子どもにサプリメントを与えていいの?「サプリメントの種類と効果」機能性 表示食品を知ろう
好き嫌いが多い子どもの食事問題。お母さんたちの悩みは尽きないものです。
サプリメントを子どもにあげていいのか? どんなことに注意するのか? 看護師の資格を持ち、サプリメントアドバイザーである布施 公予さんに聞きました。
布施 公予
株式会社ナースキュア代表 看護師 NRサプリメントアドバイザー
リンク:ナースキュア
東京都生まれ。順天堂医院・消化器外科病棟看護師出身。
看護師、内視鏡技師、介護支援専門員。胃腸科専門ナースの経験から腸内フローラからのエイジングケアをアドバイスしています。オリジナルサプリnurse-cureを開発、販売
子どもにサプリメントは必要なの?
「うちの子凄い偏食で、決まったものしか食べないです。同級生に比べて小さいし、すぐに口内炎とかもできるから心配で……サプリメントとか飲ませた方が良いでしょうか?」
好きなものしか食べてくれない我が子をみていると、このままでは絶対栄養失調になる?
そんな恐怖に襲われるものです。
好き嫌いが激しい子や食が細い子は、栄養バランスの管理が難しいものですよね。
サプリメントで栄養補給をしたいと思う気持ちも分かります。
「足りない栄養素をサプリメントで補給する」これはひとつの選択肢です。
しかしサプリメントは偏食の特効薬ではありません。サプリメントを正しく理解して「必要な時に必要な量だけ」上手に摂り入れるようにしましょう。
サプリメントの種類と効果、機能性表示食品とは?
サプリメントなどの健康食品は、以下のように分けられます。
・「保健機能食品」
・それ以外の「健康食品」
さらにこの保険機能食品は、
・「特定保健用食品」
・「栄養機能食品」
・「機能性表示食品」
の3つのカテゴリに分けられます。
サプリメントの中で、増えているのが「機能性表示食品」。
これは消費者庁長官より許可が必要なトクホとは異なり、事業者の責任において機能性を表示した食品です。
「おなかの調子を整える」
「脂肪の吸収を穏やかにします」
など、食品が身体に働きかける機能性を表示できるのが特徴です。
子どもに与えるサプリメントの選び方
子どもにサプリメントを与える前に、まずは毎日の食生活を見直すことから始めましょう。
嫌いな食材を無理に食べさせようとしても好き嫌いはなかなか治りません。
サプリメントを与える前に、少し目先を変えた食材で栄養素を補ってみてはいかがでしょうか?
たとえば、野菜嫌いでビタミンミネラルが不足している子どもにお勧めは、フルーツです。
魚嫌いでDHAEPAが不足している子どもにお勧めは、ツナ缶や鮭などの具沢山おにぎりなどがお勧めです。
子どもの好き嫌いは一生続くものではありません。
いつかは食べてくれるようになると、気長に構えて楽しい食卓を心がけましょう。
そうはいっても、成長期の子どもの栄養不足は心配、不足している栄養素を補いたいという人も。
では、子どもにどんなサプリメントを選ぶべきでしょうか?
チェックポイントをまとめてみました!
・原材料と成分含有量が開示されていること
・添加物が少ないこと
・不足している栄養素にあっていること
・複数のサプリメントを飲む時は薬剤師やNRサプリメントアドバイザーに相談すること
サプリメントは食品です良いお肉や魚を選ぶのと同じように、どんなサプリメントを選ぶかが大切です。「頭が良くなる!」「ぐんぐん背が伸びる!」などのキャッチコピーに惑わされず、安全な成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。