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赤ちゃんの平熱は変動する!? 体温の正確な測り方と、低い・高いの見きわめ方

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KrystynaTaran/gettyimages

赤ちゃんの体温を測るたびに数値が違って戸惑ったこと、ありませんか?
赤ちゃんの体温は、とくに月齢の低い子ほど個人差が大きく、また、環境によっても変わりやすいもの。
でも、その子なりの「平熱」が必ずあります。平熱がわかっていれば、体調を崩したときにすぐ気がつくことができ、症状の深刻さも把握しやすくなります。
赤ちゃんの平熱の確認方法とトラブルの目安を「かたおか小児科クリニック」院長、片岡正先生に伺いました。

コンテンツ
(1)赤ちゃんの体温は環境や測る部位で変わります
(2)正確な平熱を知るための測り方のコツ
(3)体温が「低い」「高い」と思ったときの受診の目安
(4)高くても低くても困る!? 先輩ママに聞いた「うちの子の体温エピソード」

関連:赤ちゃんの平熱って何度?高熱が出たらどうするの?

赤ちゃんの体温は環境や測る部位で変わります

赤ちゃんを抱っこすると、体が熱くてびっくりすることがありますよね。赤ちゃんの平熱は37度近くと大人よりも高めです。新生児はさらに高く、平熱が37.5度近くの赤ちゃんもいます。

赤ちゃんの皮膚や手足の先は影響を受けやすい

赤ちゃんは体温調節機能が未熟で、大人よりも体温の変動が激しいという特徴があります。測る部位によっても数値が変わり、体の中心は37度くらいでほぼ一定ですが、体の表面の皮膚や手足の先は気温や室温の影響を受けやすく変動しやすいのです。小さい赤ちゃんほど影響されやすく、温度が高いと小さな子どもほど体温が上がります。眠かったり満腹だったり、泣いて暴れたりするだけでもすぐに体温が上がります。
逆に、涼しい環境にいたりすると、一次的に36度以下になることもよくあります。低くても赤ちゃんが元気で、食欲もあり、機嫌もいいなら問題はありません。

10歳くらいまでは大人より高めの子が多い

月齢が増してくると少しずつ汗腺が発達し、自分で活発に体を動かせるようにもなって体温が安定してきます。しかし、体温はかなり大きくなるまで個人差があり、体の発達のように月齢で変わるというよりは、その子なりのペースで徐々に安定していくと考えましょう。10歳くらいまでは平均して37度以上と高めで、成長とともに大人の体温に近づきます。

正確な平熱を知るための測り方のコツ

一般的に体温は朝が最も低く、夕方から夜にかけて上がります。これは大人も赤ちゃんも同じです。

同じ時間の計測を1週間ほど行った平均値がその子の「平熱」

たとえば、朝起きたとき、お昼、夕方、夜など、時間を決めて1日1回体温を測ります。1週間前後計測した平均値がその子の平熱です。
食後や眠たいときは体温が上がるので、食前や元気に起きているときに測るようにしましょう。寝ている最中も体温が上がるので避けたほうがよいでしょう。

測る部位は「わきのした」がおすすめ

耳体温計は早く測れますが、使い方によって測定値が不安定なこともあるので、わきのしたで測るタイプがおすすめです。わきのしたの汗をふき取り、体温計の先がわきのいちばん深いところにあたるように挟み、腕を押さえて体温計がずれないようにします。
大人用体温計は計測が完了するまでに時間がかかってしまう場合があるので、赤ちゃん用を使った方が測りやすいでしょう。
最近は計測時間が短い電子体温計が主流ですが、正確な計測ができない場合があるので注意が必要です。

体温が「低い」「高い」と思ったときの受診の目安

gpointstudio/gettyimages

赤ちゃんは6ヶ月くらいまで、ママからもらった抗体の働きによって、病気になりにくいと言われています。はしかや水ぼうそうなど、ママが免疫を持っている病気に関してはそうですが、風邪などママがかかる感染症は、6ヶ月未満の赤ちゃんもかかる可能性が十分にあります。以下のような症状があったら受診しましょう。

「37.5度以上」は「発熱」と判断

赤ちゃんの場合は通常37.5度以上、新生児の場合は38度以上が「発熱」とされています。
発熱したら赤ちゃんの全身の状態をよく観察しつつ、以下を目安に受診しましょう。
生後3ヶ月以下の赤ちゃんは、たとえ元気であっても容体が急変することがあるので注意が必要です。

■月齢×症状別 受診のタイミング

*画像クリックで拡大

「36度以下」になると「低体温」の可能性が

体温が36度以下の場合は、低体温の可能性があります。小さい赤ちゃんの場合はなんらかの体のトラブルの可能性があるので、早めに受診しましょう。
ただし、冷房で冷えすぎたり、冷たい飲みものばかり飲んだために一時的に体温が低くなることもあります。室温や飲食などを改善し、少し時間がたってから測り直してみましょう。それでも変わらない場合は一度受診しておくと安心です。

高くても低くても困る!? 先輩ママに聞いた「うちの子の体温エピソード」

赤ちゃんの体温は変動しやすいので、その数値に振り回されてしまうことも。どういうときに困ることになりやすいのか、先輩ママたちの体験から学んでおきましょう。

服を着せるとすぐに37度後半になっちゃう

「8ヶ月になる息子を4月から保育園に通わせています。保育園のルールで朝37.5度以上あると登園禁止、保育園で38度を超えるとお迎えなのですが、朝、おむつと肌着で37度前半でも、Tシャツとズボンをはかせて車で10分ほどの保育園へ行くと、だいたい37.6度ほどになっています。そのまま預かってもらって38度まで上がることはないのですが、家の体温計を一度持ってきてくださいと言われる始末…。家に帰ってまた肌着にしてしばらくして測ると37度前半に戻ります」

予防接種に行く間に37.7度に上昇!

