ママ友とのランチ。守りたいマナーはこれ!
ママ友づきあいに欠かせないのが「ママ友ランチ」。ランチしながら子育ての不安や悩みを聞いてもらったり、習い事などの情報交換をしたり…etc。楽しい時間であるいっぽう、持ち出す話題によってはその場がしらけてしまったり、険悪になってしまうこともあるので注意が必要です。ママ友ランチで避けたい話題や守りたいマナーについて、子育てアドバイザーの長島ともこさんに伺いました。
楽しい交流の場!? 園ママ友とのランチ
園生活を送るママなら一度は経験する、「ママ友ランチ」。
・仲良くなったママ友数人で、近所のファミレスなどに集う“お気軽”ランチ
・進級に伴うクラス替え等により、ママ同士の懇親会も兼ねる“懇親会“ランチ
・PTAや卒対など、打ち合わせをかねてランチする“打ち合わせ”ランチ……etc.
開催目的やメンバー、ランチの場所などはさまざまですが、子どもが園に行っている間に行うことが多いもの。気心知れたママとのランチでは、日頃の育児ストレスが発散できるでしょうし、クラスのママ達との懇親会を兼ねたランチでは、気の合うママと出会ったり、さまざまな情報交換もできるでしょう。
PTAや卒対などの打ち合わせランチも、食事をしたりお茶を飲みながらあれこれ言い合うことで、和やかな雰囲気でミーティングができます。
園ママ同士の楽しい交流の場でもあるママ友ランチですが、そのいっぽうで、ママ同士のトラブルのきっかけになってしまうことがあるのも事実。何気ないひと言が端を発し、誤解されたり、あとで陰口をいわれたりすることもあるようです。
園ママ友とのランチの場で、“共通の話題”として無難にもりあがるのは、
・子どもの成長や、わが子がはまっていることなど、「子ども」についての話
・園のイベントや、園ではやっている遊びなど、「園」についての話
・子連れで楽しめるレジャースポットやおすすめのお店など、「お出かけ」の話
・子どもが頑張っている習い事など、「おけいこ」の話
・ママ自身が楽しんだり、はまっていることなど「趣味」の話……など。
自分やわが子、わが家のことばかりを話すのでなく、適度に聞き役に回りながら、育児の楽しさはもちろん、悩みや不安なども皆で共有できたらいいですね。
ママ友ランチで守りたいマナー
ママ友ランチで守りたい基本マナーについて、以下、紹介します。
スタート時間に遅れない。遅れる場合は必ず事前連絡を
皆で都合を合わせた日時で開催するママ友ランチ。集合時間を守るのは、最低限のマナーです。何かの都合で遅れる場合は、メールやLINEなどで必ず連絡を。「前の用事が長引いてて、15分くらい遅れます」など、どのくらい遅れるかの目安も伝えるとよいでしょう。子どもの体調不良などで当日ドタキャンの場合も、なるべく早めにその旨を伝えましょう。
TPOをわきまえよう
ファミレスでのランチの場に華美なスーツを着て参加したり、フォーマルなランチ会で、レストランでコース料理を食べるという場にジーンズなどカジュアルな服で出向いたりはNG。TPOをわきまえた服装は、ママ友づきあいの基本中の基本です。
ランチの後の長居に気をつけて
ファミリーレストランなどで、ドリンクバーを頼んで食後もお茶を飲みながらおしゃべりを続ける…というのはアリですが、予約制のレストランなどで、全員が食べ終わっているのにずっと話し込んでいる光景を見かけることもあります。話し足りない場合は近くのカフェなどに場所を変えるなど、時と場合に応じて臨機応変に行動しましょう。
盛り上がり過ぎに注意
メンバーやお店の雰囲気によっては、つい開放的な気分になり、仲間意識も手伝って、大声を出し過ぎてしまったり、笑い声がお店中に響いてしまったりすることもあります。レストランやカフェは公共の場ですので、“大人”の行動を。
ママ友ランチで極力避けたい話題はこれ!
楽しくて開放的な気分になり、ついついおしゃべりがはずんでしまうママ友ランチですが、そのいっぽうで、ママ同士のトラブルのきっかけになってしまうこともあります。
・その場にいないママの噂ばなしや悪口
・子どもの自慢ばなし
・パパの年収などお金の話
・宗教や、教育方針についての話……などは、ランチの場では極力避けるようにしたいものです。
自分のことや子どものことを話すのは、もちろんOKですが、話し過ぎにも注意!
相手の話を聞き、受け止め、共感することも、忘れないようにしましょう。
園ママ友とのランチの時間を楽しくするのも、そうでなくするのも、集まるママ次第。ここでちょっとしたマナーを心がけ、「おいしいご飯が食べられて、たくさんおしゃべりができて、楽しかった!」と、皆が笑顔になれるひとときを過ごしましょう!