1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 春の子どもたち。かわいい様子に笑顔が…[小児科医・陽ちゃん先生の診察室だより#4]

春の子どもたち。かわいい様子に笑顔が…[小児科医・陽ちゃん先生の診察室だより#4]

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
アジアの兄弟愛と、暖かい家族を表現する楽しさとお互いを抱きしめた。
Golfcuk/gettyimages

今回は、成長してゆく子どもたちを温かく見つめる陽ちゃん先生の様子が伝わってくるほのぼのエピソードです。
赤ちゃんやママ・パパにいつもやさしく寄り添う陽ちゃん先生こと、小児科医の吉永陽一郎先生が、日々の診察室で起きた、思い出深いできごとをつづります。
入園や進級を迎える春。訪ねてきたのは・・・。「小児科医陽ちゃん先生の診察室だより」#4

関連:: 顔色が悪い赤ちゃん、意外な原因「小児科医・陽ちゃん先生の診察室だより#1」

診察が終わっても帰ろうとしない子、その理由は…

赤ちゃんの診察に、3歳のお姉ちゃんがついてきました。子どもは、それぞれのキャラクターによって、赤ちゃんのときから激しく泣く子と、あまり泣かない子がいます。このお姉ちゃんはとくに強く泣く子でした。医院にやってくるともう駐車場から泣いていました。さらに私の顔を見ると、激しく泣くのでした。でも、どの子も、いつの間にかだんだんと泣かなくなって、おとなしく診察が受けられるようになります。このお姉ちゃんも、そんな一人でした。
今日はいつにもなくかしこまった様子で、弟の診察中、おとなしく座っています。診察を終え、お母さんに説明して、「それではまたね」と帰るときになりました。なかなかお姉ちゃんが帰ろうとしません。お母さんが、お姉ちゃんを指して、
「保育園に入園したばかりで、今日は早く帰ってきて制服も脱いでいたのに、下の子を診察に連れて行くと言ったら、先生に見せると言って、また全部着直したんですよ。帽子までかぶって」
言われて見ると、真新しい制服の折り目がまぶしい感じでした。
「え〜 そうだったの。制服見せに来てくれたんだねえ。うん、かわいいかわいい。とても似合ってるね」と私が伝えると、お姉ちゃんは、ようやく納得したのか、バイバイと手を振って帰って行きました

園での健康診断で、思わぬ「困った」経験

4月・5月は、保育園・幼稚園や学校の健康診断の季節でもあります。あまりに時期が早いと、子どもたちが寒そうです。しかし夏に近づきすぎると、小学校の高学年など、汗だくで、聴診器が肌にペタペタはりつきます。幼稚園の健診のときでした。子ども用の椅子に座った私の前に、1人ずつ立たせて診察をするのですが、まわりで同じクラスの子どもたちが大勢座って待っています。私は、数日前からのどが痛く、ときどきせきをしていました。診察をしながら、私が数回せきをしました。すると一人の子どもが
「だいじょ〜ぶ〜?」
とかわいい声を上げました。
その後、私がせきをすると、あちこちから「だいじょ〜ぶ〜?」と園児たちの声が上がります。最後のころになると、もう全員そろって「だいじょ〜ぶ〜?」と大合唱。同行したスタッフも、幼稚園の先生たちもにこにこしています。かわいいやら、うれしいやらで、いい時間でしたが、せきができなくなって困りました。

関連:うんちが出ない…踏ん張る姿勢でわかること[小児科医・陽ちゃん先生の診察室だより#2]

今年もようやく、暖かくなってきました。桜も見ごろを過ぎ、新しい年度に大人も子どももわくわくしながら、過ごしているころでしょう。今日も診察室では熱の子どもやせきの子どもたちがたくさん来ています。それと同時に、春だからこそ見かける風景もあります。

■監修・文:吉永陽一郎先生
国内初の子育て専門診療科である聖マリア病院母子総合医療センターの「育児療養科」科長などを経て、現在は福岡県久留米市の吉永小児科医院・院長。

■おすすめ記事
小さい子どもにメガネはかわいそう?目の成長を助ける「子どものメガネ」の正しい選び方を眼科医に聞きました! 

赤ちゃん・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事

赤ちゃん・育児の人気テーマ

新着記事