「ツナの豆腐サンド」大人ごはん&幼児食 電子レンジで取り分けレシピ
時間のないときでもラクに作れて、幅広くアレンジできる電子レンジレシピ。調理の手間がグンと省けて、献立のバリエも広がります。
電子レンジは少量の水分で短時間で加熱できるので、栄養素をあまり損なわずに調理できます。
そんな電子レンジの特徴を生かして、大人用から途中で取り分けて、簡単に子ども分が作れるレシピ、今回は「ツナの豆腐サンド」をご紹介します。
※参考:「最新!幼児食 新百科」 第6章 賢く手間なしフリージング&電子レンジレシピ 電子レンジで取り分けレシピ #2
取り分けレシピ注意点
レシピは、1歳代の離乳食が終わった子どもでも食べられるように工夫したものです。
2歳代以降は切り方や加熱時間、量を子どもの様子を見ながら調整しましょう。
子ども分を取り分けるときは、かみづらい食材は小さく切ったり、やわらかく加熱して。
幼児期は大人と同じ調理法では、咀嚼(そしゃく)や味覚の観点から無理があります。大人用より味つけは薄味で辛みなどは除いて、アレンジを。
ツナの豆腐サンド
ツナと豆腐、タンパク質がダブルでとれる栄養満点メニュー
●大人1人分:166kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
【材料】(大人2人+子ども1人分)
木綿豆腐・・・1丁(300g)
ツナ(水煮缶・小)・・・1缶
鶏ひき肉・・・大さじ2(30g)
玉ねぎ・・・1/8個(20g)
みょうが(薄い小口切り)・・・1個分
万能ねぎ(小口切り)・・・少々
みそ小さじ1 片栗粉適宜 ポン酢しょうゆ適量
【大人用メニュー:作り方】
(1)耐熱容器にペーパータオルで包んだ木綿豆腐をのせ、ラップをかけずに600Wの電子レンジで約1分30秒加熱して水きりをし、厚みを半分に切る。
(2)ボウルに缶汁をきったツナを入れる。みじん切りにした玉ねぎとひき肉を加えて混ぜ合わせ、みそを加えてさらに混ぜる。
(3)(1)に片栗粉をまぶし、一方に(2)をのせ、残りの(1)を重ねる。耐熱容器にのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで約1分30秒加熱する。取り出してひっくり返し、再度ふんわりとラップをかけて電子レンジで約1分30秒加熱する。
(4)(3)を食べやすく切り、みょうがと万能ねぎを添えて、ポン酢しょうゆをかける。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ1】ヘルシーツナサンド
豆腐入りで栄養満点
●子ども1人分: 122kcal
●このメニューで取れる栄養素:炭水化物・タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
A[大人用の作り方(1)から、1/8丁分]
B[大人用の作り方(2)から、大さじ1]
●加えるもの
ロールパン・・・1個
【作り方】
(1)Aはフォークでつぶし、耐熱容器に入れ、Bと軽く混ぜる。ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで1分加熱する。
(2)中央をくりぬいたロールパンの中に(1)を詰め、1cm厚さに切る。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ2】ミニ版ツナの豆腐サンド
大人用を小さく切って食べやすく
●子ども1人分: 70kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
A[大人用の作り方(3)から、1/6丁分]
●加えるもの
オレンジのしぼり汁・・・大さじ1/2
しょうゆ少々
【作り方】
(1)オレンジのしぼり汁にしょうゆを加え、子ども用ポン酢しょうゆを作る。
(2)Aを小さく切り分け、子ども用ポン酢しょうゆを添える。
●このレシピは、子ども分を途中で取り分けることを前提に、分量を設定しています。
●電子レンジの加熱時間は、レシピに記載しているワット数での目安です。それ以外のワット数の場合の加熱時間は、メーカーにお問い合わせください。
●電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
●電子レンジを使う際は、広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
●レシピ内で使用している食材(主に加工食品)によっては、微量にアレルギーを引き起こす原材料が入っている場合があります。十分にご注意ください。
●食べられる食材・量には個人差があります。子どもの発達に合わせて、幼児食を進めましょう。
●初めての食材を与えるときは食物アレルギーに注意をして、ほかの食材とは混ぜずに単品でごく少量ずつ与えるのが基本です。
●本記事で記載している内容は、2019年4月現在の情報です。
■監修・調理/赤堀博美先生(赤堀料理学園院長・管理栄養士)
■撮影/中川朋和(ミノワスタジオ)
▼参照:『最新!幼児食 新百科』