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モンテッソーリ教育が教えてくれた イヤイヤ期をラクに乗りきる方法

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poplasen/gettyimages

1・2歳代の子どもはまだ自分の欲求を、言葉を使って上手に伝えることができないため、イヤイヤという手段でママ・パパに伝えます。これは自己主張ができるようになった証し。自立への第一歩ですが、ママ・パパからすると「毎日、イヤイヤばかりでかかわるのが大変…」など、困ることも…。
そんなときは、子どもとのかかわり方を少し見直してみませんか?
モンテッソーリ教育を実践している保育園で園長を務め、モンテッソーリ教師の資格を持つ神成美輝先生に、イヤイヤ期をポジティブに乗りきるコツを教えてもらいました。

関連:お風呂・歯磨きのイヤイヤ対策どうすればよい?

モンテッソーリ教師が教える! イヤイヤが減るかかわり方★5つのポイント

イヤイヤ期になると“毎日のようにかんしゃくを起こされて、疲れてしまう…”というママ・パパも。イヤイヤ期という言葉を聞くだけで、マイナスのイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。
しかしモンテッソーリ教育では、1歳ごろから始まるイヤイヤ期と重なる時期を“秩序の敏感期”と呼び、子どもの能力が最も伸びる時期ととらえています。これから伸びる能力の芽を摘まないためには、子どもの意思を尊重するようなかかわり方が大切。適切なかかわり方をすることで、イヤイヤが減り、子どもの力を伸ばす土台づくりができますよ! 

Point1 子どもを観察する

まずは子どもをよく観察して、こだわりやイヤイヤする理由を探って。子どもが興味を持っていることは、子ども自身が“伸ばしたい!”と思っている能力なので、ママ・パパがそれに気づけると、うまくサポートすることができます。

Point2 子どもに選ばせる

ママ・パパに「○○しなさい!」と言われ続けると、子どもはしだいにやる気を失ってしまいます。そのため、小さなことでも子どもに選ばせ! なかなか選べないときは、2者択一から始めて選択肢を少しずつ増やしていくことがポイント。それを繰り返すことで判断力がはぐくまれます。

Point3 子どもを見守り、挑戦させる

安全を確保した上で、子どもがやりたいことはなるべく挑戦させて! また間違えていたり、うまくいかなかったりするときは、子どもから「助けて」「手伝って」のサインが出るまでは、見守りましょう。挑戦することでやる気が育ち、うまくいかなくても試行錯誤する中で、子どもは正しいやり方を見つけ、自分でできたことが自信につながります。

Point4 あせらず、子どもを待つ

こだわりが強い子は、大人以上に考えて行動しているため、ゆっくりマイペースになりがち。そのため、なるべく時間に余裕をもって、子どものペースに合わせるように心がけて。急いでいるときは「お手伝いしてもいい?」と聞いてから、手伝うとスムーズです。

Point5 親子でルールを決める

子どものこだわりを尊重するといっても、社会のルールを教えることは大切。「道路では手をつなぐ」「公共の場では騒がない」などの約束を、子どもと決めましょう。遊びの中でも順番などのルールを取り入れると、しだいに物事にはルールがあり、それを破るとトラブルになったり、楽しめなかったりするということがわかります。

関連:子どものイヤイヤはなぜ始まる?親は受け入れるべき?

イヤイヤ期にモンテッソーリ教育で大切にしているのは、子どもの意思を尊重すること。そのためには、子どもがしたいことが自由にできるような環境づくりを心がけたいもの。危険なものはしまい、安全対策をするだけで「ダメ! ダメ!」と注意する回数がぐっと減り、イヤイヤ期がラクになるのではないでしょうか。せひ、実践してみてください。(取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部)

監修/神成美輝先生
子育てアドバイザー、保育士、幼稚園教諭2種。モンテッソーリ教育を実践している保育園で保育士、園長として勤務し、2012年モンテッソーリ教師の資格を取得。2人の男の子のママでもあります。著書に『モンテッソーリ流“自分でできる子”の育て方』『才能がぐんぐん伸びる男の子の育て方』(ともに日本実業出版社)など。

参考/1才2才のひよこクラブ2018年夏秋号「モンテッソーリ流“イヤイヤ期”乗りきりテク」より

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