仕事復帰! 子どもの成長に合わせ仕事量を調整
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男の子2人と女の子1人の3児の母で、現在、複数の仕事を掛け持ちしているママライターのtaremayuです。27歳、29歳、31歳の時に出産。“子どもの成長に合わせて仕事量を増やしていく”という形で仕事を続けてきたので、その歩みについてお話ししたいと思います。
自宅でできるフルート講師の仕事のみ、産後も継続
1人目妊娠前は、フルタイムで経理事務の仕事をしていましたが、妊娠29週目まで続け退職しました。それと平行して週1回、自宅でフルートを教える仕事もしていました。
フルートの生徒は看護師さん2人で、そのシフト勤務形態に合わせた形だったため、曜日も不定期でした。でも、妊娠でおなかが大きくなってからも続けられたので、妊娠35週までレッスンを行えました。
産後も2ヶ月目にレッスン再開。これが可能だったのは、自宅でできる仕事だったことに加え、生徒さんが「赤ちゃんが一緒でも大丈夫。むしろ嬉しい」と言ってくれたから。赤ちゃんもレッスン中はご機嫌で、愛嬌をふりまきながらフルートの音色を楽しんでくれていました。
単発の仕事日、子どもたちを預かってくれたママ友&夫
2人目誕生後も、「子どもたちを保育園に預けて働こう」とまでは考えていなかったこともあり、現状維持のまま在宅でできる仕事を続けていました。
その中で、趣味と実益を兼ねての“投稿”を楽しんでいたところ、地域のミニコミ誌投稿がきっかけでフルートの生徒が3人も増える、という思わぬ効果も。
さらに、育児誌や婦人誌への育児ネタ、家事・収納の工夫ネタなどの読者投稿で取材を受けたとき、担当のライターさんと仲良くなったことがきっかけで、紙面に登場する読者モデルのような仕事が舞い込んできました。2人目が1歳5ヶ月のときでした。
地域のグルメ本の取材をすることになり、「2人の子どもたちの預け先、どうしよう」となったとき、ママ友が「ウチで預かるよ」と言ってくれたのです。また、土日の取材のときには、夫が子どもたちの世話をしてくれました。
3人目の妊娠発覚に慌てつつ、在宅ワークで乗り切る
初仕事の1ヶ月後、なんと3人目の妊娠発覚。慌ててしまいましたが、なんとか乗り切りました。また、身動きができなくなったので、在宅のみで可能な電話取材の仕事に切り替えました。
ですが、一度走り出したら止まらなくなる性分だったこともあり、3人目誕生の2ヶ月後にはライターの仕事を再開。ママ友や夫ばかりに頼るわけにもいかないので、一時託児サービスを利用。自治体のファミリー・サポートにも登録し利用しました。
3人目が生後4ヶ月の時から生協の機関誌編集の仕事を、まずは週1ペースから開始。子どもがまだ0歳、2歳、4歳だったのにも関わらず採用してもらえたのは、やはり投稿がきっかけでした。「いつも投稿してくれていた方よね、期待しているわ」と言ってもらえました。
生協、自治体の一時託児、幼稚園の延長保育利用で
ちなみに、生協は子育てに理解のある団体で、編集会議のときには子ども同席可能でしたし、取材時には一時託児のサービスを受けることができました。
“組合員同士助け合い”という形での一時託児でしたが、保育スタッフさんにはかなりお世話になりました。「その恩返しをしたい」という思いもあり、子どもたちが全員幼稚園に入園した後には、私も保育スタッフとして登録し、現在も続けています。また、自治体のファミリー・サポート・センターも同様で、子どもたちが小学生になってからは、サポート提供会員となり、働くママたちをサポートしています。
結局、ウチの子は全員保育園ではなく幼稚園に通いましたが、延長保育で最大18時まで預かってもらえたので、それを上手に利用していました。
私の場合、続けざまに3人妊娠ということもあり、保育園に入れるという決断もタイミングもないまま一時託児を利用。子どもたちの成長に合わせて、少しずつ仕事の量と幅を広げていく働き方を選択しました。在宅ワークにはそれなりの苦労もありましたが、無理せず、子どもたちの成長を見守りながら過ごすことができたのは、とても良かったなと思っています。現在はいくつかの仕事を掛け持ちしていますが、そのひとつが、一時託児の保育サポートです。「子育て中のママたちの活動の場を広げられるように応援したい」との思いをこめて働き続けています。
[taremayu * プロフィール]
2男1女、3児の母。24歳で結婚、初産は27歳、1人目妊娠当時は楽器店で経理事務、フルート講師の仕事を掛け持ちしていた。妊娠29週目までフルタイムで働き、現在はフリーランスで講師、保育サポートなどの仕事にも携わっている。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。