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息子のかわいい「くるくる髪」を残したい!初めての散髪 ~夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」#17

更新

2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるのコラム連載「ママ芸人日記」第17 回です。

【第16回】息子は今を覚えてる?私の一番古い記憶

息子のかわいい「くるくる髪」を残したい!初めての散髪

息子が1歳を過ぎた頃、そろそろ髪の毛を切らなければと思いました。
前髪がだいぶ伸びてきてしまい、ヘアゴムで結んでいないと長くて目にかかりそうな長さになっていたのです。
赤ちゃんの初めての散髪と言うと、確か筆にするとか聞くような…。
そう思い、ネットで検索してみると、『赤ちゃん筆』というものがたくさん出てきました。

一度も切ったことがない、“本当の毛先”のある赤ちゃんの髪の毛(胎毛)。とても貴重なものなので筆にして残しましょうというもので、桐の箱に入った赤ちゃん筆や額に入った赤ちゃん筆等、多種多様なものがありました。
“本当の毛先”があるのは赤ちゃんのときのこの髪の毛だけなのか…と考えると、確かにとても貴重なものなのだと実感しました。

しかし、ちょっと気になることが…。
私が見つけられた赤ちゃん筆は、どれもとても綺麗な直毛なのです。
息子の髪の毛は、毛先がくるくるとカーブしていて、そこがまた愛らしいところだなと思っていました。
そのため、そのくるくる感が無くなってしまうとなると、何だか寂しい気持ちがします。
どうにかしてこのくるくるを生かせないものかといろいろと調べていると、癖毛を生かした赤ちゃん筆を作ることもできると知りました。
それならいいかも!と、癖毛の赤ちゃん筆を作ろうと決めたのですが、よくよくその出来上がり写真をネットで見てみると、確かに癖毛ではあるのですが、とても綺麗なカーブの形状にまとめられていて、くるくるとした髪の毛の形状ではできなさそうな感じでした。
やはり筆を作るときに毛先をそろえたりするため、くるくるをそのままというのはできないものなのでしょう…。

赤ちゃん筆について更に調べていると、どんどん頭が痛くなってきてしまいました…。
筆を作るには何センチ以上の髪の毛を一定量集め、業者まで送らなければならず、きちんとその長さと量の髪の毛を測って切らなければならなかったり、お値段も結構したり、くるくるを生かす術が見つからなかったり…。
考えれば考える程わからなくなりました。

そして私は思いました。

そもそも何故筆じゃないといけないのだろうか。

何となくそういうものだからと思い、筆にしなければと思っていたのですが、筆じゃなくても自分の残したい形で残しておけばいいのではないかな…。
そう思うと、一気に気持ちが楽になりました。

私の気持ちとしては、

・せっかくだから胎毛は残しておきたい。
・くるくるした毛先もそのまま残しておきたい。

この2点で、筆じゃなくても、量がそんなになくても他は特に何でもいいんだなと気付きました。

そしてその結果、カットしたくるくるの髪の毛を、キツくゴムで何重にも結び、リボンをし、かわいらしい小箱(100円ショップのもの)に入れておしまいとなりました。
筆にしないとボサボサと髪の毛が出てきてしまうのではないかと思いましたが、ある程度毛先を揃えてキツく結べば大丈夫でしたし、くるくるとした毛先もそのままで大満足です。

必ずしも世間の通例に従うのではなく、状況に合わせて自分で選んでいくことも大事だと感じました。

因みに、私の母に、私の胎毛をどうしたか聞いてみると、「生後4、5ヶ月の頃坊主にしたんだけど、そのとき捨てちゃったと思う」という答えが返ってきました。

潔いです。
私がどうしようかということで悩んでいたのがバカみたいなくらい潔いです。

母はこれくらい潔く生きていくものなのかもな…と思わされた初夏のある日でした…。

夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」 今までのお話はこちら

夫婦のじかん大貫さん プロフィール



よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。

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