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スタッフ全員が子育てママのジョブシェア社員。その働きぶりは?

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人材育成、コミュニケーション活性、社員のモチベーション向上などにつながる取り組みを、「働く場」で独自に実施している企業を応援するプロジェクト「GOOD ACTION」。そのプロジェクトが主催する「GOOD ACTION アワード」の5回目の表彰式が、2月13日に行われました。
今回表彰された企業の中に、子育て中のママが気になりそうな会社がありました。スタッフ全員が子育て中のママで、時短勤務の「ジョブシェア社員」として働いているという株式会社ルバート。小さなお子さんを持つママたちがどのような働き方をしているのか、会社を訪問してお話を伺いました。

関連:【働くママの24時間】時短勤務中の営業職・4歳・2歳児ママの場合

「普通の主婦が無理なく活躍できる場を!」

株式会社ルバートを立ち上げた代表取締役の谷平優美さん自身、7才と1才のお子さんを持つママ。1人目のお子さんを出産するまでは、人材紹介企業に勤め、「バリバリ働いていた」そう。
出産後はフリーでキャリアカウンセラーをしたり、ブリザーブドフラワー教室を開いたりと、母親と仕事を両立できる働き方を模索。待機児童も経験し「ママが育児をしながら働くのは大変」と実感したと言います。
その後、同じような悩みを持つママたちと「ママハピ」というサークルを作り、ママ向けの支援イベントを開催するようになりました。

頼りにしていたスタッフの退職で事業の危機が

「当時は、スタッフ全員が在宅で働くスタイルを取っていました。在宅だと社内のコミュニケーションをとりづらいこともあり、働きすぎてしまったり、困ったことが起きてもすぐに相談できなくてストレスになったりと、不都合が生じることが多々あり、スタッフが疲弊しやすかったんです」(谷平さん)

しかも、谷平さんが2人目を出産する直前、ナンバー2だった人が独立のため退職することに!「事業が立ち行かない状況に追い込まれました」

全員が時短勤務でフォローし合えるしくみに

「普通の主婦が無理なく活躍できる場を作りたい」と思いながらこの状況になるまで決断できなかったという谷平さん。短時間勤務かつ柔軟な働き方ができるオフィスワークで、子育て中のママを『ジョブシェア社員』として募集することにチャレンジしたのです。今は社長である谷平さんも9時~16時の時短勤務だとか!

「私を含めて社員全員が子育て中のママ。子どもの病気などで急に休むことはだれにでも起こり得ます。そこでチャットツールと共有サーバーを活用して、社内外のコミュニケーションの内容や資料を全員が見られるように透明化し、お互いにフォローしあえるしくみを作りました。仕事を一人で抱え込むことで生じるプレッシャーやストレスが減り、短時間でも働くやりがいを感じられるので、みんな責任感を持って仕事に取り組んでくれています。柔軟な働き方を実現するため、もちろん時間対成果にはこだわりますよ。」

ジョブシェア社員として働くママたちの実情は?

働きたいと思うけれど、子どもが小さいうちは仕事を休むことも多くなりそうで、踏ん切りがつかない…というママも多いのではないでしょうか。
そこで、ルバートで「ジョブシェア社員」として働く太田真友子さんと磯部恵さんに、働くママの実情を聞きました。

子どもの病気で休んでも肩身が狭くない

3才の男の子のママである太田さんは、週3日9:30~15:30(もしくは16:00)で勤務。実家はどちらも遠方のため、フォローしてくれる人が近くにいない状況だそう。

「息子の具合が悪いときなどに頼れる身内がいないので、働くのは無理だと思っていました。『すみません、すみません』と謝りながら休みをもらう自分の姿を想像してしまって…。でも、この会社はみんな同じ条件なので休みをもらっても肩身が狭くないし、お互いに仕事の流れを把握しているから、安心して頼ることができます」(太田さん)

子どもが小さいうちから働くことに、どのようなメリットを感じているかを聞いたところ、「親子ともに生活にメリハリができました。息子は保育園に通っているので、同年代の子と触れ合う時間が増えたのもよかったですね。子どもの情報を共有するなど、夫婦の会話も増えたと思います。子どもが大きくなってから働こうと思っても、ブランクが長いと就職が難しいと聞きます。でも時短であっても仕事を始めることで、仕事をしていないブランクの期間を短縮できる、それも大きなメリットですね。子どもの成長に合わせて、働き方を変えていけるといいかなと考えています」

仕事も家庭も自分の時間も大切にしたい。だから短時間勤務がベスト

9才と5才の女の子のママである磯部さんは、週4日9:00~15:00で勤務。専業主婦になる前は、求人会社の責任ある立場で働いていたそう。ママになってからも働きたい気持ちはあったけれど、住まいの地域は待機児童が多く、保育園に入れるのは困難。両親は遠方のため、親に見てもらうという手も使えません。働くのは難しいとあきらめていたのだとか。

「ジョブシェア社員なら子どもが幼稚園にいる間だけの勤務が可能だから、保育園に入れなくても働けます。ルバートの求人を見たとき『これは逃せない!』と思い、即刻応募しました(笑)」(磯部さん)

勤務時間中は仕事に全力投球するけれど、子どもとの時間も大切、というのがルバートで働くスタッフ共通の思い。そのため、幼稚園や小学校の行事だけでなく、習い事関連でも気兼ねなく早めに帰ることができると言います。

「仕事は大切、家庭や自分の時間も大切、そんな希望をかなえてくれるのが短時間勤務だと思います。わが家にとっては今の働き方が理想の形なので、当分はこの働き方を続けていくつもりです」

先々働きたいと思うなら、まずは時短勤務でも一歩を

「子どもが小さいうちは目の前のことに精いっぱいで、中長期のライフプランまで考えられないと思います。でも、人生100年の時代、子育てが終わってからのほうが人生は長いです。生きがいと長い人生の資金の確保ということを考えると、いつか働きたいと思っている方は早いうちから一歩踏み出すことをおすすめしたいですね」と谷平さん。

子どもが幼稚園入学後や、手がかからなくなってくる小学校3年生ごろから職探しをするママが多いそう。けれども、「ブランクが長すぎると、以前の経歴を生かした仕事に就くのは難しくなります。雇用する側は、できるだけブランクの少ない人を採用したいと考えます。先々仕事をしたいと思っているのなら、最初は短時間勤務でいいし、どんな雇用形態でもかまわないので、無理のない範囲で仕事を始めておくと先の自分を助けることになる。そして、ゆっくり中長期で目指す姿への階段を上っていく。こうすることで、子どもにもママにも負担にならない働き方ができると思います」(谷平さん)

関連:ママだって責任ある仕事がしたい!【噛みしめ育児スルメ日記#2】

「いずれは働きたい」と思っているママは、お子さんがお昼寝中などに求人サイトをのぞいてみて、どの程度の時間なら働けそうか、どんな仕事ならできそうか、シミュレーションすることから始めてもいいかもしれませんね!(取材・文/東裕美・ひよこクラブ編集部)

取材協力・写真提供/リクナビNEXT

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