「今9ヶ月です。部屋が暑くなったり厚着させると37度を超えるので、薄着にさせたりエアコンをつけたりして調整しています。この前の暑い日にチャイルドシートに乗せて予防接種に行き、小児科で体温を測ると37.7度!看護師さんに“あと10分してからもう一度測ってみて”と言われ、測り直すと36.9度に下がっていました。外の気温は赤ちゃんに影響あるんだなぁと思いました!」

1歳後半で少し落ち着いてきました

「うちの子は熱がこもりやすくほとんど汗をかかないので、すぐ37.8度とかになりました。薄着で外出すると、知らないおばあさんから、こんなに手足が冷たいのにかわいそうと言われ、予防接種前は裸にしてあおがないと受けられないことも!1歳以降も保育園ですぐ発熱ラインになるので、初めからいろいろな先生に熱がこもりやすいとアピールし続けました。もうすぐ2歳。ちょっと落ち着いてきました」

長女は低め、次女と三女は高めです

「3人目の赤ちゃんを育てています。二女と三女が平熱高めの赤ちゃんです。病院で予防接種するときは必ず1回肌着を脱がせて、わきを開いて外気にあててから検温しています。長女は生まれたときからずーっとやせていて、体温が低めでした。36.2度あたりで、まるで大人のような平熱です」

平熱低めで、予防接種時に35.9度に!

「6ヶ月の息子がいます。毎日、朝に検温していますが、だいたい35度後半~36度前半です。予防接種のときに35.9度で驚かれましたが、日ごろから体温が低いことを伝えたら測り直しもありませんでした。今ちょうど初めて風邪をひいていて、体温は37度前半になっています。ちなみに1日のうちでも午前中と午後では体温も違って、午後に測ると体温の低い息子でも36度後半だったりします」

ママに人気のおすすめ体温計

赤ちゃんはじっとしていないので、体温を測るときもひと苦労。そこで最後に、先輩ママたちに人気の体温計を実際に購入したママのコメントと一緒にご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

約20秒のスピード検温が人気。水で洗えるので衛生面も安心です。

「1歳になる息子の毎朝の検温のために購入。20秒ほどあれば測定完了。ただ、スピード検温式ならではの測定のズレはあります。±0.5度くらいは測るたびに変動します。これは他のスピード検温式体温計も同じだと思うので、スピード検温式体温計を安く買いたいのであれば、この商品で充分だと思います」

おでこと耳の2ヶ所で計測でき、検温スピードはわずか2秒です。

「本当に短時間で測ることができます。おでこのほうが体温が低めに出るので、耳のほうが使いやすいと思います。わきで測るタイプの体温計では、うまく押さえられなくてエラーになったりしていました。それで何度も測り直すことが多かったのと、痛いと言われることがあったため、こちらを買ってみました。保育園の登園時は毎日検温した記録を連絡ノートに記入するため、便利に使っています」

先端がやわらかく曲がるので乳幼児の検温が安心してできます。約15秒予測検温のわき専用。

「保育園に通い始めて毎朝熱を測るので購入しました。1歳児だととくに意味もなく、熱を測るのをものすごく嫌がったりします。この15秒でも耐えられずにエラーになってしまうときもありますが、ギリギリ毎朝使えています。おでこで一瞬で測れる体温計は外気温とかに影響を受けやすいようで、誤差が大きいように感じました。こっちは安定して測れています。表示画面がバックライトで夜でも見やすいです」

非接触式でじかに触れることなく衛生的に約1秒で測定。暗い場所でも安心なバックライト搭載。

「値段のわりにしっかりと温度も測れるし、体温だけでなく気温や料理の温度も測れるので重宝します。多少体温は前後しますが、何度か測ってその平均をとれば問題なしです。1秒もかからずに測れるので、体温計を嫌がっていた子どもも嫌がらなくなりました」

平熱を知っておくことは、赤ちゃんの健康状態を管理する上で大切なことです。そのほかにも、予防接種や保育園に行ける、行けないなどの判断材料の一つになります。毎日測って記録しておくと、何かあったときにも保育士さんやお医者さんに見せることができて安心です。
(取材・文/かきの木のりみ)

関連:赤ちゃんが発熱!体は温める?冷やす?お世話のギモンをQ&Aで解決!

■監修/片岡正 先生(かたおか小児科クリニック院長)
東京大学医学部小児科、都立府中病院小児科、日本赤十字社医療センター小児科などを経て、1996年に神奈川県川崎市にて「かたおか小児科クリニック」を開設。
NPO法人「VPDを知って子どもを守ろうの会」理事。

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