たまごっち、ドリキャス、二つ折りケータイ……「平成あるある」を振り返る!
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【1月8日は平成スタートの日】臨時閣議で新元号を決定
1989年(昭和64年)1月7日、昭和天皇の崩御を受けて、臨時閣議が行われました。そこで次の元号が「平成」に決まり、当時の官房長官だった小渕恵三さんが「平成」と書かれた台紙を公開。翌日1月8日より「平成」がスタートしたのです。小渕さんが「平成」と書かれた台紙を持っている映像や写真は今もニュース映像などでよく目にしますね。
消費税3%からスタートした平成。今年ついに10%に!
みなさますでにご存じかと思いますが、今年4月30日に天皇陛下が譲位し、5月1日より皇太子さまが即位され新元号になります。去年の後半あたりから「平成最後」というワードが頻繁に聞かれるようになりましたが、いよいよ平成ともお別れ感が増しますね。
昭和生まれのママも、平成生まれのママも、一緒に「平成」を振り返ってみましょう!
「平成元年入社だった私。会社ではまだパソコンじゃなくて端末。Lotus1-2-3や一太郎だった記憶が!笑」
「Lotus1-2-3」は表計算ソフト、「一太郎」はワープロソフトです。
「Excel」や「Word」がメジャーになり、「Lotus1-2-3」は平成26年にサポート終了。なお、「一太郎」はユーザーこそ減りましたが未だ現役です。
IT、デジタルに関しては平成30年間でグッと進歩しましたよね~。
「携帯電話がまだ普及していなかった頃、お金持ちのボンボンは自分の車に自動車電話をつけていた。その電話番号が電話帳に載っていた」
今では「個人情報!」と大騒ぎになりそうですが、個人宅の電話番号は普通に電話帳で調べられたものです。
「電話」といえば、やはり「携帯電話」も「平成」を象徴するアイテム!
「中学生の頃に携帯電話が発売されて、私が手にしたのは高校生でした。
ストレート、白黒画面。ちなみにツーカーでした(笑) 友人がそのうちにカラーの折り畳みを持っているのが羨ましくて」
最初に使った携帯がどんなものだったかでおおよそ年齢がわかりますね。
今の子どもたちは「最初に持ったのがiPhone」だったりも。
そして携帯電話並みに時代の移り変わりが激しいのがゲーム機。
「ドリームキャストですね。今では当たり前の機能ですけど、ゲーム機でネットが出来るのも当時斬新だったし音声認識でシーマンとおしゃべりするソフトは斬新だったと思います」
セガから平成10年に発売されたゲーム機・ドリームキャスト。
プレイステーション2やXboxなどと同時期に登場した据置型のゲーム機です。
ゲームといえば、手軽に持ち歩ける携帯ゲーム機も平成を語る上で欠かせません。
一大ブームになったあのゲーム機も。
「『たまごっち』あれはすごかった!当時、量販店でバイトしていましたが、発売と同時に完売!すごい長蛇の列!大人から子どもまですごかった!」
ファッションの流行も時代を感じるものですよね。
「ルーズソックス、かなぁ。通っていた高校が、ルーズソックス禁止だったので、放課後遊びに行く時など、スーパーのトイレで履き替えてる子がたくさんいました(笑)私が卒業する頃は、紺色のハイソックスが流行り出していた気がします」
一時期は紺ハイソに取って代われたルーズソックスですが、一周まわって最近またはいてる女の子を見かけるようになりましたね。
最後に「平成」における社会の移り変わりを振り返ってみます。
「平成といえば消費税導入です。平成元年4月1日から実施され、3%でした。そして今年10%かぁ。30年前の自分に教えてあげたいです」
「アラサーゆとり世代です。円周率3.14が3で使うようになったと思ったら1年後には戻っていて、体積の計算を小学校で習わなかった。なのに中学校にあがって教科書を進めるうち必要になりクラスの子たちが『先生、小学校で習いませんでしたー』と言い、先生も驚いてました」
どんな時代もいいこともあれば、ダメなことも。今年5月から始まる新元号は、どんな時代になるのでしょう。
(文・古川はる香)
■文中のコメントは口コミサイト『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。