卒乳の見極めポイントはいつごろ?先輩ママの始めどきは?
卒乳とは、赤ちゃんまたはママが、おっぱいを卒業しようと思って授乳をやめること。卒乳の時期は、赤ちゃんの気持ちを優先することも大切ですが、ママがつらくなったら無理をせず、自分の意思を優先してもかまいません。卒乳の見極め方について、助産師の岡本登美子先生に伺いました。
いつごろから? 赤ちゃんがどんな様子なら卒乳OK?
「卒乳の時期には、とくに決まりはなく、基本的には離乳食で栄養がとれていれば卒乳しても大丈夫。飲みたがるうちは飲ませてもかまいませんが、中には、離乳食で満腹なのに甘えたくて母乳を欲しがる子も。ママは見極めが肝心です」(岡本先生・以下同)
目安は?タイミングは? 卒乳の始めどきとは…
卒乳を始めるおおまかな目安やタイミングについて紹介します。
たとえば、赤ちゃんがこんな様子なら始めてもOK
☑離乳食を1日3回食べている
☑ストローやマグ、コップで飲める(おっぱいや哺乳びん以外で水分がとれる)
☑一人でしっかり歩くことができるなど
たとえば、ママがこんなふうに思っているなら始めてもOK
☑「そろそろやめてもいい」と思っている
☑薬を飲まなければならない
☑次の妊娠を考えている
☑おっぱいにトラブルが続くなど、
☑授乳が精神的&体力的につらいなど
先輩ママが語る! 卒乳のタイミング、うちはこうでした♪
先輩ママはどんなタイミングで卒乳をしたか、そのときのエピソードを聞きました。
「1歳から保育園だったため、1ヶ月で卒乳」
「乳首トラブルがひどくて、9ヶ月で卒乳」
「1歳を過ぎても、あまり離乳食を食べなかったので」
「8ヶ月のころ、私が抗菌薬を服用することになって」
「1歳2ヶ月を過ぎたころ、自然に飲まなくなった」
「2人目を妊娠したので、頑張って卒乳」
卒乳は、赤ちゃんの自立の第一歩。赤ちゃんの心もぐんと成長します。ママの都合で卒乳しても、それを責めることはないんです。でも、赤ちゃんもママも無理は禁物! 自分たちのペースで進められるといいですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)