どう返す?「サンタクロースの正体ってママ・パパなんでしょ?」と言われたら
Choreograph/gettyimages
「いい子にしていればクリスマスにサンタさんがプレゼントをくれるよ」
―その言葉をキラキラした目で信じるわが子、夜中にそっとプレゼントを置く自分…いつかわかる日が来ると思いながらも、「今年もうちの子、まだサンタさんを信じているのね」なんて、安心している方もいるでしょう。
それがある日、子どものほうからズバッと不意をつかれたら、どう答えますか?
「いる」と言い張る
まずは「いる」と言い続ける派の意見から。
純粋に信じ続ける子もいれば、事実を察しつつもあえて信じるスタンスでいてくれる子まで、さまざまのようですね。
子どもも根負け?
何を言われても、「サンタさんはいる」と言い張りました!
息子はもう中学生。でも今も私は言い張ります。「実はね…」とはずっと言わないつもりです。さすがに信じてないと思うけど、あまりにも私が言い張るので、もう何も言ってきません。
信じる子のところにだけやって来る
子どもって、友だちから情報仕入れてきますよね(笑)
うちも同じように聞いてきました。それに対して「サンタクロースは信じている子たちのところにだけ、やって来るんだよ。サンタクロースを信じなくなったら来なくなるから、そういう子たちは親がサンタクロースの代わりにプレゼントを置いてあげているんだよ。あなたは信じる?信じない?」という話をしました。
するとうちの子、「そうなんだね!信じる!」と言っており、小学校の中学年ですが、サンタクロースも妖精も信じています。
子どもを思う気持ちは親もサンタも同じ
わが家の場合、サンタさん(=子どもを思う親)は実際いるわけなので、「いるよ~。いつも近くでよーく見ているよ~」とうそ偽りなく伝えています。
その影響か!? 一番上の子は中学1年まで信じていました。とはいえ、親なんだろうな、という思いはあったようですが。
下の子たちは今まさに、時々「本当はお父さんとお母さんでしょ~?」と言ってきますが、同じ返しをしています。
クリスマスやサンタの起源から返す
イベント感ばかり強調されてしまうクリスマスですが、子どもから突っ込まれる日に備えて、クリスマスやサンタクロースの起源をきちんと調べておくのもいいですね。
フィンランドから手紙が
わが家は フィンランドの本物サンタさんから、手紙が届くようにしています♪
本物のサンタさんはいます!
お母さんはサンタ手伝いの日本支部会員
まだ「サンタさんてアメリカ人だよね?」としか言われたことないですが、「いや、フィンランド!」と思わず答えちゃいましたよ(どこ情報だったんだ)。
うちの子はまだ純粋に信じていますが、疑われた時は、「実はお母さんはサンタさんの手伝いをしている。ほら、世界中に子どもってたくさんいるから大変でしょ。お母さんは日本支部の会員なのよ」みたいな感じで話そうと思っています(笑)
毎年伝える、聖ニコラウスのお話
私はどちらかというと、何のために親たちが必死で嘘をついているのか、謎に思っています。でも、そんなわが子も幼稚園などでの流れか、サンタさんを信じています…(汗)
私は聖ニコラウスのお話を聞かせた後で「イエス様のお誕生の日にあなたのことを思って、そっとプレゼントをくれる人はみんなサンタの心を受け継いだサンタさんだ」と毎年伝えています。
これを機会にサンタ制度終了!
意外とこの日を待っていたという人もいるようです。サンタクロースを信じる・信じないに関係なく、クリスマスは子どもたちにとって、そして親たちにとっても、特別な日ですからね。
いつかは終わらせるものだから
うちも1年生の時に言われました。「本当はお母さんだよねー」って。
私は「サンタさんって本当はいないんでしょ?って言った子のところには、もう二度と来ないんだって」と言ってサンタ制度を終わらせました。
本人は複雑な表情でしたが、いつかは終わらせるものだし、ね。。。
サンタを信じていなくても、クリスマスは特別
うちは、子どもがそう言ってきたら「うん、そうだよ」と言おうと思っていました。
サンタを信じていようがいまいが、クリスマスはすべての子どもたちにとってちょっと特別な日、すごくワクワクする日なわけで、そういう感情を子どもに与えてあげるのは別にサンタだけの役目じゃなくて親でもいいと思っています。
サンタさん卒業は、成長の証
『信じなくなったら、サンタさんはきみのもとへ行けなくなる。それは悲しいことではなくて、きみが成長した証だよ。来年からサンタさんは来られなくなるけど、その代わりお父さんお母さんがプレゼントを一緒に選んでくれるはずだから、変わらずいい子でいてね。いつも見守っているよ』
という主旨の手紙をプレゼントと一緒に渡そうということになりました。
息子、たぶん最初の一文で泣くだろうな…。
でもこの終わらせ方が、息子にとっても私たちにとっても、しっくり来る気がします。
華やかなツリーやイルミネーションがきらめき、寒い中でも気持ちがあたたかくなるこの季節。サンタクロースを信じている子にも、卒業した子にも、素敵な一日が訪れますように!
(文・熊倉裕子)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。