「ママ、ウ○チ出たよ」と握りしめ…わが家の育児事件簿
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幼いわが子が思わぬことをやらかして、ちょっとしたハプニングになってしまったことはありませんか? 数年前にTwitterで「#育児なんてほんの一瞬目を離したらこう」というハッシュタグが流行りましたが、「ちょっと目を離した隙に……」「静かになったと思ったらすごいことに(涙)」なんてことは、育児中は日常茶飯事。今だから笑い話にできる、幼いわが子がやらかした珍事件を教えてもらいました!
また、エッセイストの犬山紙子さんのご意見やご自身のエピソードも一緒にご紹介します。
牛乳1本おもちゃのキッチンに
年子の子ども2人と私の3人で昼寝していたはずが起きたら私だけ……。ふとリビングをみると2人でおもちゃのキッチンで遊んでいる。よく見るとなんかビショビショ。牛乳1本分をおもちゃのキッチンに入れてジャージャーと入れて遊んでいました。それだけかなと思ったら、玄関の壁が全体的に真っ赤!朱肉を手につけてペタペタと壁につけて大喜び。そして廊下にはマニキュア1本たれ流されていました。昼寝するんじゃなかったと大後悔しました。
寒空の下に外に締め出された
ちょっと外へ出た隙に、気付いたら娘が内側から鍵をガチャン。真冬の空の下、朝8時前。私は防寒ゼロのトレーナー姿。「開けて~」と言っても娘はワンワン泣くだけで開けられず。
恥をしのんで近所の方に電話を借り、義母や夫にヘルプを要請しましたが、結局鍵屋さんを呼んで開けてもらうことに。それでも特殊な鍵なので開けられず、お風呂の窓からすり抜けるように入ってもらい、なんとか開きました。慌てて入ると、娘は寝ていました。
7千円くらいの痛い出費。体はすっかり冷えてしまい、心底冷えるとはこのことかと思い知りました。
締め出し事件、No.2
まさに真冬。夫に忘れ物を届けようと出たところガシャン。マンションだったので、消防車を呼んで屋上からベランダに降りてもらい、ガラスを割りました。5万円でした。私の雀の涙ほどのボーナスは消えました。
賃貸なのに…油性ペンで部屋中ラクガキ
わが子が2歳のとき、子どもが隣の部屋でおとなしく本を読んでいたので、私はキッチンでごはんを作るため、7~10分くらい目を離しました。子どものいる音や気配は気にしつつ、ちょっと様子を見に行ったら、机においてあった筆箱から油性ペンをとり、和室のふすま4枚と床に盛大にお絵かきをしていました。賃貸なんだけど……どうするの。
購入直後の照明を破壊
引っ越しして間もなく。リビングの照明器具をやっと買って、夫が天井にセットしようと箱から取り出したその瞬間! 2歳の娘が照明に飛び乗って……割れました。「ああ、5秒でいい。時間よ戻れ!」とあんなに強く思ったことはなかった。
トイレ詰まらせ修理代6万
もうすぐ5歳になる長男。数ヶ月前に陶器の小さな置物を何個かトイレに流しました。便器に並べたかったそうですが、そのまま便器の中に落ちて自動で流れていき、トイレは大洪水。陶器で重みもあるので水圧では流せず、便器を取り外して修理代に6万円かかりました。
米と砂糖のプラネタリウム
当時、娘が3歳くらいでしょうか。娘の胃腸炎をもらってしまい、娘はすっかり回復したものの、私はまだ低空飛行という状態でした。朝ゴソゴソ起きだした娘、まだしんどくて起き上がれない私。しばらくすると娘がやってきて
「ママをプラネタリウムにご招待しまぁ~す!」
「招待状でぇす」
と折り紙を渡され、イヤな予感ムンムンでキッチンへ……。見事に、米と砂糖が撒かれておりました……。「ね! キレイでしょ?! プラネタリウム~!」って。
勘 弁 し て く れ 。
ウ○チを握りしめて持ってきた
ちょっと前に2歳の娘が「ママ、ウ○チ出たよ~」とウ○チを手に握りしめておりました。そして家具やら壁のあちこちにもくっついていて拭くのがたいへんでした。しかもそれが2回もです(泣)。
ウ○チ事件、No.2
次男が1歳半のころ。ウ○チが出たので、自分でおむつとズボンを脱ぎ捨てた息子。その際ウ○チを踏んでしまい、足の裏がウ○チまみれに。そのまま、ソファーで爆睡する私を起こしにきたので、リビングのカーペットと布製のソファーにもウ○チのあとが点々とついてしまいました。あとの掃除が大変すぎました。
私のパンツを履いたぬいぐるみ
私のおパンツをぬいぐるみに履かせて、義実家に連れて行ったこと。娘のカバンから出てきたミッキーの股間が、少々いやらしい感じになっていた……。
犬山家の事件簿は?
イラスト・エッセイストとして多くの雑誌で執筆中の犬山紙子さん。プライベートではベーシストで漫画家でもある劔樹人さんと2014年8月に結婚し、2017年に女児を出産。犬山さんに、ママたちの事件簿を読んだ感想を教えてもらいました。
ーー(犬山さん)
「みなさん、お疲れさまです(泣)! 当事者はめちゃくちゃたいへんだけど聞いた側は大笑いして癒されるので、こういった体験談はどんどん話すに尽きますね。わが家はシールとラメ被害がちょこちょこあります。仕事に黒ジャケットで決めていった日に限って「しゃけ」と書いてあるおむすびシールが貼られてあったり(めっちゃキリッとした顔で電車に乗ってた……)、夫は寝ているとき、顔に子どもメイクセットのラメを塗りたくられ気づかずそのまま保育園へ……。キラキララメおじさんとして夫はさぞかし輝いていたことでしょう。かっこいいよ、夫!」
どの事件も想像しただけで現場の凄惨な状況か伝わってきましたね……! そのときのママの心情はいたたまれないものですが、子どもが大きくなれば良い笑い話に。今は、やんちゃなわが子に「振り回されてツライ!」というママも、わが子に笑って話せるその日まで、そう遠くはないのかもしれません。
(文・清川優美)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。