【医師監修】連休明けてからなかなかペースが戻らない… ママ・パパ・子どもが毎日を元気に過ごすための体調管理のコツ
長期休暇も終わり早や1週間。改めて日常生活に入ると、ストレスや緊張などで家族そろって体調を崩しがちです。そこで、家族みんなが毎日を元気に過ごすための体調管理のコツを、「ひよこクラブ」の人気連載「すくすく成長日記」の監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。
体調管理のコツ 1)週末などの休日に無理をさせない・しない
平日に仕事をしているママ・パパは、週末の休日になると張りきって、いろいろなところへ出かけてしまいがちです。普段、十分に赤ちゃんと遊んだり、接したりできない分、休日になると「ここぞ」とばかりに頑張ってしまうんですね。でも、お出かけは張りきりすぎると体調を崩す一因に。保育園に入園したばかりの赤ちゃんや、引っ越しなどでまだ新しい環境に慣れていない赤ちゃんは、元気そうに見えて実は疲れているもの。お出かけよりも休息を優先し、大人の都合で連れまわすのは控えましょう。お出かけはママ・パパ・赤ちゃんが新しい生活に慣れてきてからで十分です。
体調管理のコツ 2)普段の生活リズムを崩さない
毎日、規則正しい生活を送ることも体調管理では大事です。とくに起床と就寝時間は、ママ・パパの休日にも守りたいところ。仕事で疲れていると「たまの休日くらいは朝寝坊したい…」と思うかもしれませんが、起床と就寝が平日と休日とで大幅にずれると、ある種の「時差ボケ状態」になり、体調を崩しやすくなります。せめて、平日と休日とのずれは1時間程度に抑えたいところ。起床は7時くらいを目安にしましょう。昼寝や食事の時間も、できるだけいつもと同じ時間帯にとるよう意識しましょう。
体調管理のコツ 3)栄養のある食事と質のいい睡眠を
普段から栄養バランスのいい食事をとることも欠かせません。とくに不足しがちな野菜は、煮ものやスープなどいろいろな料理に取り入れましょう。また、週末などの休日の夜は、ぜひ家族みんなでゆっくりと食卓を囲んでみてください。ママ・パパ・赤ちゃんそれぞれの心が満たされ、毎日を元気に過ごす活力になります。質のいい睡眠をたっぷりとることも大切です。就寝時は寝室を暗くし、テレビやパソコン、タブレット、スマホは見ないようにします。スマホなどの画面から出るブルーライトには、脳を興奮させ、寝つきが悪くなる作用があります。
ママ・パパが早起き・早寝をして、1日3回の食事をきちんととっていれば、自然と赤ちゃんの生活リズムも整っていきます。それがひいては赤ちゃんの健康につながります。ママ・パパが体調を崩すと、会社や通勤電車でウイルスに感染して、赤ちゃんのいるおうちに持ち込んでしまう恐れも。ママ・パパも普段から無理をしないことが大切です。体調を崩しやすい季節。意識して体調管理に努めましょう。(取材・文/永井篤美、ひよこクラブ編集部)
初回公開日 2019/05/13
育児中におススメのアプリ
アプリ「まいにちのたまひよ」
妊娠日数・生後日数に合わせて専門家のアドバイスを毎日お届け。同じ出産月のママ同士で情報交換したり、励ましあったりできる「ルーム」や、写真だけでは伝わらない”できごと”を簡単に記録できる「成長きろく」も大人気!
ダウンロード(無料)育児中におススメの本
最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)
大人気「新百科シリーズ」の「育児新百科」がリニューアル!
新生児から3歳まで、月齢別に毎日の赤ちゃんの成長の様子とママ&パパができることを徹底紹介。
毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。