育児に家事、同じことの繰り返しで「これでいいの?」入園と同時に仕事復帰!
やんちゃ盛りの4歳の息子の育児と仕事で、慌ただしい毎日を送っているママライターの“こりん”です。私は28歳で出産を機に仕事を退職しました。当時非常勤だったため、産休・育休は無く、好きだった仕事を退職する他に、選択肢はありませんでした。退職後はしばらく喪失感を感じながらも、赤ちゃんを迎える準備に忙しく、だんだんとその気持ちも薄れていきました。無事息子を出産し、初めての育児に戸惑いながらも毎日変わる子どもの成長が嬉しく、一緒に過ごす時間を楽しみながら育児をしていました。
毎日同じような繰り返しで、「これでいいの?」
かわいい息子と過ごす毎日は幸せでしたが、授乳、おむつを替え、掃除、洗濯…と、気付けば育児と家事に追われて、夫が帰ってくるまで1日中誰とも喋らず過ごすことや、家とスーパーとの往復だけで終わってしまうことも多々あり、孤独感や社会からの疎外感、日常に物足りなさを感じ始めていました。
生活が一変した私とは違い、毎日たくさんの人と触れ合い、付き合いとはいえ飲んで遅く帰ってくるといった、子どもが生まれても相変わらず外の世界で自分の時間を楽しむ夫が羨ましく、気持ちをぶつけてしまうことも何度かありました。
とりあえず、今だからできることをやってみよう
息子が2歳に成長し、少しずつ自分でできることが増え手が離れてくると、今まで忙しく動いていた自分にも少しずつ余裕ができてきて、自分の時間が持てるようになってきました。周りのママ友も同じように子どもの手が離れてきたことで、だんだんと保育園の申し込みに動き、仕事復帰をし始める姿が見られるようになりました。
私は、そんな周囲に少し心を揺さぶられながらも、空いた時間に、今後のことも考えて新しく資格取得の勉強をしたり、友だちとサークルで講師をしたり、お小遣い程度の収入源に未経験分野のバイトをしたりと、今まで「やってみたいな」と思っていた事を1つずつ実践してみました。
どれも終わった後に、子育てでは味わえない達成感や充実感を感じ、だんだんと「社会に出たい」という思いが強くなり、子育てと仕事との両立を考えるようになりました。
仕事復帰!でも子どもとの時間を減らしたくない
仕事のことを考え始めたときに、私が1番に引っかかったことは、“息子との時間”でした。働くのは生活のためでもあるけれど、息子との時間を犠牲にしてしまう部分もある。働きたいけど、息子に寂しい思いや我慢をさせてまで働く必要があるのか。周りには保育園に通わせて頑張って働いているママはたくさんいるけど、我が家の仕事の形はどうするか。夫婦で何度も話し合いました。
そして、「フルで働きたい、でも息子との時間も毎日ちゃんと確保したい」と欲張った結果。息子が幼稚園に入園すると同時に、息子が通園している間だけ短時間で働くことに決めました。働き始めて2年目、仕事も子どもとの時間もゆとりを持って楽しむことができています。
男性と比べて、子どもができると生活がガラリと変わってしまう女性は、社会復帰を考えたときに、この“両立”で1度は悩んだり、迷ったりすることがあるのではと思います。私は、育児中に取得した資格や経験のおかげで、再就職がスムーズに決まりました。先のことを考えながらも、育児中に普段できないことに取り組むのも、“今後に役立つ大きな糧になるのでは”と実感しました。2人目ができた時、両立の仕方や復帰のタイミングがまた変わってくると思いますが、模索しながら自分たちに合った形を考えていきたいと思っています。
[こりん * プロフィール]
出産を機に仕事を辞め、育児、家事に専念するものの何か物足りなさを感じ、息子が幼稚園入園と同時に仕事復帰。現在は時短で保育関係の仕事をしています。大変さは増したものの仕事に充実感を感じ、仕事終わりに息子と公園で遊ぶのが幸せなひとときです。「自分の経験や保育の現場で学んだことを、少しでも伝えられたらな」と、ママライターとして奮起しています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。