冬の2歳代 本格的おむつはずれ 自主性を育てる保育園の誘い方とは?
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第一次反抗期でイヤイヤの真っ最中、「魔の2歳児」とも呼ばれる2歳代。でも、自我が芽生え始めるこの時期は、子どもの自主性が育つ、心の成長にとても大切な時期でもあります。本格的おむつはずれを進めたいけど、この時期はどうやって誘ったらいいかわからない…そんなママやパパの悩みに、保育士の先生がアンサー。新宿せいが子ども園で実際に行われている、2歳代のおむつはずれの進め方・誘い方について聞きました。
保育園での本格的おむつはずれ 自主的に行きたくなるイメージづくり
2歳代になると、子どもは自分の世界に没頭して遊ぶようになります。保育園では、自由に手に取れる絵本棚に、トイレや歯磨きなど生活習慣に関する絵本もさりげなく入っていて、自然とおしっこやトイレに興味を持つことも。また保育園の2歳児クラスでは、トイレでおしっこできることが増えてきた子は、布パンツに切り替えます。紙おむつとは見た目が違うパンツに憧れを抱いている子も多いので、「かっこいいね」「早くパンツはきたいね」と応援することも。
おうちで実践したいイメージづくり1/おむつはずれの絵本を用意する
おむつはずれの絵本を1~2冊用意して、本棚に入れておきましょう。自分からあまり興味を示さないときは、ママ・パパが読み聞かせをしてあげて。楽しく読み聞かせすることで興味を抱くかも⁉
おうちで実践したいイメージ作り2/子どもと一緒にパンツを買いに行く
子どもがパンツに興味を持ち始めたら、一緒にパンツを買いに行きましょう。好きなキャラクターや保育園の年上の子を見て憧れていたパンツがほしいなど、好みを主張する場合も。子ども自身にパンツ選ばせることで、おむつはずれのやる気の基に!
保育園での本格的おむつはずれ 自主的に行きたくなる環境作り
保育園では、トイレの近くに替えの紙おむつやパンツを入れた棚があったり、おしりが冷たくならないようにやわらかいマットが敷いてあったりすることも。トイレでおしっこをしたあとは、決まった場所で新しいおむつやパンツを自分ではいたりします。また、トイレに行った子、まだ行っていない子がひと目でわかるよう、トイレの入り口近くにホワイトボードなどを置いている園もあります。
おうちで実践したい環境作り1/子どもがしたがることはまずさせて
2歳代は自分で何でもしたい盛りなので、できるところまでは子どもにやらせてあげて。紙おむつを自分で取りに行ってもらったり、少し高い台を用意して座りながらはけるよう工夫したりしても。
おうちで実践したい環境作り2/トイレの入り口に白い紙とシールを用意
トイレの入り口に小さな白い紙を貼って、トイレに行ったら子どもにシールを貼らせてみて。1日に何回トイレに行ったかがすぐにわかり、子どもも楽しいので一石二鳥です。
保育園での本格的おむつはずれ 自主的に行きたくなる誘い方
自主性が芽生え始める2歳代は、遊びに集中しているときにトイレに誘うのは避けましょう。遊びや食事の前後など活動の節目で誘うと、気持ちが切り替わり、トイレに行く気分になります。トイレに好きなキャラクターの絵を貼ったら行くようになったという子もいます。
おうちで実践したい誘い方/衣類を脱ぐタイミングでトイレに誘ってみる
遊びに夢中の時に誘うとNGなのは、おうちでも同じ。生活の節目で誘ってみましょう。起床後、就寝前、入浴前など、衣類を脱ぐタイミングでトイレに誘うと、抵抗なくトイレに行ってくれる子も多いようです。
本格的おむつはずれで大切なのは、ママやパパのポジティブな気持ちと声かけ。多少時間がかかったり失敗したりしても、子どものやりたい気持ちを尊重してあげることで、どんどん自主性が育っていきます。子どものやる気をどんどん刺激して、本格的におむつはずれを進めていきましょう。(取材・文/前田ユリ、ひよこクラブ編集部)
取材協力/新宿せいが子ども園
子どもの自主性を育てる保育がモットーの私立子ども園。フロアごとに異年齢の子どもたちが、幼児用家具で区切られた空間でのびのびと活動しています。今回は石井佐知子先生、田村早百合先生にお話を聞きました。
参考/「1才2才のひよこクラブ」2018年冬春号「冬のおむつはずれ実践テク」より