季節でどう違う?[生後6~11ケ月]赤ちゃんが快適に過ごせる着せ方のコツ&注意点
赤ちゃんにとって快適な着せ方は、季節や過ごす場所によっても異なります。春夏と秋冬の場合を想定し、おうちで過ごすときとお出かけするときの着せ方の基本を、助産師の岡本登美子先生に伺いました。
[おすわり~立っちのころ]赤ちゃんの着せ方の基本〜春夏編
春から夏にかけて、おうちで過ごす場合と、お出かけする場合の着せ方のコツを覚えておきましょう。
おうちで過ごす場合は?
「頭からかぶせるタイプの肌着やウエアが着られるようになり、上下分かれたウエアを着せられるようになります」(岡本先生・以下同)
肌着+Tシャツorシャツ+パンツorスカート
お出かけ先で過ごす場合は?
「おうちコーデにカーディガンやベストなどのはおりものをプラス。はおりものは着脱が簡単なものをチョイスしましょう」
肌着+Tシャツorシャツ+ズボンorスカート+帽子+靴下+はおりものを持ち歩き
[おすわり~立っちのころ]赤ちゃんの着せ方の基本〜秋冬編
秋から冬にかけて、おうちで過ごす場合と、お出かけする場合の着せ方のコツを覚えておきましょう。
おうちで過ごす場合は?
「厚手の肌着やウエアを着るよりも、薄手を重ね着して防寒対策を」
肌着+長袖Tシャツorトレーナー+ズボンorスカート
お出かけ先で過ごす場合は?
「厚手のはおりものと帽子、靴下でしっかり防寒しましょう。はおりものはウールやフリースなど保温性の高いものがおすすめ」
肌着+長袖Tシャツorトレーナー+ズボンorスカート+ベストor厚手のはおりもの+帽子+靴下L
★注意して!
手袋のつけっぱなしやマフラーの着用は避けて
「赤ちゃんの手足は体温を保つために血管を収縮させ、冷たくなっていることがあります。手の体温調節を妨げることがあるので、手袋を使うのは寒い日のお出かけのときだけに。また、マフラーや引きひもがついた衣類は首をしめる可能性があります。着用は避けてください」
※紹介している着せ方はあくまで一例です。暑さや寒さは地域差があるので、気候・気温に応じて、枚数を増やしたり、減らしたりしてね。着せすぎで赤ちゃんが汗をかいていないか、または寒がっていないかをチェックしながら、衣類の調節をしてあげて。
おすわり以降はお出かけする回数も、時間も、活動量も増えてきます。体温調節は、脱ぎ着がラクなはおりものが活躍しそうですね。気温の変化や寒暖差などにも便利かもしれません。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)