暖房をつけた瞬間の悲劇… 妊娠5週から始めた妊娠線対策の結果 ~夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」#1
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるのコラム連載「ママ芸人日記」、第1回は妊娠線についてです!
暖房をつけた瞬間の悲劇… 妊娠5週から始めた妊娠線対策の結果
よくモデルさんなんかが妊娠すると、「このクリームすごく良いです!これで妊娠線が予防できました!」というSNS投稿を見かけます。
独身時代からこういう投稿をよく目にしていたので、妊娠線は予防するもの!というなんとなくの認識がありました。
いざ自分が妊娠してみると、ズボラな私には結構面倒なものでした…。
というのも、妊娠線予防クリームはお腹が大きくなり始める5ヶ月頃から塗り始める人が多かったりしますが、私が最初にネットで調べた際に、「5ヶ月」を「5週」と勘違いしてしまったのです。
妊娠5週というと、かなりの初期。
そのとき私は既に9週くらいだったため、慌ててクリームを塗り始めました。
今思えば慌てる必要は全くなかったのですが…。
そうして妊娠5ヶ月の頃には、クリームを塗ることに疲れてしまっていました。
毎日塗っているけど、妊娠線なんてできる気配もないし…もう塗らなくていいか…と、それまで使っていた高級クリームを毎日塗るという習慣をやめ、思い出したときに激安クリームをささっと塗るという習慣へシフトしていったのです。
そして季節は冬。
妊娠も臨月に差し掛かろうという時期、こたつやガウンだけではとうとう寒さも堪え切れなくなり、暖房のスイッチを入れました。
やっぱり暖房は暖かいな~と呑気にポカポカ気分になっていたとき、悲劇は起こりました。
ピリッ!!
お腹で何かが避ける感覚が…。
えっ…なんだろう…お腹が痛痒い…!
そっとお腹を確認しようとした瞬間…
ピリリッ!ピリ!ピリッ!!
またもやお腹に異変が…!
すぐさまお腹を確認すると、下腹部辺りに赤い妊娠線らしきものが…!
そして、確認している最中もピリピリ痛い…!
慌てて妊娠初期に使っていた高級クリームを塗りたくりました。
しかし時既に遅し…。
下腹部には既に数本の妊娠線が…。
慌てて妊娠線について調べ、妊娠5ヶ月頃から塗る傾向にあるという事実をそこで初めて知りました。
そして出産までの間、毎日高級クリームを塗りたくる日々。
あのときのピリッとした感覚は、忘れられません。
妊娠線って、いつの間にかできてしまっているものだと思っていました。
暖房を付けた瞬間にピリピリ皮が破れ始めるなんて、聞いたことありません。
本当に妊娠、出産は人それぞれ。
妊娠線ができてしまって悲しい…と一瞬は思いましたが、よくよく考えるとビキニなんてここ10年くらい着たことがありませんし、着たいと思うことも着る機会もこの先ないだろうなと思いました。
妊娠線ができても、息子を生んだ思い出にもなるし、何をそんなに嫌がる必要があったのかと、ふと我に返ったりもしました。
臨月に慌てて高級クリームを塗りたくったことが功を奏したのか、産後1年経った今では、ほぼ目立たなくなっている妊娠線。
なんだかそれはそれでちょっと寂しい気持ちもします。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。