貯まる人は夕方がスムーズ![お金が貯まりだす習慣#7]
こんにちは。マネーライター・FPの大上ミカです。夕方疲れてしまって外食や惣菜に頼り、気づけば食費がとんでもない金額に……なんてこと、ありませんか? 今回は、貯まる人が実践する賢い夕方の乗り越え方をご紹介します!
夕方のストレスで食費が爆上がり!
夕方は、大人も子どもも疲れ、空腹でイライラ。そんな状態で「今日の夕食は何にしよう?」と、献立から考えるのは、とてもストレスですよね。
だからといって、その度に外食に頼ってしまっては食費が大変に。1回3000円として週3日外食した場合、1ヶ月では3万6000円。年間では約43万円にもなります。
しかも、その場しのぎのための外食は、少しでも安く済ませようと、ケチケチしがち。せっかくお金を出しても、あまり満足度が高くないものに終わってしまっては、楽しいお金の使い道とは言えません。
貯まる人は夕方にラクできる武器がたくさんある
貯まる人は、そうしたムダな外食をとても嫌い、平日は出来るだけ自炊を心がけます。そのために、心がけているのが、「夕方、調理が面倒になる原因を先回りして取り除く」こと。
例えば、「朝のうちに献立を決めて材料を切っておく」、「洗った食器は片付けておく」などして、夕方サッと調理に入れる状態を作っておくのです。
献立もムリせず、レシピを見ずに作れるような、「自分が得意な定番メニュー」をローテしているのも特徴的。
しょうが焼きや肉じゃが、唐揚げ、焼き魚などに、サラダなどの副菜、ご飯と味噌汁といった、定食のような献立を続けている人がとても多いです。
「インスタ映え」はしなくても、栄養バランスがよく、家族も食べ飽きないご飯を続けることで、「お疲れ外食」とほぼ無縁な平日をキープしています。
まとめ:朝5分のシミュレーションが、食費を守る!
「お疲れ外食」が増えてきたなと感じたら、夕方の過ごし方、夕食の作り方を見直すタイミング。
5分でいいので今日の夕方をシミュレーションして、スムーズに回すためにできることを取り入れてみましょう。
夕方の心と時間に余裕を作ることが、結果的に「お疲れ外食」を遠ざけ、食費の安定にもつながっていくはずです。
■イラスト:にわゆり
■監修・文:大上ミカ
マネーライター・FP。(株)カクワーズ代表。生活情報誌を中心に、家計管理やお金に関する情報を取材・執筆。これまでに取材した貯まる人は延べ1000人以上。数々の貯まる人の共通点を発見し、雑誌や書籍、セミナー等で貯まる暮らしを作るアドバイスも。著書にお金が勝手に貯まりだす暮らし(リベラル社)など。