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日本とハワイ「子ども同士の交流」はこんなに違う。山田ローラ・日米子育てリポート

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今回のテーマは「子ども同士の交流」。ハワイは大家族が多いからか、面倒見がいい子が多いようです。一方で、日本は?

2015年にラグビー日本代表の山田章仁選手と結婚し、2016年9月に男の子と女の子の双子を出産したモデルの山田ローラさん。日米のハーフで、日本とハワイを行き来する生活をしているローラさんが、アメリカの子育て事情や、日米の育児の違いなどをリポートします。

関連アメリカママの“トイトレ”テクとは?山田ローラさんの日米子育てリポート :

お友だちに積極的な息子&ひかえめな娘

双子は同じように育てているつもりでも、性格がまるで正反対です。活発で人なつっこい息子に対して、ひかえめで人見知りな娘。公園などに行っても息子はすぐにお友だちと一緒に走り回ったりするけど、娘はなかなか輪に入れず、マミーの隣でひとり遊びの日々が続いています。

同じ年ぐらいの子たちと一緒に遊びたい雰囲気はすごく出すのだけど、勇気を出して「遊ぼう」って言ってみても声が小さすぎて伝わらなかったりすると、すぐに諦めちゃう。そんな娘に、母親としてもう少し頑張って積極的になって欲しい気持ちはあるけど、まるで小さいときの私を見ているようで彼女の気持ちもよくわかります。

日本で経験した、切ないお友だちエピソード

そんな双子は、日本にいるときは必ず午前中に公園に行きます。年齢が近い子どもたちがいれば男女問わず遊びますが、大体は親がつきそい、親子でいることも多いので、子どもたちは少し距離感があるまま、サヨナラをする場面が多いと感じます。

年齢が少し上の子どもたちがいる場合は、女の子だと双子を輪に入れてくれたり、「お姉ちゃんと遊ぼう!」と内気な娘までも引っ張ってくれたりと、面倒見がいいなと感じます。

しかし、何度か直面してしまった、切ないシーンも…。少しお兄ちゃんたち(年長さん、小学生など)が大好きな息子は、鬼ごっこや走り回っている中に入りたがり、一緒になって走っていると、「ついてこないでー!」「チビはあっち!」など、冷たくあしらわれてしまうことが…。まだ言葉はわからない息子も雰囲気を感じ取り、シュンとして戻って来ることがよくあります。

でも、確かに年が近いお友だちと遊びたい気持ちはよくわかるし、そのくらいの年齢だと小さい子との遊び方がわからなかったりするので、まぁ、しょうがないよねーという感覚で、とくに気にはしていなかったです。

大家族が多いから? ハワイの子は面倒見がいい!

しかし、ハワイへ移住をしてからは、その感覚が一気にぶっ飛びました! 

子どもの面倒は子どもが…。親の出番はなし!

ある日、ハワイの友人宅へお邪魔した際に、家に着いた瞬間から親戚の子どもたちが双子に群がり、「一緒に遊ぼう!」って手を繋いだり抱っこしたりして、去って行きました。呆然としていた私に友人が「子どもたちは子ども同士がいちばんだから!」と言い、心配性の私を大人が集まっているほうへ。

そのまま、ごはんの時間もその親戚の子どもたちが双子の面倒を見てくれ、泣いてもすぐあやしてくれ、私の出番はまったくなく終わりました。

でも、これは友人の集まりの場であり、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちも知り合い同士だから、双子の面倒を見てくれたんだと思うことに…。

公園にも、双子と遊んでくれたお兄ちゃんが!

後日、近所の公園で遊んでいると、双子より少しばかり年上の兄弟と遭遇。案の定、息子は一緒にかけっこがしたくてダッシュで急接近! またいつもみたいに避けられちゃうのに度胸あるなーと眺めていたら、お兄ちゃんたちが息子のために走るスピードをゆるめてくれ、一緒に遊び始めてくれました! 

それを見ていた娘もちょっと興味を持ったのか、若干の距離感を保ちつつも一緒に追いかけっこ。しかし、今回はたまたま、ちびっ子に慣れている優しい子たちだったからであって、毎回、こんなにうまく行くはずはないと思っていました。

自分より小さい子の面倒を見るのは当たり前

また、別の日にビーチで遊んでいたら、近くにいた小学生くらいの子たちが双子のそばまで来てくれて、一緒にお城を作ったり、穴を掘ってプールを作ってくれたり…。波のほうへ走っていかないようにちゃんと見張りもしてくれていて、私は感動! 

見知らぬ子でもちゃんと相手をしてくれて、男女問わず面倒見がいい。ハワイアンは大家族が多く、親戚も多いため、小さいときからお互いの面倒を見るのが習慣らしく、公共の場でも小さい子がいたらちゃんと輪に入れて遊ぶのが当たり前みたいです。

子どもの世界を尊重し、親は見守るのがベスト!

子どもたちには子ども同士で世界があり、そこに大人が常にいたら子ども同士の関係が築けないから、親は見守るのに徹するのがベスト。最初は私が心配になって、ちょいちょい間に入ってしまいましたが、やはり子ども同士で学ぶこともたくさんあると思うので、今ではありがたく大人の時間も楽しんでいます。

関連:「乳幼児期の教育・習い事」山田ローラさんの日米子育てリポート

ハワイでは、年下の子の面倒を見るのは、子どもにとって当たり前。子ども同士で仲よく遊ぶ光景もよく見られるようですね。お友だちと遊んでいると、ついつい心配になって親が口を出してしまうこともありますが、子どもの世界を見守るスタンスも、大切にしていきたいですね。(構成/ひよこクラブ編集部)

Profile●山田ローラ
1988年9月23日生まれ。アメリカで大学卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月にラグビー日本代表の山田章仁選手と結婚。2016年9月に双子のブライス・光一郎くんとグレース・桜子ちゃんを出産。
山田ローラ LINE BLOG
山田ローラ Instagram @laura_elina_ymd

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