赤ちゃんが3ケ月ごろになったら「五感遊び」を始めよう!
赤ちゃんの五感の発達と、“五感遊び”のメリットを紹介します。
赤ちゃんが生後3ケ月ぐらいになるとママもパパも少しずつ育児に慣れてきて、赤ちゃんとゆっくり向き合う余裕が出てくると思います。なかには「遊んであげたいな」と思うものの「まだねんねの時期だし…。どんな遊びができるの?」と悩むママ・パパもいるのではないでしょうか。そんなとき、ぜひチャレンジしてほしいのが“五感遊び”です。
まずは3~5ケ月の月齢別★五感の発達を知っておこう!
3~5ケ月の赤ちゃんは、視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感がぐんぐん発達する時期です。五感の発達の様子を月齢別に紹介します。
3ケ月ごろ/動くものを目で追うように
首が徐々にすわってきて、動くものを目で追うようになります。
4ケ月ごろ/音や動きに反応する子も
音や動きに反応して、手を伸ばそうとします。腹ばいになって、そばにあるものに興味を示すことも。
5ケ月ごろ/つかむしぐさが見られます
徐々に寝返りを始め、手におもちゃなどが触れると、つかもうとすることがあります。
赤ちゃんが3ケ月ごろになったら遊びながら、五感を刺激しよう!
赤ちゃんの五感は刺激することで、より発達するので家庭でも積極的に“五感遊び”を取り入れてみませんか。
“五感遊び”とは、見る・聞く・触る・なめる・スキンシップなどの要素を取り入れた遊びで、実は3ケ月ごろからの遊びにぴったり! おすすめの理由を紹介します。
理由1 赤ちゃんの反応が見られ始める時期だから、ママ・パパも楽しく遊べる
3ケ月ごろになると生活リズムが整い始め、日中、起きている時間が長くなってくるので、遊びに誘いやすくなります。またあやすとほほ笑んだり、気になるものを目で追ったりするなど、赤ちゃんが徐々に反応するようになるためママ・パパとしても楽しく遊べます。
理由2 スキンシップがとりやすい
あおむけで過ごす時間が長いねんねのころは、赤ちゃんとスキンシップがしやすい時期です。抱っこしたり、頰に触れたり、手を握ったりしてスキンシップをすることでママ・パパの愛情が伝わり、親子の絆が深まります。
理由3 五感を刺激することで、知性・感性・運動機能が発達する
赤ちゃんの感性(心)・知性(頭)・運動機能(体)はそれぞれがお互いに作用しながら発達していきます。ママ・パパといっぱい五感遊びをすることで、感性・知性・運動機能の土台が作られます。赤ちゃんが「楽しい」「うれしい」と感じるような触れ合いや、「聞く」「触る」「なめる」などの体験をたくさんさせましょう。
“五感遊び”と言うと難しく考えてしまうママ・パパもいるかもしれませんが、ガラガラを優しく振って見せてあげたり、お散歩に行って風を感じたり、マッサージをしながらスキンシップをしたりするだけでも、赤ちゃんの五感は刺激されます。もし「いつも同じ五感遊びになってしまう…」と悩んだときは、月齢にあったエディトイなどを取り入れてみるのもいいかもしれませんね!(文・麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